このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

谷地平経由吾妻縦走(5)




 シナノキンバイ(信濃金梅)

 細く咲けた葉が特徴的。黄色の花びらに
 見えるのは萼で、雄しべに見えるのが花。

 ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)も葉等似ているが、
 雄しべは目立たない。

やっと、稜線が見えてきた。
ルートが小さな沢になったのか?小沢がルートなのか?



(このコースは登った方が迷わないかも。)



オニシモツケ(鬼下野)

 頂小葉は5裂で大きい。
 小さな側小葉が1〜2対。


小さな湿原を通り、縦走路と合流する。
(向こうに見えるのは、東大嶺&明月荘に至る稜線)




左(西)へ進む。

ルートは東大嶺山頂を避けているが、ルートから
10数m左(南)に入ると山頂がある(←)。
(林に囲まれ、展望は開けない。)

東大嶺を過ぎると
明月荘に至る広い
湿原の稜線が見える。

 
 どこかで見たような気もするが・・・

 シラタマノキも葉・実が似ているが、もう少し丸みが
 あり、真っ白な実だ。

程なく弥兵衛平だ。広い!(長い?)
正面中央が人形石、その右一段低い山が藤十郎だ。



遠目では目立たないが、少し花が咲いていた。

キンコウカ(金光花、金黄花

金色の光の放射・・


ミヤマリンドウもあった。
両者は、西吾妻の稜線じゅうに咲いている。

藤十郎もピークを避け、イロハ沼に至る。
正面に、今日の行程の最終ピーク・人形石が見える。



(イロハ沼は、下で見るより、人形石への途中から沼の配置を俯瞰した方が、美しい。)


今日の行程の最終ピーク・人形石到着。



天元台スキー場のリフト頂点に着いたのは、13:50頃だった。


                      総 括

1.コースタイム

出発地浄土平姥神谷地平東大嶺分岐人形石総計
到着地姥神谷地平東大嶺分岐人形石天元台
my time1:141:342:081:530:257:14
地図 .0:551:102:301:550:256:55

 浄土平〜谷地平:撮影し過ぎ?+ルート・ファインディングのロスタイム
 谷地平〜東大嶺分岐:一番、恐れていた(=時間を見ていた)ルート。
  チョットは体力ついたかも?
 人形石〜天元台リフト頂上:リフト頂上手前の展望台を確認したタイム・
  ロス?

 ルートタイムを計算した時点で、メモ紙を捨ててしまったが、多分、浄土平
 出発は a.m. 5:15、天元台リフト山頂駅到着は 13:50頃だったろう。
 ロープウェイ山麓駅には、14:45に着けたが、山頂駅で”長命の・・”なる水
 を飲んで一息ついたので、山麓駅は15:05着。

2.姥ヶ原の気分爽快さ◎、谷地平も弥兵衛平も○。
 同じ様な広い草原、何処で印象が変るのだろう?
  多分、草原の微妙な傾斜と、遠景の大きさだ。低い笹も距離感を出している?


3.遠い昔・・18歳の夏、友人と二人で、1泊2日での吾妻縦走を計画した。

 *二人とも、全くのど素人、生まれて初めての山登りであった。
 *(正確な時刻は覚えていないが)バスで行ったので、浄土平出発は、10:00
 *過ぎになっていただろう。一切経山(濃霧の中)を経て、五色沼で、
 *昼食を取った。
 
 *その日の予定は、そこから沢を下り、谷地平でキャンプする予定だった。
 *地図には、沢下りの時間は2時間と書いてあった(現在の昭文社の
 *地図では、そのルートは、記載は無し)。ところが、2時間歩いても、
 *着かない。3時間歩いても、着かない・・・・・・。
 *暗くなっては大変、沢の傍の平地でビバークした。

 *翌日もすぐには着かなかった。30分以内なら、予定通り東大嶺に登ろう
 *と思うはず、多分、1時間以上かかったのだろう?これから先も、どんな
 *予想外の事があるか解らない。計画を断念し、姥ヶ原経由で戻った・・。
 
                     今日、
         遠い青春の日々のリベンジを、果たした。



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