このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

谷地平経由吾妻縦走(4)




川を渡り、避難小屋に近づくと、
真っ白なハクサンシャジンが出迎える。
避難小屋を通り過ぎ、小屋の裏の沢のほとりで、2回目の休憩を取った。
小さな沢の平凡な合流点だが、割と気分が良い。
小屋側の平地は、ハクサンシャジンの大群生だ。



 青色のハクサンシャジンも美しかったが、デジカメの調子が悪く(暑すぎ?)撮影せず。


すぐに、さっきの川を、もう一度渡る。
(多分、一部人為的に?並んだ)石の上を、何とか濡れずに渡れた。

すぐに、また、笹・シシウド・ハクサンシャジン・コバギボウシの草原が
現れた。
草原の向こう端あたりはT字路で、右手やや登りが私のルートだ。
(左は駕籠山稲荷神社へのルート。左奥にテント一個あり、その気持理解できます!)



右へ進む。


テガタチドリ(手形千鳥)

 根が手の形で、側弁が千鳥の翼の様でついた名前。
 唇弁が、均等に3裂している。雪渓の近く等に咲く。


谷地平湿原は広い、
が、あまり目ぼしい花は無かった。



湿原の中央付近の池塘そばで、
イモリを数匹捕まえて、体長等を測っている(私よりは)若者がいた。
(多分、木道を離れて湿地を歩き、池塘に近づいています!めっ!

私には、イモリとクロサンショウウオの違いが分からない。彼に問うと、
「一言で言うと、腹の赤いのがイモリ。 他には・・・目の位置が、
イモリは爬虫類なのでワニと同じ、山椒魚は両性類なのでカエルと同じ
あたりにある。」と教えてくれた。ふむ、さすが専門家です。

谷地平が終わると少し(海抜で20m?)下る。下りの途中に咲いていた花。

 クルマユリ(車百合)

  コオニユリに似るが、根元付近の
  葉は、車軸状に輪生する(↓)



 少し下って、少し歩くと、また川だ。

ハクサンシャジン(白山沙参)

平地で秋に咲くツリガネニン
ジンの高山形で、タカネツリ
ガネニンジンの別名もある。
葉も花も輪生する。花の色は
白〜紫と濃淡著しい。


この沢が!(写真は渡ってから撮影)
少年の日(18歳の夏)に、
五色沼から沢を下りてきて、
挫折感と伴に渡った・・・
あの沢だろう。

ハクサンシャジンの隣にあった木。

 ミヤマネズ(深山杜松)

 亜高山〜高山帯の砂礫・岩場に生える。
 高さ1〜2m。


川を渡って20m?程でT字路になる。私のルートは左だ。
右はすぐに絶ち切れる。  しかし、そう!多分この先が、遠い青春の日々に
五色沼から下りて来た道なのだ。



谷地平から稜線までは、林の中、2時間強の単調な登りが続く。




林の中の登りも飽きた頃、
森林限界が近づき、明るく
なる。小さな沢の両岸を、
行ったり来たり・・・

が楽しい私。




(登りで沢を渡る時は、少し登り
 目でルートを探すのが基本だ。)



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