このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
磐梯山 (1) |
H16.05.01(曇後晴)、 今年は、5月前半に燧ヶ岳に登る予定なので、
その練習に磐梯山(ばんだいさん、1,819m)に登った。
燧ヶ岳を想定し、簡易アイゼン/和カン/合羽/防寒着(ダウン中着、オーバーズボン)を、
バッグに詰めた(いずれも使わなかった)。カメラはコンパクト・デジカメだけにした。
猪苗代口、4.0h 5/01、晴-曇 | 残雪を抱く絶壁、 雪上トレッキング。 |
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:磐梯山 、猪苗代 山・高原地図:11 磐梯・吾妻 |
ルート 図 |
(うん十年前、翁島口(押立温泉)から?登った時、天候も悪く、頂上以外あまり展望が
開けなかった。なので、あまり期待はしていなかった・・・・。 ところが〜!!)
磐梯山の登山ルートのうちでは、翁島口が最もキツく(リゾートスキー場からだと 余程楽?)、その次が、磐梯山表登山口(猪苗代国際スキー口)からだろう。 今回は、沼ノ平を見たいので、表登山口から、登る事にした。 a.m. 6:00 登行開始。 地図を見ると、ルートは、猪苗代国際スキー場の直西の町営スキー場の リフト付近にある様に思えた(実は勘違い)。車は、下の町営第二駐車場に 停めて、歩き始めた。 町営スキー場のリフト沿いに登りながらルートを探したが、分からなかった。 実は、スキー場内は、どう登っても良かったのだ。 猪苗代国際スキー場(ミネロでない方)の頂点まで登り、稜線に出れば、 そこに、ルートがあるのだった。 |
スキー場を登りながら、何度か振り返り、写真撮影したが、 登り切った稜線の、 ”天の庭”(一合目!?)も 十分に展望が良い。 風が強く、寒い(体感温度6度?)が、 第一回の休憩をとった。 |
尾根筋を進む。しばらくは、岩がちのルートだ。 向こう(北北東)に見えるのは、赤埴山(あかはにやま)だ。 北東方向を見ると、磐梯山頂には、厚い雲がかかっている。 |
赤埴山はトラバースして、磐梯山頂に向かうと、 わ〜ぉ、残雪に緑! これからの風景を、期待させる。 |
鏡が池を振り返って見る。 池の大半は、まだ、雪に覆われていた。 (向こうは赤埴山。こちら側(磐梯山側)から登る方がルートが はっきりしている。山頂は360°の展望が開けるらしい。) |
沼ノ平の湿原に着いた。 山頂を覆う雲(写真右上)が、数10mの 高さに迫っている。 |
山頂は雲に覆われ、ルートには足跡も少なく、不安もあるが、 雪上トレッキングは気分が良い。 |
やがて、磐梯山と櫛ヶ峰(写真左上)の間の鞍部への 登りになる。右手には、大きな池(沼?、名前は不詳)が 見える。磐梯国際スキー場(渋谷口)からのルートは、 この池の向こうを回ってきて、ここで合流する。 |
鞍部への最後の登りは、まだ雪渓だ。 アイゼンは、用意はしていたが装着しないで、キックステップで登った。 |
雪渓を登りきると、火口コース(川上温泉口)との合流点の鞍部・天狗岩だ。 足元を見ると、あれ、全体直径10数cm程の海草のヒジキが干乾びた様な形の これ(→)は何だ〜? コケ類だろうか・・? アサギリソウ(朝霧草) 中部以北の亜高山〜高山の岩場・砂礫地 に自生する。キク科ヨモギ属。 花季8〜10月、淡黄色の集合花を付ける。 (→越冬した葉でひ弱だが、朝霧草で良いだろう・・) 命名由来については、植物学者は「朝霧に見えるか ら。」と考えている様だが・・私は、(コマクサと同じく) 「朝霧を、”命の水”にしているから。」と思えてしまう。 |
天狗岩は、流れる霧の中だった。霧の切れ間に、 これから登るルート(←写真右の岩部)を確認した。 鞍部の向こう側には、 谷底に沼が見える(→)。 霧がちだが、何とか写った。 |
岩場の急登を終え、次の急登の直前に黄金清水なる清水がある。 コップがあったが、掌で一杯だけ、御馳走になった。 |
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