このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


和尚山安達太良(乳首) (3)



和尚山と安達太良本山を結ぶ尾根筋は、花盛りだった。

ツバメオモト(燕万年青)

 葉は倒卵状楕円形、高さ15〜30cm。
 低山帯〜亜高山帯の林床に生える多年草。
 花は白で、横〜下向きが多い。

 まだ、中心の花は小さく、周囲の
  装飾花だけが
目立つが、 
   オオカメノキの花も美しい。


他にも、峰桜は、ほぼ満開過ぎ?、紫八汐は、満開の木・蕾の木と様々だった。

少し行くと、多分、あの和尚山北 尾根筋西山腹で私と対面交差し、その少し後、
(悪天候になりつつあるので、戻って来て)私の進行方向で、私を抜いて行った若く、
スリムな男性が、合羽を着込んでいた。「風雨が強くなって来たましたが、
大丈夫でしょうか?私は、奥岳に車を停めて来たので、何とか戻らないと!」
等と言う。

私は、「(YAHOO等の天気予報では、)12:00〜14:00は1mmの雨で、その他の
時間は曇だから大丈夫だろう。」等と うそぶき、(合羽は着ずに)先に進んだ。

安達太良山頂に近づくと、だんだん砂礫地になってくる。

ミネズオウ(峰蘇芳)

 高山帯の風当りの強い砂礫地・岩場に生え、
 高さ数cmの常緑矮性低木。よく分枝し広がる。

山頂近くで、また、あのWAKA者が、私を抜き去って行った。
二回も抜くな!BAKA者っ!(都合、彼とは、4回会った事になる。)

山頂近くでは、霧は更に濃くなり、視界は50m程か?
時々に強まる風は、油断している者を1〜2歩運びそうな強さだった。




2回目のミニ昼食休憩の後、一応、事前の予定コース・牛ノ背へ、進んだ。

しかし、吹きっ晒しの牛ヶ首は、進めば進む程、風が強くなる。
体勢を低くしすれば、何とか踏ん張れる程度のこの強風!
帽子の鍔等は、完全に顔に押し付けられ、張り付いてくる。

前の視界の半分が見えね〜っす。

多分、舟明神山への分岐点の少し手前あたりまで来たろうか?
(視界は30m程、遠景は全く見えない)私は、迷い始めた。

馬の背手前の細い尾根筋や、舟明神山への尾根筋で、
 この!軽い!我身が、飛ばされたらどうしよう?!

何より、この濃霧と強風の中、全く経験の無いルートを通る事は!
予想外のルート不明や危険が、待ち受けているかも知れない!

最も安全そうな安達太良スキー場へ下りようか?
しかし、この強風では、リフトは運転していまい。そのルートでも、下山に時間が
かかる筈だ。バスも、本数は少なく、自分の車までは、タクシーに数千円以上を
支払い、それでも尚、帰宅する頃は、夜も、どっぷりと更けているだろう。
(あまり帰宅時間が遅れると、家族が、要らぬ心配をするかも知れない。)

待てよ、今日は北西の風だ。
あの急な和尚山 北尾根筋西山腹では、風は谷側から吹き、谷に吹き落とされ
ると言うより、谷から持ち上げてくれる風だ。和尚山 北尾根東山腹の道では、
わずかな木々が風を和らげ、また、それに つかまる事もできる。

私の錆びついたコンピューターが、激しく空回りした。
 (殆ど、オーバー・ヒート状態。)

結局、もと来た道を戻る事にした。
牛ノ背経由で くろがね小屋に下りる 数人とすれ違った。中には、年配の
女性や、若い女性もいた。

安達太良山頂からの砂礫地の下り道で、植物の無い広い所を下りると、
途中で、その道っぽい所は終わってしまった。

ありゃ〜、ここは、たまたま木が無かっただけで、ルートでは無かった!
(視界が普通であれば、道の先も見えて、間違わなかったんだろうが・・・。)

少し上に戻り、ルートを探した。下りは、左手方向を、道の太さにだまされず、
マーク等を良〜く確認し、下るのが、正解の様だった。霧雨は、少し濡れる
くらいの小雨(風は強風)になった。やっと、私も、合羽を着込んだ。
何分ロスったろう? 10分くらいか?

天気は徐々に回復し、和尚山の中腹付近では、また晴に近い薄曇になった。

17:00少し前に、駐車場に着いた。




帰り道、
母成峠
の、戊辰戦争古戦場碑のある駐車場に立ち寄った。
(グリーンライン直北に、良い道路の引込み線(ループ状)がある。
このループ状の道が、母成峠か?)


”母成峠古戦場”碑。



(撮影時刻 17:20頃、完璧過ぎる!逆光でした。)
(撮影条件の設定や画像修正を、思いっきりしました。バックが飛んでしまいました。)


駐車場から東を見る。




西は、緩やかな台地だ。 開拓され、牧場になっている。





                        総 括

1.コース・タイム

 和尚山〜乳頭は下って登ってだ。帰りは、疲れていて、しかも強風下だった。

出発地駐車場銚子滝和尚山牛ノ背
の往復
乳頭和尚山 総計.
到着地銚子滝和尚山乳頭和尚山駐車場
my Time0:56 -
15分ロス
2:38 -
7分ロス
1:150:201:17 -
10分ロス
2:058:31 -
32ロス
地図 .0:472:301:300:201:102:058:22

2.今回の山行の目的は、あくまで、長時間歩行のトレーニング。
 天気予報も、曇時に雨。前半に、風景と花々が見れただけ、儲けもの?



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