このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

蔵王(4)



地蔵山をトラバースする道は、しっかりした木道が設置され、花も多い。
私にとって興味のあるものを少しだけ撮影した。


タカネコウホネ(高嶺香芒) c.f. 芒=ススキ=薄

 亜高山帯の草地に生える多年草。
 確信無し。図鑑を見ると、これが一番似ているかなと・・・。

 カライトソウ? タカネトウウチソウ? 雑種?
    ぱ〜す!


オンタデかと思うけど。



 クロウスゴ(黒臼子) の実

 クロウスゴの葉は全縁(滑らか)、マルバウスゴの
 葉は(マルバなのに!)浅い鋸歯がある。

鞍部の所で、朝来た道と合流する。
(正面は熊野岳)




御釜に帰るだけなら、熊野岳をトラバースし非難小屋に行く道もあるが、
山頂付近に有ると言うコマクサ群生地を、もう一度 探したいので、
(朝下りて来た)大石ゴロゴロのルートを山頂まで登った。



山頂では、トンボの大群が飛び交っていた。
息をするとトンボを吸い込んでしまいそうなくらいの密度だった。

しかも、空には、低い雲が迫り、遠くに雷鳴が聞こえる。
ゆっくり休んでいる場合ではない。
(朝来た斜めの登りではなく)避難小屋への稜線を進んだ。

暫くは、尾根筋にも、コマクサ群生地はなかった。

シラネニンジン(白根人参)

葉は複葉の複葉(2回奇数羽状)で、
小葉は丸っこいが細裂する。


 ハイマツ(這松)

 日本の高山帯の指標になる常緑低木。
 高さ1m程。
 (←)これは30cm程、隣のジムカデと大差ない。


さらに暫く行くと、あった〜! コマクサ群生地。

やっぱり大半は終わっていた。遊歩道から10数m離れた所に、
花を見つけたが、コンパクトデジカメの3倍ズームでは、
形の分かる大きさには 写らない(→)。

避難小屋付近の北斜面にも、コマクサが群生していた。やはり大半は終わり。
こちらは、遊歩道の仕切りや、進入禁止の看板も無いので、(コマクサの株を
踏まないよう)
足元に注意しながら下り、僅かに残っていた花を撮影した。






遠くで雷鳴が聞こえ、小雨もパラつく。
急ぎ、駐車場に戻る。

やっぱり、せっかくだから、刈田岳に寄り道して帰ろう。

 ここが、山頂の様だ。


その隣に鉄筋の刈田嶺神社。
う〜む、”霊験新らしか”かも。


                    総 括

1.コースタイム

出発地駐車場熊野岳三宝荒神山熊野岳総計 刈田岳
往復
到着地熊野岳三宝荒神山熊野岳駐車城
my time0:500:520:520:453:19 0:08
地図 .0:50?0:52?0:55?0:503:27

 三宝荒神山は、地図にタイム記載ないので、登り7分、下り5分とした。

2.車を降りて少し歩くだけで、素晴らしい絶景(特に、コマクサ平から見える谷)
 半分以上見れてしまうので、評価は少し減点。

3.コマクサ鑑賞は7月上〜中旬が良さそうだ。



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