このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


飯豊本山 (1)


H17.08.06(晴ー曇)、
ついに、憧れの(そして懐かしの)名峰・飯豊山いいでさん、2,105m)に挑戦した。

川入口、7.9h
 8/06、晴
勇壮・雄大にして
優美な峰々/稜線
/谷。残雪、花々。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:飯豊山 、大日岳、川入
山・高原地図:
10 飯豊山
ルート



実は、飯豊山は、初めてではない。
遠い昔 19歳の夏に、同級生のS君と、飯豊縦走(石転び沢→川入)を計画し、
予定通り縦走した。一泊は、梅花皮小屋脇で野営したのは覚えているが、
他は覚えていない。温身平と 切合あたりで、それぞれ野営しただろうか?

風景も、石転び沢雪渓と 大日岳への稜線と 雪渓までのアプローチの長さ しか
覚えていない。バス利用だったので、(その頃は、バスがあまり奥まで来ていなくて)
登りは長者原から歩き、下山時も、川入から 2時間ぐらい歩いて(一の木?)から、
バスに乗ったと思う。アプローチの長い(懐の深い)山だな〜!という印象だった。

下山した時は、「もう、こんな苦しい事はするもんか!」と思ったのだが、
翌年夏には、「また、山に行きたいな〜!」と思えた。吾妻連峰中央部に行った。
でも、その年から、”カニ族になって周遊券で国内旅行”が、夏のメインイベントに
なった。その後、ほとんど山登りはしなくなってなってしまった。


中年も半ばを過ぎた今、山歩き〜山登りに嵌り、
「自宅から日帰りで行ける所は、行き尽くしたいな〜。」と思う時、
やっぱり、飯豊は、(長いが・・)はずせない。

HPを見ていると、
全行程10〜13時間、明るい時間帯だけで往復している方もいる様だ。
私よりは、遥かに早いペースで、途中の休憩は無しの様だった。
私には、その体力は無い!

それならば・・・・ よし! 未明に!歩行開始しよう!
三国岳までは、去年歩いた。峰秀水までは、真っ暗でも 迷うルートではない。
三国岳の手前・剣ヶ峰で、(足場確認し易い様に)明るくなっていれば良い。
a.m. 2:00に歩行開始すれば、剣ヶ峰は4:30過ぎ、余程明るくなっているだろう。

山渓「日本三百名山」には、総行程15.5時間とある。
a.m. 2:00出発で 17:30。後は、休憩をどのくらい取るか だが・・・。
最後までダウンしない事が大事だ。 たとえ、帰りも真っ暗になろうとも、
前半は抑え目のペースで、休憩も、ある程度以上 取ろう・・・。


自宅を、a.m.0:07に出発。川入キャンプ場でトイレ(・・出ず)、仕度を整え、

 a.m.1:50歩行開始。



大滝遊歩道との分岐だ。右の登山道に入る。



この石碑の道標は、去年は無かった様な・・・・。


中十五里も近づいた頃、私に追いついてくる若者がいた。
キャンプ場で、誰か〈多分、私)が出発したのを見て、続いた様だ。
私は、道を譲ったが、
彼は、この山は初めてで、私を先導にしたかった様だった。
私は、「三国岳までは迷わないから。」と励ました。

私は、予定通り、中十五里で休憩した。
彼は、残念そうに、(休憩する私を置き)先へ進んで行った。


横峰手前あたりで、少しずつ明るくなり始めた。

峰秀水でも休憩を取った。うま〜い!
峰秀水の水は、程良く冷たくて、とても美味しい。
ついつい、500ml近く飲んでしまう・・・。

さぁさぁ、のんびりもしていられない、出発、出発。

地蔵山との分岐。
この案内板も、去年は無かった様な・・・。





大分明るくなったが、三国岳は朝焼け色だ。



剣ヶ峰を越え、三国岳到着。

 西には、
  去年と同じ様に、
   谷間に残雪の残る大日岳。


北西には、
稜線の向こうに、

去年は
 霧で見えなかった
飯豊本山(の直前峰)
見えた。
稜線を下り始めると、もう、花々の共演が始まる。

 センジュガンビ(千手岩ビ)
  花びらが千手観音の手に似て、花が中国の花
  ガンビに似ているのでついた名前。

  中部地方以北の深山の林縁に生える。

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

高山の湿った所の咲く。
高さ50cm程、花径2cm程、
光沢のある黄色い5弁花、
深く切れ込んだ葉。

 岩場なら、この花。
 コメツツジ。



ハンゴンソウ。


ハクサンシャジン
ピンボケだったので、小さくUP

まだまだ 花々の共演は、密度高く続く。



”飯豊本山(2)”に進む?



トレッキング・トップに戻る?

データサイト・トップに戻る?



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください