このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


日中飯森山 (4)




朝ですよ〜!
空は、晴れも期待できそうな程度の曇りだった。

昨日は豪雨で、トイレを我慢したが、今日は
行きたい。トイレは当然無い。今日のコース側
(思案沢は水場として汚さない!)の藪の中で・・・。

(→)テントを持参した
人もいた。10基弱?

北には、栂峰の稜線が見える。



近そうに見えるが、思案沢を経由して登り2時間、下りなら1時間
(山岳会の人のタイム?)らしい。コース整備はされていない。

(主催者の方々が、事前にこのキャンプ場やルート上部の仮払いをした時は、
山形県から栂峰に登り、思案沢を下って、ここに来たらしい。)



今日の、残りの沢登りも、結構、ドボンドボンと滝壷に落ちる人が
多いらしい。デジカメはビニール袋に入れ しまった
従って、写真は無し。

a.m.7:00頃出発。
沢の巾は2〜3m程と狭いが、両側岩で、小さな滝が多数ある。
その滝壷も、胸くらいの深さはある。


最初の比較的大きなへつり(と言って大股で3〜4歩)で!
最初に足懸かりに乗せるべき足を間違えて?(地下足袋の限界?)
滝壷(水面は足場の30cm下、滝壷の深さは胸の高さ)に落ちてしまった。

後で、
「二番風呂(3人前の人も落ちた、その後はあまり落ちなかった様だ)、おめでとう。」
等と、遊ばれてしまった。


似た様な小さい滝の連続が終わり、左T字路風に沢が分岐する。
そこ(左)がマヨネーズ沢(ルートじゃないので、そこを水場としている)らしい。
(マヨネーズ沢を進んでも山頂につける様だが)お勧めのルートは真っ直ぐめの
方の沢を進む。
皆さん、水の補給していたが、私は休まず進んだ。

さすがに、キツイ落差の所はほとんど無くなった。
(ここで、カメラを出しても良かった?)


少し登ると、トップ引きの人が、小さい滝の上で待っていて、
「ここは、登れなくも無いけど、巻け。」という。

また少し登ると、沢が、また左T字路風に分かれる。
真っ直ぐ目は細い。トップ引きの方が待っていた左の沢に入った。
トップ引きの方は、私が左の沢に入ったのを確認すると、
また、グイグイと登って行ってしまった。

私は、1人になってしまった。
後続の人も、藪に隠され見えない(多分20〜30m後にいて、話をしていれば
十分聞こえる距離だが、黙々と登ってしまう斜度と藪だ)
。 チョット不安になるが、
石の上に若干歩いた跡がある様だし・・・、大丈夫だろう・・・。
少し登ると、石の上に矢印が書いてあった。ほっと一安心。

もう、沢の水はチョロチョロで、普通の(マイナーな)登山ルートレベルだ。
やがて、尾根筋が見えてきた。

尾根筋で左に曲がる様に刈り払いしてある。
(大勢の人が通っているルートと言うよりは、この日のために刈り払いした感じだ。)

尾根筋は短いが、既に疲れている私の足には、きつめの登りだった。
少し登って、その先が山頂と思え、思わず「見えた〜!」と叫んでしまった。
尾根筋直前のグループから「着きましたか〜?」の声が聞こえた。
(意外に近くに居たんだ・・・。)

a.m. 8:30過ぎ、山頂到着。
若干の休憩の後、周囲を撮影。

 液晶モニターがかなり暗いが、周りが明るいせいと思っ
 ていた。帰宅して、PCに読み込んでビックリ!
 デジカメは、水没していたか?
 デジカメの達人でワンタッチ補正しても、こんなだ(↓)。

 あれ!上半身裸の怪しいヤツ
が、私のアングルに・・・
しかも、今時風に半ケツだ。(全裸では無い)!

それにしても、おかしいな〜?
デジカメは、ビニールで包んでおいたのだが・・・
昨夜の雨で濡れ、今日天候が晴れで、気温が
上がり、半端に蒸発したのだろうか・・?
もうチョット撮影。


三角点のあるピーク、
その左は、鉢伏山。
その右、飯豊山が見えるアングル
だが、モヤに隠されている。



磐梯山も見えなかった。

休憩の間(1時間強?)、(不安を感じて)デジカメを干していた。

全員で記念写真を撮り、a.m. 10:00 頃 山頂出発。


デジカメは、復活した様だ。
三角点のあるピークが、良く写っている(↓)。



左に三角のピークが見えるが、あそこも登るのだろうか?


 登るのだった。
 登山道が続いている。

 そのピークが鉢伏山(はちぶせやま、
 1,576m)である。

 鉢伏山との鞍部が、種蒔だ。
 小さい湿原2つ無視して、3つ目、
 まさか!この時期、水芭蕉が・・・
 (例年はもう少し早いだろう。

 この後、前後左右径ともこの3倍の
 湿原があった(鉢伏から来れば最初
 の湿原)
が、滑落を避けるのに
 必死で、撮影せず。

鉢伏山への登りはなかなかに急だったが、鉢伏山頂到着。
先着の人達は、追われる様に休憩を終わり、出発した。
(私は、マヨネーズ沢〜飯森山頂までは、トップ引きの後だったのだが、
飯森山頂からは、最後に出発し、落ちこぼれ拾いの前を歩いていた。)

鉢伏山頂で、スパイク地下足袋を登山靴に履き替え、
水分・塩分を補充し、下山した。

鉢伏山は、下山時に見ても三角形だった。
会津盆地から見ても、三角形らしい。
飯森山は、稜線が見えている程度らしい。


一番高く見えるのは、大倉神社のあるピークか?
その左一段低いのは地蔵か?



痩せ尾根もある。足に力が無く バランスを保つ自信がなく、慎重に歩く。
(この写真の先が、左絶壁の、一部崩れている岩場の痩せです。)
コメツツジ他、岩場に有り勝ちな花も咲いていたが、パス!


恐らく、この辺の山並の最高点を歩いているのだろうが・・・
長〜い 長〜い、いつまで経ってもブナ林・・・
下り始めても、まだまだ長い・・・。


 15:30頃、尾根コース登山口着。山頂か
 ら、(休憩時間を差し引いて)4.5時間弱かか
 っている。

 トップ引きの若者(と?元気な高校生)は、
 ノン・ストップで駆け降り、12:30(飯森山頂
 から2.5時間)
に下山したらしい・・・。

尾根コース登山口(現121号線から右・日中温泉
方向に曲がる)
正面には、日中ひざわ湖(=
日中ダム湖)
がある。駐車スペースも10数台
ありそうだ。

                      総 括

1.コースタイム

場所コース
登山口
オサム平思案沢
キャンプ場
思案沢
キャンプ場
飯森山
山頂
尾根コース
登山口
予定
通過時刻
7月30日7月31日
7:3012:0015:007:008:3015:00
実通過時刻7:3012:0015:307:008:35
〜9:55
15:30

 実通過時刻はメモしていないので、多分この頃だったろうと思う時刻です。

 初日の登り時間は総計7.5時間だが、初回は歩行開始30分後、その後も
 1時間毎に休憩し、全員の到着を待って出発した。実時間は5時間強か?
 翌日も1.5時間強登っているので、実登り時間計は、7時間弱程だろう。

 下りは、休憩コミ 5.5時間強だったので、実下り時間は、4.5時間か?
 既に、足に力が無く、ペースが上がらなかった。
 トップ引きの若者達は、2.5時間で駆け降りたらしい。

 昭文社の山と高原地図”磐梯・吾妻”には、尾根コースの登り5時間10分
 下り4時間20分とあった。沢コースは、「1泊2日経験者向き沢装備必要」
 とあり、時間の記載は無い。


2.今まで経験した事のない 長く激しく、変化に富んだ沢登りで、(プロの世界
 を垣間見た様で) とても楽しかった。

 つがざくら山岳会の方等の案内・サポートがあったから登れたのであり、
 素人の単独行は危険〜不可能である。あらためて、主催者&スタッフの
 方々に 御礼と感謝申し上げます! m(_”_)m


 尾根コースは、元は日中部落(村?)の氏神様である飯森山神社(飯森
 山頂)への参拝路であったらしい。昭和45年頃(年度の記憶は怪しいです)
 の高校総体の時、登山道として整備されたらしい。

 深いブナ林とも言えるし、痩せ尾根部からは展望も広がるが・・・(平凡な
 深山だし)、アップダウンが多く、風景の変化もあまり無く、長過ぎる!
 
 大峠トンネル入り口から種蒔に出る尾根ルート(オプションとして、思案沢
 分岐からの上の沢を楽しめる)が有ると、手頃で良いかも。

3. この企画に参加した沢コースのお勧め度は、★★☆、
  尾根コースのお勧め度は、☆゜といった所か?



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