このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


屹兎屋山(2)




急登では、周りの木が、杉→ツガ→アセビと変っていく。
急登は8分程だったろうか?(時計を見ていない。)
尾根状の緩やかな登りになり、露岩部が現れる。





 ツガ(栂)
  とても背が高い。30m有ろうか?
  福島県以西の山地に生える常緑高木。
  樹皮は、灰赤褐色で厚く、縦に深く裂ける(↓)



 若い木の樹形は円錐形(←)。
 葉は長さ1〜2cm、(整列せず)
 波打った様に、小枝に付く(↓)
 葉裏に白色の気孔帯が2本ある
 が、白さは目だたない。







尾根状のルートが、北東方向から北西方向に曲がると、
うわ〜っ、一面の残雪だ!



この山初体験の私!退却したい気分だ。
でも、樹間から見える青空は、とても気持が良い。

足元を見ると、先客が居た様で、一人分の足跡があった。
その足跡を頼りに、進んでみる事にした。

この辺は、まだ樹間の広さでルートが分かるのだが、

少し下ってから登るあたりは、樹間に余り差がなく、
一面の残雪では、ルートは分かりにくい。
”石城山岳会?”の方が、木にプレートを貼って下さっているが、
間隔が長いので、この状況では、安心感がない。

尾根を、真っ直ぐ山頂に向かうだけだから、
(知っていれば)大丈夫は大丈夫なのだが・・・。


そうこうしているうちに、山頂到着。
猫鳴山へは、右に曲がるらしい。



山頂の北はアンテナ等があり、視界が広がらない。

 南方向には、
 二ツ箭山(写真左中央)と、
 いわき市(平)の向こうに、
 太平洋が見える。

 それなりに満足できる眺望だ。

アセビ(馬酔木)
 牛馬の害虫防除に使われる
 有毒植物。

山頂は日当たりが良いのか、
もう、花芽を持っていた。
(山腹のは、まだ花芽なし。)

しばらく眺望を楽しんだ後、
右の道に入り、猫鳴山に向かった。
少し下ると、アンテナ群と小広場があるが、
今までのルートの延長線上に、ルートは続いていた。



ほとんど水平なルートで、
一面の残雪とは言え、樹間の広さで、ルートははっきり分かる。
ハイキング気分で、ルンルンと歩いていたのだが・・・・・



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