このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


屹兎屋山(3)
ー彷徨編ー






ルンルン気分で歩いていた・・・・・・
先客の足跡を見ると、どうも私と雪の削れ方が違う。
その人は、今朝ではなく、昨日、ここを歩いたと思われた。


屹兎屋山山頂から 24分程で、(標識は無いが)分岐(B)があった。
右の道は太く(幅 2.5m?)複数の足跡があった。
左の道は細く(幅 1m?)、今までと同じく一人の足跡だった。



右が、加路川登山口に降りる道で、左が猫鳴山に至る道だろうか?
とりあえず、左の細い道に入ってみた。

分岐から6分程で、ピークの様なそうでない様な所(P2)があった。
いくら猫鳴山が なだらかでも、山頂とは思えないので、通り過ぎた。
(私は、猫鳴山頂で折り返し、加路川登山口分岐から加路川登山口に
降りる予定であった。)

P2を少し過ぎたあたりから、ルートは、かなり分かりづらくなった。
(一面の残雪、道幅が狭く樹間に差がない。)
先客は、確信を持って歩いている様だった。
所々では、吹き溜まりの様な盛り上がった雪の上を歩いている。
道は緩やかに確実に下って行く。

雪が融けて地肌が出ている部分も出て来た。ルートは土盛り
してある様だ。なるほど、盛り上がった雪の上を歩く訳だ・・。

P2から6分程(分岐(B)から12分)進んだ。
道の先は、コンスタントに下っている(↓)。この先にピークが有るとは
思えない。もう、猫鳴山への分岐は通り過ぎたのだろう。
そこで折り返した(T)



とすれば、さっきのピークとは思えない所(P2)が猫鳴山なのだろうか?

 (←)P2を、(通り過ぎてから)振り返って撮影。

 この時、私は全くルートが分かっていなかっ
 た。どうやら、写真正面の暗い森が猫鳴山
 の様だ。ルートは写真左外に続いている。


ここで、地図(HP「福島の山々」さんの地図に、私が加筆)を載せておこう。

    

分岐と思われる所(B)に戻って、右(帰路では左)の太い道に入った。
(私は、そこが、加路川登山口分岐から加路川登山口に降りるルートと思っ
 ていた。) 地図と違い、水平に山腹を巻く道だったが・・・?

10数m進むと、(おそらくP2に至る 獣道レベルの道のある所で)先客の足跡は、
折り返していた。おそらく、”間違えた”と思って折り返したのだろう。
複数の足跡な訳だ〜!

その先にも、まだ、残雪の上の広い道は続いていた。(三森山へ向かった?)
先客と、(加路川登山口に降りたい)私とは、下山路が違う様だ。
もう少し、その左の広い道?を進んでみた。

・・・・・。その道?は、すぐに断ち切れた!
谷間方向は急斜面で、道無き道を強行突破する斜面ではない。
わっから〜ん!屹兎屋山頂まで戻り、往路を下ろう!

(後で検討すると、私は、上図 B点から 赤下向き矢印の如く歩いた様だ。
残雪の上の広い道は、残雪が無ければ笹に覆われているかも知れない。)


 しばらく戻ると、(往路では迂回した)小さなピークが
 あった(P1)。猫鳴山にしては、戻り過ぎだ。

 このピークも、こちら(猫鳴山側=南東)側は、一部
 地肌が出ているが、向こう側(屹兎屋山側=北西)
 は、一面の残雪だった。

屹兎屋山頂への登り道の雪は軟らかくなり、(朝はぜんぜん潜らなかったのだが)
10数〜20cm潜る様になっていた。良い脚力トレーニングになってしまった。

再び屹兎屋山頂で若干の休憩を取り、下山した。


帰宅してから、検討してみた。

相変わらず、説明もよく読まない・地図もよく見ない、丼勘定で歩く私は、
屹兎屋山〜猫鳴山〜(二ツ箭山)のルートが真っ直ぐめで、左横T字路で
三森山への道が有ると思っていた。(「福島の山々」さんの)地図をよく見ると、
むしろ、三森山へが真っ直ぐめで、猫鳴山へが右T字路気味の様だった。
(・・・何より、私が頼った足跡の先客は、三森山へ向かっていたのだろう。)

結局、私は、三森山分岐を通り過ぎ、三森山に向かって、上図T点まで行き
折り返したのだろう。そして、上図B点からの所を加路川登山口への道と
思い、徘徊したのだ。

加路川登山口分岐と三森山分岐の道標は、全く判らなかった。
先客の足跡ばかり、見ていたからだろうか? 一面の残雪だ、ルート沿いを
歩いていたにしても、1〜2mもずれていれば、気づけないかもしれない。


今日は、可能であれば、屹兎屋山、五社山(ごしゃやま)、竹貫鎌倉岳の3つ
を登るつもりであった。399号線を北上し、右の浅見川林道に入り黒森林道
を経由すれば、屹兎屋山と五社山はとても近そうだったからだ。399号線を
北上し、右に入る そこそこの林道を探したが、遥かに通り過ぎてから、右に
進入禁止の そこそこの林道があった。そこで、折り返した。

(後で、道路地図で検討すると、浅見川林道は、左折し、399号線の下を潜
 ってから右に行く様であった。)大分、タイムをロスった。浜まで出てから
五社山に登ったら、竹貫鎌倉岳に登るのは無理だろう。

竹貫鎌倉岳の登りはとても短い。竹貫鎌倉岳登頂のみの目的では遠征した
くない。今日の屹兎屋山との抱き合わせは、竹貫鎌倉岳のみにする事にし、
古殿町に向かった。



                       総 括

1.コースタイム
出発地登山口猫鳴山方面
の彷徨(徘徊)
山頂総計
到着地山頂登山口
my time.1:001:270:333:00
HP「福島
の山々」
1:30

2.私の山への期待値・沢も少しあり、山頂からのいわき市街〜太平洋の
 眺望も良い。屹兎屋山〜猫鳴山の稜線も気分が良い。majorな山に飽きた
 時の、気分転換のカードとして、とても良いと思えた。

3.今年の3月は例年になく雪が多かった。例年はこれ程の残雪は無いだろう
 けど・・・、阿武隈山地って、3月に怖い事が有り得るんだな〜。
 そう言えば、今年 3/30頃、「秋田県・岩手県に跨る烏帽子岳(乳頭山)で,
 43名が遭難し、無事下山〜救助された。」なんてニュースが流れていた。

4.いわき地方は、乾いた土だろうと思って、対比のために会津の雪景色を
 撮影したのに!会津と同じ様な残雪で、対比にならなかった・・・・。




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