このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


小野岳おまけ 中山風穴、他


南会津の山々を登るため国道121号線を走っている時、湯野上温泉付近の
”中山風穴(なかやまふうけつ)”という案内板を見て、気になっていた。どんな所なのだろう?

今日は 6/19(夏至の2日前)、一年の中で最も日が長い頃だ。
寄り道して行こう。

中山風穴標高低くても、
高山の花が見れる
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:湯野上
ルート




中山風穴の車道の入り口は、湯野上温泉街の北縁付近にある(遊歩道入口
は、もう少し温泉街中心寄り)
。国道121号線の西側だが・・、車道入口は、会津
若松から南下した時の方が、(道標を)見つけ易い。


第一指定地入口には駐車スペースがない。第二指定地入口には
数台分のスペースがあった。そこに駐車して、歩いた。

  ”中山風穴地特殊植物群落 第一指定地”。
囲いの中は、(素人目には)変わり映えのしない植物群に見えた。
風穴も、どれだか判らなかった。



そこの説明板には、

「ここは天然記念物「中山風穴地特殊植物群落」の第一指定地で、
標高525mです。柱状節理の崩壊した岩のかけらが堆積していて、
その透き間から夏季には5〜10℃という冷気が吹き出しており、
風穴地の外側と比較して温度が低く、湿度は高くなる傾向にあります。

周辺にはコナラ、レンゲツツジ、アイヅシモツケ等の低木が目立っていま
すが、指定地には土壌がうすく、風穴地の低音の影響を受けている結果、
この周辺地の同じ標高のところでは見られない主が成育しています。

その主なものは、イワダレゴケ、ウサギシダ、オオタカネバラ、
ベニバナイチヤクソウ等です。また結露し易く多湿なため、東北地方の
風穴地では少ないスギバミズゴケ等も見られます。風穴地の植物には
氷河期の遺存種と見なされるものも含まれており、興味深い存在です。

この貴重なな植物を損なう事のないよう大切に干渉しましょう。」
と書いてあった。
囲いの外、上側に・・・

 ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)

 (写真は白っぽく写ったが、実際の色はもっと濃い)
 亜高山帯の樹林内に自生する。
 花茎の高さは 20cm程、花季は6〜7月。
 脚気や利尿に薬効がある。

 富士山では五合目付近に群生しているらしい。
 ここは、標高525mだ〜!
 

第一指定地入口から登って、第二指定地の分岐手前に咲いていた花。

バイカウツギ (梅花空木)
 花は4弁でふっくらと咲き、梅に似る。
 高さ2m程で、林縁や沢沿いに生える。
 空木とは、木枝の中心が空洞なこと。
第二指定地に戻る途中に咲いていた花。枯草の様で無視していたが・・・

サイハイラン(采配蘭)

 花が、戦国武将が指揮に使った采配に似ているので
 ついた名前。樹林下の薄暗い所に生える。
 高さ40cm、花季5〜6月。

第二指定地には、目ぼしい花は無かったが、風穴が良く判った。
「柱状節理のかけらが堆積して・・・」成る程、納得。



遊歩道から 谷向いの風穴までは、20〜30mある。


 左下に白い物が見えた。  Maxの光学3倍
 ズーム、画素数もMaxにして撮影してみた。

 ハンンゲショウ(半夏生)。
 白いのは、葉の様だ。水辺・湿地に生える
 ドクダミ科の多年草で、臭気がある。
 高さは60〜100cm。花の頃(6〜8月)葉が白く
 なる。葉に対生して穂状の花をつける。

中山風穴地特殊植物群落 指定地は、第六だか第七だか(詳細は失念)まで
ある様だが、今日は もう一つ寄り道したいので、風穴鑑賞は これで終了!


H18.11.18、中山に登った際にも、
風穴自然公園遊歩道を歩いてみました。
こちらも、
ご覧下さい。






2日前、仕事で磐梯町北西部に行った時、
ラベンダー畑と見まがう様な紫一面の休耕田を見つけた。

撮影しに行かなくちゃ〜!

そこへの通り道、松長団地付近(高速道路の法面にも植えられているが)の道路の
法面に植えられていた花を撮影。

 人工的に植えられているので、
 洋物かな?

 オオキンケイギク だろう。






着きました、紫一面の休耕田(磐梯二小の南西方向)に。

クサフジ(草藤) マメ科ソラマメ属
 日本各地の丘陵・草薮・道端に自生する。。複葉の先端は巻きひげ
 となり、小葉はやや細身で9ペア以上ある。花期は5〜8月。

休耕田一面が紫色(↓)。




 (←)一株は、こんなです。

花のアップ(→)。




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