このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


小野岳(小野観音口) (1)


H17.06.19(晴ー曇)、今日は宿直当番明けだった。近場の短距離しか有るまい。
小野岳おのだけ、1,383m)に出かけた。
今日は、小野観音登山口から登ってみよう。

小野観音口、
2.5h、6/19、曇
新緑の森の中を、
ただ ひたすら登る。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:湯野上 、林中
ルート




以前から、南会津の山を登りに国道121号線を通っている時等に、
小野観音登山口にも関心を持ち観察していたが、解らなかった。

ある日、湯の上温泉から下っている時、見えた!
国道121号線から、大内宿等にむかう県道329号線に入って直ぐ(10m?)
右の急坂を登ると、小野観音(=登山口)があるのだった


小野観音の下には、15台程の駐車場がある。
駐車場正面(東南東)の山は、大戸岳のすぐ南の又見山(935m)だ。
(大戸岳も写真左外付近に見えているが、小屋等が邪魔だ。)



私は、昨夕〜今朝は宿直当番で、出発が遅れた。
登行開始時刻は、11:59だった。
素晴らしい晴天で、真夏を思わせる暑さだった。




登山道は、小野観音の左の林道を進む様だ。


 左の林道を進んで直ぐ(観音堂の御堂の横)
 で林道と分かれ、左の杉林の中に入って
 行く(←)。

一瞬杉林が切れた所に、一本だけ、

アヤメ(菖蒲、文目)。

 6枚の花びらがある。3枚の内花被片は立ち上が
 り、3枚の外花被片は、垂れている。外花被片の
 中心部は白く(最中心は黄色)、網目模様がある。

 外花被片を被う様にある花びら様の物は、3本に
 分かれた雌しべだ。雄しべは、その下に付着して
 いるらしい。

 背丈30〜50cm、葉の巾は1cmと細い。日当たり
 良い山地の草原に多いが、半日陰や湿地にも
 生える。花期は5〜7月。

 c.f.ヒオウギアヤメは、良く似ているが、内花被片は立たず
   水平に広がる。葉の巾3cm程と広く、背丈は70cm程。
   高層湿原に生え、花季は7〜8月。

  カキツバタは中心が白のみ、ノハナショウブは中心が黄色のみ。



また、杉林の中、少しずつ登りはがら、小野岳の南側を西に進む。
(小野岳の南西角まで来たかと思う程長いが、まだ中程の様だ。)

やがて、進行方向が ほんの少し北に向き、広葉樹になる(↓)。




少し行くと、右手に登山口の道標が有る(→)。

真っ直ぐにも道は続いているが、登山道ではなく、
歩く人は少ない様だ。
右に入ると、杉林の中の九十九折れの急登が始まる。


杉林の中、ただ、ひたすら登る。(少し東へ戻り加減だ)


 やっと、杉林が終わり、広葉樹になった。
 海抜は、もう、900m程になったろうか?

 カエデ等も多いが、

この細長い落ち葉は(↓)・・・クヌギだろうか?

クリ(栗、シバグリ)

 葉は長い楕円形で、先端が針状の鋸歯あり。
 薄い皮質で、表面は濃緑色、裏は薄い緑色。

 晩秋に黄色く色づき、褐色になって落葉する。

 見上げて、細い葉を付けた木を探してみる。
 写真中央左の老木の様だ。老木になると、
 樹皮には縦の深い割れ目が出来る(↓)。



クヌギの葉も細長いが、鋸歯はもっと荒い。樹皮は、(縦中心だが)溶岩の様な
不規則で細かな凹凸がある。


広葉樹の中も・・・・、ひたすら登る・・・。

やがて、傾斜が緩やかになり、尾根筋の様な雰囲気になる。


ホタルカズラ(蛍葛)
 日当たり良い林縁や草原に生える。蔓で横に広がり
 花茎は立ち上がって15cm程になり、先端に青紫の
 蛍光色の花を咲かせる。花の中心に白い”大”の字が
 ある(この花は上が二本に分かれているが、一般には分かれて
 いない)

 名前の由来は、”蛍光色だから”説と、”花を横から見る
 と朝顔形で、根元が赤いから”説等がある様だ。
 花季は4〜5月(今は6月だが、山の上だから良いか?)

何度か、「山頂真近いか?」と思ったが、
傾斜が緩やかになって、その先が見えないだけだった。

傾斜は、徐々に緩やかになっているのに!

私の足には、(中盤までの急登で?)乳酸が貯まっていたらしい。
足に元気が無くなり、何度か立ち止まって
(乳酸吐き出しのため?)呼吸を整えざるを得なかった。

あ〜、まだまだ軟弱な my 脚力だ・・・。



”小野岳 (小野観音口) (2)”に進む?


トレッキング・トップに戻る?

データサイト・トップに戻る?





このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください