このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
乗車区間:長崎〜東京間(鹿児島本線・山陽本線・東海道本線経由)
乗車距離:1329.8km(長崎起点)
乗車日時:2005年2月22日
乗車指定列車:寝台特急さくら号
使用された車両:14系寝台客車+ED76形&EF81形&EF66形電気機関車
平成17年3月1日のダイヤ改正を持って約40年の歴史に幕を下ろすことになった寝台特急さくら号。
今回はその最期を見届けてあげようと思い、廃止前に乗ろうと思いつつ旅に出ました。
廃止直前まではなかなか寝台券が購入できずに焦っていましたが、ようやくこの日の切符が入手できました。
このページでは長崎からの帰り道を報告したいと思います.
というわけでイキナリですが、長崎駅におけるさくら号のケツから。
さくら号東京行きの側面方向幕です。これが見られるのものこりあと6日なんですね…
考えるだけでもブルートレインがまた1つ消えていくのは寂しい限りです。
ちなみにコチラが長崎行きの方向字幕です。
東京駅で撮影しました。
左側は今回乗車するさくら号です。そして右側には後々に発車予定のあかつき号
(京都行き)がスタンバイしています。さくら号の機関車は最近メンテナンスを終了して
工場から出てきたせいか、パンタグラフの先端にいたるまでピカピカでした。
一般の開放型B寝台の様子です。14系車両は24系25型と違い、一部の車両の床下に発電用のエンジンを
搭載しています。そのため線路のつなぎ目を通る音のみならず。ディーゼルエンジンの音まで
一緒に聞こえるケースがあるのです。そして今回乗った列車には「動くハウルの城」に登場しそうな
オバちゃんまでいました!!これはまさに,「走るライブハウス」といっても
過言ではないでしょう。
B寝台個室・ソロの車両入り口です。
そしてコチラが通路です。
B寝台個室・ソロの1階個室の様子です。
そしてコチラが2階個室の様子です。
A寝台個室・シングルデラックスの寝室内の様子です。
途中駅における特急列車通過待ちの様子です。
さくら・はやぶさ号のヘッドマークです。機関車の客車側にもヘッドマークがついています。
車掌さんも安全確認をしながら無線で機関士に発車合図を送ります。
運転士は途中で何度か交代しますが、さくら号の車掌さんは終点まで働きづめ!!大変じゃー!!
列車の後から眺める夕日や流れ行くライトはきれいですね。
長崎本線では、4ヶ所において特急かもめ号に道を譲る場面がありました。
勿論道を譲るといっても、運転停車のためさくら号の扉は開きませんが…
鳥栖駅ではさくら号とはやぶさ号がくっつくシーンが見られました。車掌さんや誘導係の人が
無線でコミュニケーションを取り合いながら慎重に連結作業を進めてました。
ちなみに連結作業の手順は以下の通りです:
① はやぶさ号が先に鳥栖駅のホーム後寄に入線し、けん引機関車を切り離して待機。
② 向かい側のホームにさくら号が到着。いったん扉を開ける。
③ いったん扉を閉めて、列車全体を本線へ引き出す。
④ 列車全体が本線に出たところでポイントを切り替え、今度はゆっくりバックしてはやぶさ号に接近する。
⑤ 連結完了!!
うん、見事にウルトラタッチで連結されましたね。
はやぶさ号の5号車にはロビーカーがあり。誰でも利用できます。広いでしょ??
門司に到着しました。ここで今まで列車を引っ張ってきたED76型は切り離されます。
EF81型交直両用電気機関車が近づいてきました。
ちなみに寝台列車はなぜ門司で機関車交換をするかといいますと、関門トンネルを
くぐる直前で架線の電圧が交流20000Vから直流1500Vへ切り替わる
ためです。そしてこの機関車は両方の電気に対応しています。
見事ウルトラタッチで連結されたぞ パート2!
関門トンネルをくぐる寝台列車は、出発した直後に長い下り坂がやってくるせいか、
発車後に加速するとしても40km/hぐらいまでです。
それでも、トンネル入り口周辺の下り坂を使って、
あっという間に100km/hぐらいまでに到達してしまいます。
そしてEF66型電気機関車が引込み線から本線に入ってきました。
見事ウルトラタッチで連結されたぞ パート3!!
こちらからは見えづらいですが、新幹線の線路の向こうには浜名湖が見えます。
ちなみにこの日はシングルデラックスとソロ個室において空調装置のトラブルがあった
関係で、下関で機関車を交換した直後から10分の遅れを持って運転してました。
そのせいか、浜名湖周辺も最高速度110km/hで通過していきました。
うーん,車窓から眺める太平洋はきれいですねぇ.東海道線の根府川駅周辺です.
なお,この日は春一番が吹いたため,さくら号が通過した直後には運転規制がかかりました.
終点の東京駅に到着です。やはり終着駅についてもカメラは途絶えませんでした。
なお、終点の東京には定刻どおりの到着でした。
この㌻のトップに戻る
親元のブログに戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください