このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
走行区間→新大阪〜西鹿児島間(東海道/山陽本線・鹿児島本線経由)
走行距離→941.4km
2004年3月13日、九州新幹線の新八代〜鹿児島中央間の先行開業にあわせて、
残念なことに、新大阪〜西鹿児島間で運転されていた寝台特急なは号は
途中の熊本止まりになってしまいました。
今回は運転区間短縮前のなは号について書こうと思います。
まずは西鹿児島駅の駅名表示板となは号の組み合わせから。
この組み合わせが見られるのも2004年3月11日まで。
西鹿児島からブルートレインが完全に消えてしまうのは本当に悲しい限りです。
なは「レガートシート」座席車両です。
新大阪←→西鹿児島の字幕が見られるのも残り後わずかです。
西鹿児島出発時のけん引機関車。
そいじゃぁ早速車内を見ていきましょう。
まずは二人用個室「デュエット」の通路から。
コチラは1階個室の様子です。
こちらは「デュエット」の2階個室です。
座席車「レガートシート」の車内です。
座席車のデッキ部にはこのようなコーナーもあり、その隣には自販機もありました。
一人用個室「ソロ」の通路の様子です。高級感あるでしょ??
こちらは「ソロ」の部屋の中です。2階個室部分です。
そしてこちらが「ソロ」の1階個室部分です。
一般型開放式B寝台の通路とベッドの様子をいっぺんに撮ってみました。
ブルトレに乗って,楽しむところは寝ることよりも、
むしろ隣のベッドにいる人と会話を楽しむところにあると思います。
まさに「旅は道連れ世は情け」という通りですね。
会話を楽しんだり、食べ物をシェアしあったりするところに、
夜汽車の楽しさと人間の本来の優しさがあると思います。
今回は発車間際に駅弁を購入することに失敗してしまい、
手元にはジュースとおにぎり2つしかなくて困っていたのですが、
迷っているところに後ろのベッドにいた人が、なんと大きなミカンを一つ譲ってくれました。
この場を借りて御礼を申し上げます。
ありがとう!!すごくおいしかったでぇ!!
途中停車駅の出水駅です。この駅表示看板も、今となっては懐かしい思い出の1ページです…
同じく途中停車駅の水俣です。
これも途中停車駅の八代です。歌手の名前は「やしろ」でも,駅名はこう読みます。
熊本にて。ここで15分の長時間停車がありました。
なお、九州内での停車駅は以下の通りです:
西鹿児島・伊集院・串木野・川内・阿久根・出水・水俣・八代・熊本・大牟田・久留米・鳥栖・博多・小倉・門司
門司に到着すると、それまで列車をけん引していたED76型電気機関車は切り離されてしまいました、
ここから代わりにEF81型電気機関車がやってきて、関門トンネルをくぐります。
門司発車後は、40km/hぐらいまで加速して、あとはトンネル入り口の下り坂を使って、
90km/hぐらいまでスピードアップしていました。
関門トンネルを通過して下関に到着すると、EF81型が切り離され、
代わりにEF65型の青い電気機関車がやってきました。
連結作業担当の作業員と車掌さんの見守るなかで機関車がゆっくりバックします。
俺もここでついに疲労の限界にきてしまいました。
5時間ぐらいだったけどゆっくり眠れました。
朝起きてみると、どこを走っていたのか、朝霧がとてもきれいでした。
勿論日の出もキッチリファインダーの中に収納しましたよ。
網干総合車両所が見えてきました。すごく大きな車庫です。
ここを過ぎるともうすぐ姫路です。
姫路では始発の新快速電車を先に出させてからの発車でした。
姫路からは車内販売の人が乗ってきました。
「私の地元で今朝取れましたぁー、地玉子ぉー、地鶏ぃー、煮物ぉーなどが
入っている弁当はいかがでしょうかぁー」
西明石を過ぎたあたりから、進行方向右手側に明石海峡大橋が見えてきました。
この橋の向こうは淡路島で、さらにその向こう徳島県なんですね。
終点の新大阪に到着です。
ちなみにコチラが,単独運転時のフル編成の様子です.
前から3両目:2人用B寝台個室(デュエット)
前から4両目:普通座席車指定席(レガートシート)
前から5両目:1人用B寝台個室(ソロ)
これらの車両がつながってるのが特徴です.
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