このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2005年度のヒルソングカンファレンスに参加した際はシドニーシティレールという
公営鉄道を使って移動していました.オーストラリアのメディアはシドニーの公共交通機関の悪サービスについて,
新聞やテレビや週刊誌で常に取り上げています.
ではシドニーの鉄道はどのようなものなのか,写真でチェックしてみましょう.


セントラル駅構内の様子です.客車列車とディーゼル機関車が止まっているのが見えますか?


こちらはシティレールの路線図です.ニューキャッスルのような離れ町も路線図に記載されています.


こちらはタンガラ号という通勤型電車が珍しくヘッドライトをつけた状態で入線してきた
ところを撮影したものです.普段は夜でも上2つの通過表示灯しかつけません.
ちなみにタンガラ号は4両編成を2つつなげて8両編成で走ることがあります.
車内の通り抜けはできても,座席の方向転換はできません.
車体のサイズは日本で言えば在来線と同じくらいですなぁ.
こちらはごく一般的な通勤電車ですが,日本と違って自転車の持込が許可されています.


こちらはタンガラ号の車体側面に記載されているロゴです.
タンガラとはオーストラリア原住民の言語で"GO!!"の意味だそうな.


タンガラ号の運転席を盗み撮りしちゃいました…


夜間運転の場合,通常はこのような感じになります.通過表示灯みたいなカンジですね.
ちなみにこちらはインターシティートレインといって,ニューキャッスルといった
やや遠い町まで走っている,いわゆる近郊型電車です.車両のサイズは日本の新幹線とほぼ同じです.
通勤型電車と同じく最高8両編成で走り,車内にはトイレと冷水機が備え付けられています.

ちなみに座席の方向転換も車内の通り抜けもできます.

インターシティートレインでは,このような「かぶりつき」もできるのです.


通勤電車をMAX8両編成で運転したときの様子です.日本の電車は編成最後部にいつも車掌さんが乗っていますが,
シドニーでは編成の中程に車掌さんが乗っています.


日本の電車は停止線ピッタシに電車を止めますが,シドニーの電車はどうでしょう?

うーん,合格範囲からだいぶ離れてしまいましたねぇ.
写真左端の黄色い部分がホームの先端まで出てしまうこともあるくらいですからなぁ.
停止線からトンネル入口まで1mもないくらいですから,ちゃんとバッチシ決めてくれないとなぁ.
まぁ,こちらは第1ラウンドとして,第2ラウンドはどうでしょうか??見てみましょう…

うん,ちゃんと合格範囲に入ってますね.ひとまずOK牧場でしょう.


では運転保安装置について,見れる限りの範囲で見てみましょう.まずは信号機から.

左側は急行線で右側は緩行線の線路です.MAX160km/hも出さないのに青信号が2つも縦に並んでます.なんででしょうねぇ??

こちらはATSです.大昔に日本で使われていたような「打子式ATS」が使われてます.

ここにも早くATS-Pみたいな次世代ATSを導入してほしいものです.

この赤いポスターは駅構内に張られている罰金の規則についてのものです.
たとえば線路内の立ち入りでは現行犯で400㌦,車内での飲酒や喫煙で200㌦などといったところです.


ちなみにオーストラリアでは自動券売機はあっても改札機のない駅がまだ数多くあります.
切符は自動発行されても入出場処理はないみたいです.
学割に付いても規則が甘く,券売機の押しボタンを押せばカンタンに買えてしまいます.
そのわりに,学生証不携帯や無賃乗車がバレたときの罰金はメチャクチャ高いです.

シドニーシティレールはニューサウスウェールズ州の警察と協力の上で特別警備を行っています.
日本と違って駅係員は警察官同様に手錠や乗務員手帳を携帯し,
犯人を現行犯で罰金の切符を切ったり逮捕したりできる権利を有しています.
日本の特別警戒より断然厳しいことを御理解下さい.

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