このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

 

その4・ツボにはまると速いのだが

 

 

● 2月・ツボにはまるとここまで速い

 お次は 2月下旬。神戸で会議をするはずだったのに急遽東京に行くことになりました。 旅費は出るから堂々とシャトル往復を使えるんですが、一方で予算管理者の目で考えると予算の総枠があるわけで、一1回あたりの旅費が高くなると行ける回数が減るだけなので、ここはしみっちく特割1を使うことに。もっとも、帰りの予約変更が出来ないのがネックですが、少なくとも往路は変更することはないわけで、前日購入の特割1も十分ビジネスユースに耐えます。

 今回は伊丹12時の24便。えらく遅い出発ですが、会議が午後遅いスタートゆえ仕方ありません。職場で少し仕事をしてから三宮のリムジン乗り場に向かいました。

 交通センタービルの下の路上停留所がリムジン乗り場。本格的な「バスターミナル」がないのが三宮の悩みです。乗り場に不思議な看板があるのですが、「XX時XX分ベイシェラトンXX人」とあります。どうも六甲アイランド経由関空行きの六アイでの乗客数告知のようで、掲出された数字だけ残して出発するのでしょうが、これで時刻表に「六甲アイランド発は予約」とある理由がわかりましたね、数字を把握する必要があるのでしょう。

 リムジンは10時50分発。20人程度の乗りですが平日のこの時間ということを考えるとまずまずでしょう。生田川から阪高に入りますが、このリムジン、ETC車載機がついているのに「使用禁止」の張り紙がしてあり回数券使用です。 1月で回数券の販売が終了し、 7月までしか使えないというのに、最後の最後まで回数券を使う見上げたコスト意識といえばそれまでですが、豊中の併合授受で時間を食う姿を見ると時間との戦いであるリムジンの意義が分かってないともいえます。

 リムジンは11時25分頃に空港着。もう10分遅くてもいいんですが、そうなると万が一を考えると怖いだけに悩ましいところです。チェックイン機でチェックインすると、帰りの 975便もチェックインされており、羽田での余裕が増えました。そしてセキュリティエリアは沖縄への団体客と重なり混雑してました。

 

 さて昼飯の時間がなく、駅弁でお馴染みの淡路屋調製の「空弁」あなご飯を抱えて搭乗ですが、なかなか動かず、そのうち12時18分の離陸指示というアナウンス。早めに入って事前に打ち合わせのつもりだったのに時間がないかな、と思いましたが、離陸してからは順調。特に景色が素晴らしく見通しが利き、富士山はもちろんアルプスの山々も遠望できました。

 その「空弁」、駅弁の人気にあやかったネーミングですが、駅弁ほどしっかりはしてない簡便なスタイルで、量も小さめですが、 700円程度と手頃で、軽食としては優れており、成長が楽しみです。

 離陸がかなり遅れた24便ですが、大島から館山、木更津から二タミ前の滑走路へと全く無駄のないコースで、着陸して降機したのは定刻の13時 5分よりやや早い感じは驚きです。もっとも、かつてジェット機が始めて就航した頃は東阪間はプロペラで70分、ジェットは30分といわれており、空路の輻輳や空港のキャパでかなり余裕があるダイヤにはなっているようです。ただそれでもよく遅れるんですが……。

 シャトルは二タミ正面の60〜64番に付けるお約束。到着ロビーに出ると京急の時刻表には13分にエア快があるので京急駅に急ぎます。小走りで間に合い、都交5300系のエア快が品川に着いたのは27分。実に三宮から 2時間37分です。この時間帯の新幹線はと見ると、新神戸10時38分発の「のぞみ 8号」で品川13時22分。新幹線ホームの位置を考えると見做し同着と言ってよく、三宮から新神戸への移動(もしくは三ノ宮から新大阪)を考えると30分速い計算です。

 もちろん条件が総て揃っての話であることは確かですが、ツボにはまった時の航空機は速いです。

 

 さて、仕事のほうはあまり首尾よくとは行かなかったのが心残り。しかも時間が押してしまい、同僚と軽く飲むつもりで押さえた 975便が、仕事を終えて直行してもギリギリとなってしまいました。

 二タミで見渡してもクイックメニューの店が見当たらず、結局ゲートそばのスタンドでビールとサンドイッチという夕食になってしまい、物足りなくて機内でビールを追加。するとおつまみがややグレードアップしており、前はナッツとおかきだったのが、チーズ貝柱入りでした(笑)。

 往路同様空気が澄んでいて夜景がきれいなフライトを堪能して関空に向かいましたが、紀ノ川ルートで短絡したのはいいんですが、早過ぎたのか淡路島上空を迂回して定刻到着。帰路は関空てこ入れ策の一環として増発された22時35分発の尼崎行きリムジンをチョイス。神戸三宮行きより 500円安い1300円は梅田行きと同額ですが、湾岸線中島ランプから臨海部をすすんで阪神尼崎まで54分の所定は都心部の混雑も回避できます。

 

 時間は余裕があるようで10分以上の早着でしたが、そこからがいけません。阪神尼崎経由JR尼崎行きということは、阪神沿線へのアクセスとなるわけですが、23時16分に高速神戸行き急行が出たあとで、次は29分の急行西宮行き。この西宮行きに乗っても西宮での接続はなく、尼崎33分発の三宮行き特急まで待たされます。リムジンの所定ならこの特急なので表だって文句は言えないのですが、これも西宮での緩急接続がない、というか30分に尼崎を出て尼崎センタープール前で通過退避した普通を延々と待たされることになるわけで、深夜になかなか前に進めないのは参ります。

 実は三宮行きリムジンに乗れば、青木や深江は10分早く着くわけで、せっかくのリムジン増発も端末の足がなければ意味がありません。往路の接続が鮮やかだっただけに、復路の遅々とした接続は深夜だけに余計に堪えました。

 

 

 

 

 

先に進む

元に戻る

 

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください