このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

                                            家を建てる・・・チームワークの成せる技

                     家の改修工事をお願いしてから1年あまりの月日が経ちました。

               工事中、私が覚えているだけでも10社の業者さんが次々やってきて働いていました。

               屋根を葺く、外壁を張る、壁紙を貼る、水周りの設備をする、電気配線や設備、塗装をする、

               左官作業、システムバスやキッチンの取り付け、コーキング、断熱材の配備・・・・

               どなたもきびきびと整然と仕事をこなします。 すごいなあ〜と感心しきりの毎日でした。

 

                工事完了後も、ホームセンターで、あるいは食事処で、業者さんに会うことがありました。

               気さくに声をかけてくれます。嬉しいものでした。

 

               掃除好き?が功を奏し、美装(工事終了時の清掃)係として出かけた時の事です。

               水周り設備のSさん、Tさん、電気設備のMさん、Cさんたちと再会しました。

               休憩時間の四方山話・・・「忙しいのは有難いけど、さっぱり儲けないな〜」

               あれっ、どこかにもいるよねそういう人・・・なんだか気持ちが和みます。

               違う仕事をしている人達の集まりですが、仲間のような感じです。

 

               改修工事のための解体作業の「猫の手」としてでかけました。

               「手抜き工事って分かるの?」 見えない所をきちんとやっているか、

               解体してみると一目瞭然なのだそうです。 

 

               いろいろな事が見えてきた気がしました。

               いいものを作りたい、いい仕事をしたい人の集まりなのです。

               男の美学、大袈裟かもしれませんが、そういう気概を感じるのです。

               「中途半端な仕事をすると切られちゃうから・・・」

               ぼそっと言いながら、手抜きのないきっちり作業をするのです。

 

               設備さんが工事しやすいようにと、壁に印をつける。

               配線の邪魔にならないような場所に荷物を置く・・・

               自分だけ早く終わればいいのじゃない、次の作業をする人の便宜を図る・・・

               そういう思いやりも随所に見られました。 全体がスムーズに流れるように、

               他とのバランスをも考えながら事が運ばれています。

 

               奇麗事ばかりではない、譲れない事や揉め事もきっとあるのでしょう。

               それでも、一軒の家を建てるという目標を分かって折り合うのでしょう。

               仕事に対する姿勢だけではない、人としての生き方・生きざまに対する

               捉え方、価値観・・・ 合いまみえる点があるのでしょう。

 

               このチームの末席においてもらえるように恥じない仕事をしなくちゃ・・・

               ワックスを塗る手に思いを込めるのでした。 

                   

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