このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
伊達家縁の瑞巌寺にある「鉄道殉職者弔魂碑」の両脇に第1・2動輪の二対が展示されている。C5761号は仙台縁のカマでもあった。
「松島の瑞厳寺にある鉄道殉職者弔魂碑、昭和8年に建設された高い塔ですが、その両脇には動輪が2対のありなかなか豪華でした。この動輪はC5761号の第1、第2動輪で、昭和47(1972)年に設置されたものでした。」(ベンジャミン福士様 談)
C5761
昭和13年(1938)8月、川崎車両製。当初は西日本に配属され、岡山地区などで働く。その後仙台に移動し東北本線が職場となる。この間の昭和27年(1952)の10月と29年の8月の2回に渡ってお召し列車の牽引の栄誉に浴した。昭和33年に東北の地を離れ紀伊田辺区に転じ、紀州路を走る。晩年は和歌山〜紀伊田辺と行き来したのち昭和47年5月に廃車となった。
エピソード
同機とともに昭和29年のお召し列車牽引時に一ノ関からその任を引き継いだC57170(当時盛岡区)の動輪が大阪府の共栄興業に展示されている。また61号に列車を引き継いだお召し列車(黒磯→仙台C57126牽引)の福島→仙台の補機を務めたC5746は福島に保存されている。
同機の装備の特徴としては近畿地区に転属時に鷹取工場式集煙装置を装備した。(非装備との記録もある) また残念ながら同機前後の兄弟機はともに解体されて現存しない。
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