このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
前照灯・煙室扉・ロッドなどでモニュメント風に構成された93号の動輪展示。金属の立派な説明板も設置してある。生野小学校に静態保存されていた93号の解体を惜しむ人たちによって保存された第3動輪。この他第1動輪が梅小路蒸気機関車館に、第2動輪が京都府福知山市の「福知山鉄道館ポッポランド」にそれぞれ保存されている。
C5793
昭和14年(1940)3月24日、日立製(製造番号1068)。新製後は名古屋を中心に働き戦後に関東の尾久へ移動。その後昭和36年に福知山へ移り福知山・山陰本線はどを職場とする。44年には豊岡へ移動し最後の働き場所となった播但線で活躍した。廃車は昭和48年3月1日。
廃車後は所縁の沿線生野町の小学校に屋根付きで大切に保存されていたが、経年の老朽化もあって1998年に惜しくも解体されてしまった。しかしながらその解体を惜しむ声も多く、動輪3軸それぞれと各部分が引き取られ保存されている。
エピソード
晩年を過ごした播但線には奇しくも兄弟機の94・95号などが集まり連番で揃って活躍していた。93号はその中でも鷹取式集煙装置・A型重油併燃装置・煙室前面角形改造などを受けておりC57本来の姿とは異なっていた。
またやはり仲間であった128号も同じ豊岡区で48年3月1日に廃車となったが、こちらは兵庫県内の香住町に静態保存されている。
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