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この世界への復帰第1号として作ったものですが、これが失敗のオンパレード。元凶の発信源になっています。
まず、木枠にベニヤ板を張っただけのパネルにレールを貼り付けてありますが、木枠の高さは僅か25mmしかなく、パネル裏面に十分な配線スペースを取ることができなくなってしまいました。
またベニヤ板が薄すぎて、電車がジェット機の発着時のような爆音を立てて走ります。カーブ半径は内側からR354・R383・R412・R441としてあり、複線間隔を29mmにしてしまってます。何故でしょうね。今となっては取り返しがつきません。各メーカーから出ている複線用架線柱の間隔で合うものがないので自作しなければなりません。どうしましょうか。
このカーブ部分には0.5mm厚のボール紙を敷いてカントを付けましたが、これもちょっと厚さが足りないような気がします。
パネルのコーナー部分では、まず一番内側に、T社から出ている製品として最大半径のカーブレール(R354)を貼り付け、その外側に3線分の道床となる扇形のベニヤ板を貼り付け、この道床上にK社のフレキシブルレールを3本、貼り付ける方法を採用しました。
この作業を行うため、まず、写真の治具を製作しました。 これはDIY店などで売っている600mm(長)×30mm(幅)×3mm(厚)の発泡ビニル樹脂プレートを素材に使ったもので、一端部には画鋲を刺す小穴を明けてあります。
この小穴がケガキや切り抜きを行うときの[中心(言い換えればコンパスの針位置)]になります。
またこの小穴を基準にして、扇形の内径位置及び外径位置となる部分にアートナイフを突き刺すための[スリット]を入れたり、各レールの基準位置(内径、外径、中心位置など)となる部分にシャープペンを突き立てるための[ペン穴]を明けたりしてあります。
そして[中心]とする小穴へ画鋲を刺し、この治具の一端部を十分な大きさのベニヤ板に止め付けます。この状態で、他端側の所定[ペン穴]へシャープペンを差し込み、このシャープペンが倒れないようにしながら画鋲周りに治具を旋回させれば、必要な半径のカーブのケガキができます。
このようにして必要な本数分だけ、シャープペンの突き立て位置を変えながらケガキを繰り返します。
全部のケガキが出来た後、シャープペンを外し、代わりに[スリット]へアートナイフを突き立ててから、このアートナイフに軽く力を加えながら画鋲周りに治具を旋回させれば、ベニヤ板を扇形に切り抜くことができます。
ケガキと切り抜きの順番さえ間違わなければ、誰にでも簡単に、しかも正確に道床を製作することができます。
種を明かせば簡単でしょ。【複々線用のスケールです】 | ||
ケガキと切り出しが済んだ道床をパネルに貼り付けた後は、ケガキに沿ってフレキシブルレールを貼り付けるだけでよいのですが、これは簡単そうに思えて、綺麗な仕上がりを得るには意外と、位置決めに神経を使います。
そこで、写真のスケールを製作しました。
これは子供の筆箱に入っていて全く使われることのなかった(げっ?)16cmの直線定規です。
これ、最初から目盛りが入っているし(あたりまえじゃん! 定規ですから〜)、目盛り部分は縁に近づくほど薄くなっているし、レール間に差し込むための条件は全て揃ったベリーグッジョの素材ですよね。
こちらも、種を明かせば簡単でしょ。
但し、複線間隔の29mmは失敗ですから、くれぐれもこの寸法だけは真似されないように。
【工具です】 | ||
出来上がったエンドレスパネルを連結したり分解したりするに際し全レールのジョイントを一斉に着脱できるように、専用の工具を作ってみました。
この工具は、ターンバクルの両側のボルト軸をリングフック形に曲げて、ここに蝶ボルトを回転自在な状態に通しただけのものです。蝶ボルトの抜け止めとネジ山の潰れ防止のために、この蝶ボルトには座金を通したうえで座付きナットを螺合させてあります。またナットを1個加えて座付きナットとでダブルナット効果(座付きナットの緩み止め作用)を出させてあります。
下段真ん中の写真では文字が読みにくいですが《つめ付ナットM6》と記されています。これのつめを平らに戻して座付きナットに利用しました。またこれと同じ物をエンドレスパネルの連結部分に埋め込んであります。
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