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ブラジル散策-02・サンパウロ・2007年−冬 (サンパウロ市)






サンパウロ・2007年−冬 (サンパウロ市)(サンパウロ市)

サンパウロ・2007年−冬 (サンパウロ市)-02



全米日系人大会でサンパウロを訪問した。好調ブラジルの経済の中心都市、活気に溢れていました。犯罪は依然として多いようです。今回はセントロから多少離れたイビラプエラ地区に宿泊しました。

第14回・全米日系人大会・第48回海外日系人大会/合同大会(サンパウロ市・2007年7月)



01・概論・セントロ
サンパウロはブラジル最大の都市であり、南米全体の経済の中心都市、更には南半球最大の都市でもあります。これだけの大都会ですが、ブラジルの中では首都ではありませんし、かつで首都であった事もありません。政治的な観点から見ますとサンパウロ州の州都という存在で地方都市で、現在の首都はブラジリア、そしてかつの首都であったリオデジャネイロという存在もあります。都市の性格から日本で言いますと大阪のような存在であると思います。

サンパウロは市街地が大きく広がり都市圏では2千万人に達しています。これは東京、メキシコ市に次ぐ世界第三位なのだそうで、見渡す限り市街が広がっています。ただ地下鉄などの鉄道の整備が十分では無く慢性的な交通渋滞の問題、そしてそれに伴うスモッグの問題はかなり深刻です。綺麗に晴れ上がって青空が広がる日でも地平線の方を見ますと不気味な紫色になっています、更に遠くを見ますと蜃気楼のように霞んで見えます。現在世界で注目されているバイオ燃料ですが、ブラジルでは先駆的にかなり以前からエタノールを燃料に使用しており、街にはこの匂いが充満しています。高層建築が建ち並んでいますが、多くは住居で、安全を考えて一軒家よりも高層アパートに住む傾向が強いように見えます。巨大都市であるサンパウロが解決しなればならない課題は多岐に渡り治安、交通問題、大気汚染などの環境問題、貧富の格差、空港の問題などが挙げられます。

セントロ地区には昔からの商店などが建ち並んでいますが、危ないという事で高所得層からは敬遠されており、庶民の街になっています。



(写真:晴れ上がった日でもスモッグで色が不気味な紫色)

遠くを見ますと霞んで見えます。大気の状態は非常に悪いようです。この空を見ますとサンパウロで空気を吸いたくないという気になります。



(写真:遠方は霞んで見える)

この早朝の空は晴れ上がっていたのですが、更に遠方を見ますとビルがかなり霞んでいます。まるで蜃気楼のようで、気持ちが悪くなります。



(写真:更に遠方は良く見えません)

市街地には道路が整備されており、自動車を利用して通勤されている方も多く居ますが人口の増加に対応出来ていないように感じました。



(写真:道路-01)



(写真:道路-02)

市街地を走る道路も3車線以上のものが多い。運転が乱暴であり、自動二輪、歩行者などが入り乱れているので、運転していても相当神経を使いストレスが溜まるものと思います。通勤に一時間以上自動車に乗るのは当たり前という話ですが、ロスは大きいと思います。



(写真:道路-03)

今回の旅行ではセントロには用事があり、一度行きました。現地に住む日系の知人に連れて行ってもらいましたが、「危ないから気を付けて」とのこと、ひったくりなどの横行は以前と同様のようです。



(写真:セントロ-01)



(写真:セントロ-02)

降り立った場所はルス駅の近くセントロでも少し北の方になります。街は活気があり、人がたくさ居ましたが雰囲気はパウリスタやイビラプエラなどとは異なっており、歩いている人も人相が悪い人も多々居ました。ただ庶民の街であり、知り合いが多いのかお互いに声を掛け合い談笑する様子も多く見られ、ほとんどの人は気の良いブラジル庶民でなのでしょう。



(写真:セントロ-03)



(写真:セントロ-04)



(写真:セントロ-05)



(写真:セントロ-06)



(写真:セントロ-07)



(写真:道端の露店)



02・パウリスタ通り
サンパウロの経済の中心はビジネス街のパウリスタ通りです。両側に大きなビルが建ち並んでいます。



(写真:パウリスタ通り)

地下には地下鉄が走っています。以前はパウリスタ線と呼ばれていました。



(写真:地下鉄が走っている)

よく見ますと地下鉄に入る入口がたくさんあります。



(写真:地下鉄の入口)

歩道は広く歩き易いです。



(写真:広い歩道)



(写真:歩行者が多い)

ただ歩いていますと歩道を横切る自動車が多く注意が必要です。ビルの駐車場に入る自動車でビルによっては頻繁に通ります。



(写真:ビルの駐車場に入る自動車)



(写真:パウリスタ通りの様子-01)



(写真:パウリスタ通りの様子-02)



(写真:パウリスタ通りの様子-03)



(写真:パウリスタ通りの様子-04)



(写真:パウリスタ通りの様子-05)



(写真:パウリスタ通りの様子-06)



(写真:パウリスタ通りの様子-07)



(写真:パウリスタ通りにある古い建物)



03・イビラプエラ地区
今回ホテルはイビラプエラ地区にありました。ホテルとショッピングが隣合わせにあり、便利ではありますが、リベリダージ、セントロに行くには交通渋滞があり、不便でした。地下鉄の予定もあるようですが、交通の問題を早急に解決する必要があると実感しました。今までこの地区を通過する事はありましたが、腰を落ち着けて滞在するのは始めてです。

イビラプエラ地区は大通りに沿って発達した地区でホテル、ショッピングなどがありますが、一歩中に入りますと高級住宅地になっています。高層アパートが建ち並びその数は増えています。治安、交通の問題があるのである程度の階層以上の人は市内の高層アパートに住むのがサンパウロ流のようです。



(写真:ホテルとショッピングセンター)

大通りの両側には高層建築が並びます。



(写真:イビラプエラ通り-01)



(写真:イビラプエラ通り-02)



(写真:高層建築-01)



(写真:高層建築-02)

少し中に入り様子を見ましたが交通渋滞が激しい通りもあります。しばらく眺めていましたが、なかなか前に進みません。



(写真:交通渋滞)

それよりももう少し中に行きますと静かな綺麗な街が広がっていました。セントロでは目付きの悪い人が多かったですが、ここは大分様子が異なり、皆さんのんびりとしていました。市内の中では比較的治安が良いのでしょう。



(写真:少し中の様子-01)



(写真:少し中の様子-02)



(写真:少し中の様子-03)



(写真:少し中の様子-04)

中には不思議な建物もあります。



(写真:不思議な建物-01)



(写真:不思議な建物-02)

お腹が減りこの地区の食堂に入りました。



(写真:食堂)

ブラジルの典型的なご飯はご飯とフレンチフライ、そして肉ですね。このご飯の上に豆を上に掛けていただきます。



(写真:ブラジルご飯)



04・スーパーマーケット
ブラジルには色々なスーパーマーケットがありますが「パン・デ・アスーカル」は看板に24時間とあり、何時でも開いている便利さを全面に出しています。



(写真:イビラプエラのスーパーマーケット)

入口には花が並べられてました。綺麗でしかも商品、良いアイデアですね。



(写真:入口)

スーパーの中は大体世界どこでも同じような感じですね。



(写真:内部-01)



(写真:内部-02)



(写真:内部-03)



(写真:内部-04)

チーズ売場は大きく色々な種類があります。



(写真:内部-05)

そしてサラミなどが大量にあります。



(写真:内部-06)



(写真:内部-07)

海のあるブラジルですので、鮮魚売場があります。新鮮そうで鍋にしたら美味しそうですね。



(写真:鮮魚売場)

ブラジル人は鮭が好きなようで売場も別に大きく取っていました。



(写真:鮭)



05・ショッピング・センター
イビラプエラには大きなショッピングセンターがあります。見た感じそれほど新しくはなさそうです。



(写真:ショッピング・センター外観-01)



(写真:ショッピング・センター外観-02)

中に入りますと比較的以前に建てられたようで、通路の広さは際立っています。最近のものは中央に吹き抜けのような場所がありますが、ここにはありません。何となく古さも感じますが、見て廻るには非常に快適です。



(写真:ショッピング・センター内部-01)



(写真:ショッピング・センター内部-02)



(写真:ショッピング・センター内部-03)



(写真:ショッピング・センター内部-04)



(写真:ショッピング・センター内部-05)



(写真:ショッピング・センター内部-06)

通路の中央に雑誌の売場があります。これだけの大きな場所を占めても全く邪魔になりません。



(写真:雑誌の売場)

大手の旅行会社がありました。各種のツアーが用意されていますが、値段の表示は全て分割払いとなっており、「9X390」のような形です。総額は表示されておらず馴染めません。



(写真:旅行会社)

東京という店がありました。並べ方から見ますと中国人の経営でしょう。日本の地名や名刺を使って商売する中国人、韓国人が多く居ますが、何となく不当表示のような気がします。



(写真:東京)

電化製品のお店を眺めてみますと液晶、プラズマのテレビが前面に並んでいました。



(写真:液晶・プラズマテレビ)

多くの人が並んでいたのがタムのカウンターです。前日に着陸失敗で200人が犠牲になっており、何となく沈痛な雰囲気です。



(写真:タムのカウンター)

二人のユニフォームを着た販売促進員がいました。



(写真:販売促進員)

子供の遊び場があります。



(写真:子供の遊場)

ファーストフードのコーナーもあります。まだ朝の早い時間で閑散としていました。



(写真:ファーストフードのコーナー-01)



(写真:ファーストフードのコーナー-02)

普通のファーストフードの横には多くのレストランが数軒あります。



(写真:レストラン)



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