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TOP > 西鉄バス方向幕&幕車特集! > 福岡ブルーC(金武・四箇田)編 |
福岡市西部をカバーするブルー幕。 金武営業所や四箇田営業所は、室見川沿いに延びる住宅地をカバーしています。
四箇田団地は、URのマンション団地。 開発当時は田圃の中にそびえたつ複数の高層団地として注目を集め、 宅地化が進んだ現在でも、周囲に高層建築物が無いことからシンボリックな存在です。 この四箇田団地の一角に、四箇田営業所が設けられていましたが、2005年に廃所。現在では折り返し場となっています。
四箇田団地からバスで10分ほどの丘陵を切り開いた住宅地「イトーピア室見が丘」の分譲に合わせ、 一角に1998年に金武営業所が開設。2005年以降は四箇田営業所の車も吸収し、西鉄の中堅営業所となっています。 |
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●更新日 :2014年2月16日 (壱岐営業所コーナーと分離)
●掲載地区:福岡市早良区・西区 ●担 当 :金武・旧四箇田 ●地域特性:都心部、住宅街、丘陵地 ●主要名所:金武宿、室見川、福岡歯科大
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2番 金 武 線 | ||
博多駅・天神地区から、四箇田団地・金武方面への経路を辿る幹線系統です。 (同じ2番でも、野方発着便も結構な本数で存在します)
地下鉄空港線開業時は、藤崎駅での乗り換えを見越していたようですが、 現在でも藤崎〜博多駅間で地下鉄と並行した都心直通便が多く走っています。
地下鉄七隈線開業後は、沿線の次郎丸駅で七隈線乗換も目立っているようですが、ラッシュ時を中心に中心にすし詰めになることもしばしばです。
途中の経路で3ルートに分岐し、メインの「次郎丸経由」のほか、「田隈経由」「羽根戸経由(2011年廃止)」に分かれます。またメインの次郎丸経由に、以前は乙石・西山行などの支線がありましたが、現在では廃止され、四箇田団地止めか金武営業所行に統一されています。 なお、南金武〜金武間の金武宿区間の狭隘路は激アツです。 | ||
(羽 根 戸 経 由) | ||
*羽根戸経由 2011年3月廃止 2番の経由違いの中では一番の小所帯でした。 次郎丸経由より西側の山際の集落を経由します。日中は2時間に1本程度、ラッシュ時は毎時1本程度の運行です。 一部に狭隘路が存在します。
廃止後は、1番の金武〜姪浜系統が一部区間の代替を担っています。 | ||
(田 隈 経 由) | ||
*田隈経由 主幹の次郎丸系統より東側を辿る、田隈系統。 本数こそ次郎丸系統ほどではないものの、結構な乗客数です。
一番下の早良営業所行は、田隈付近から左折して、早良街道へと出ていました(廃止)。 | ||
(次 郎 丸 経 由) | ||
*次郎丸経由。
(左)次郎丸経由の一般的な幕。 四箇田からの藤崎止めは、意外に小所帯です。
(右)1990年代後半に開設された、タワー方面系統。藤崎より北に進路を取ります。 ももち地区の開発の進展に伴い、1番のタワー系統と同じく路線延長が行われました。 | ||
イトーピア室見が丘・金武営業所が出来る前後の、支線が一杯の2番。
西山は南金武のさらに奥、金武営業所から丘一つ越えたところにありました。一日数本のみの運行でしたが、まさか現在は営業所ができるほど開発が進むとは!
乙石は羽根戸から前原へ向かう峠の途中。これも一日2本程度の運行でした。
西高下は、現在の「講倫館高校前」のことです。 道路拡張前の片側一車線の道の東側に、数台が収容できる折り返し場がありました。現在はショッピングセンターの一部となっているようですが・・。 | ||
(左)国立医療センター延伸前の幕です。 2番が百道地区まで延長された当初は、シーホークホテル終点のループ系統でした。
ドーム渋滞の際には、シーホーク構内のバスブースに辿り着く接続道路が車の洪水と化し、200メートルほどを一周するのに1時間を要するほど、ダイヤが壊滅していました。 2002年に国立医療センター延長となり、待機場も設けられたことから状況は改善したようです。
(右)深夜バスの2番も走っていました。 この幕は昭和通り経由の古めの物。 深夜バス2番が廃止される頃には、明治通り経由で運行されていました。 | ||
(左)次郎丸経由に田隈経由。藤崎行きが集まっています。 早良高校行は朝の通学輸送用に走っていました。
(右)金武営業所へ延伸された際に追加されたコマです。 | ||
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博多駅前に到着した、田隈経由の4552号車 | 開発途上のイトーピアを走る4068号車。 | 金武宿付近の狭隘路。民家の軒先を進みます。 |
金武営業所を出発したばかりの9061号車。 | 四箇田団地を走る3164号車。 | イトーピアの坂を下る4878号車。 |
博多駅に到着した2433号車。2-1快速は、博多駅交通センター内が終点となります。 | 2−1快速には、後にできた田隈経由に対応するため、経由地の「次郎丸」を消した車もいました。 | 旧羽根戸経由。飯盛バス停を走る4819号車。 |
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( そ の 他 ) | ||
*2番の少数派。 (左)速達系統 上は朝ラッシュ時上りのみ運行の2−1番。 バス専用レーンが死守されている202号線を経由し、警固町より北上、一番渋滞の少ない昭和通りへと移行し天神へと向かいます。夕方下り便も存在しましたが、廃止されてしまいました。
下は夕方下りのみ存在する、特別快速系統。 3特別快速の新設後、しばらくして登場しました。側面は全停車停留所を表記する念の入れようです。
(右)上2枚は、金武営業所と四箇田団地を結ぶ区間便。四箇田営業所も車庫として残ったため、多い時期は日中でも数便が運行されていました。 下は早良高校通学用の路線。 田隈経由で、四箇田団地から先、早良街道まで走り、一路南下します。朝のみの運行です。 | ||
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デビュー間もない特快運用に就く4068号車。 | 幕時代は平日夕方ラッシュ時下りのみの運行でした。2617号車 | 後にできた金武行き特快の横幕です。四箇田団地行きとは標記が微妙に異なっています。 |
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19番 四箇田(城南)博多駅線 | ||
金武・四箇田〜博多駅を城南線経由で結ぶ中堅系統。城南線系統の証、10番シリーズの一つです。 近年、博多駅〜中央埠頭(博多港国際ターミナル)まで路線延長されたのに伴い、幕に若干のバリエーションが出来ました。中央埠頭便では、博多駅を境に幕が変わります。
(左)ノーマル。中央埠頭関連では、釜山航路の乗客用にハングル文字が記載されます。「博多駅」デカイです(笑)
(右)快速系統。かつて存在しました。中央埠頭発着の快速便も存在しましたが(博多駅〜原間のみ快速運行)、中央埠頭始発時から「快速」表記が小さくされていました。 博多駅以南は、下の幕にて運行します。 | ||
(左)快速便は、以前は特別快速を名乗っていました。切り幕です。ECDC様より解説を頂きました。
(右)ノーマルな内容ですが、四箇田フォントの丸文字19番です。 | ||
(左)2004年に、中央ふ頭行のすべてのバスにハングル表記が掲載されるようになりました。 その際に切り継ぎされたコマです。 回送にもハングル表記が付いていることに注目。 | ||
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博多駅交差点の1423号車。中央ふ頭始発便です。 | 元青バス2317号車。末期は19番でよく見ました。 | 19番の後ろ幕です。 |
中央ふ頭→博多駅間で表示されるハングルタイプ。 | 19番快速の後ろ幕です、4690号車。 | 2317のリアビュー。贅沢な19番でした。 |
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201番 三 軒 屋 線 | ||
2番の国体道路経由版、201番。 次郎丸経由と田隈経由が存在します。 特段珍しいモノはありません。
(左)ノーマル。 かつては同じ区間を「急行101」が福岡空港まで直通で走っていました。
(右)タワー発着系統。 他の200番代系統と同じく、タワー発着便が一部に存在します。 かつては終日走っていましたが、いまでは朝夕ラッシュ時のみの運行となってしまいました。 | ||
(左)四箇田フォントの201番です。 朝ラッシュ時のみ博多駅行き急行が運行されます。
(右)一見すると、上の福岡タワー発着の横幕と同じにも見えますが・・。 タワー発の201番について、時期により「天神(四箇田団地)」と表記するものと、「天神(次郎丸・四箇田団地)」と表記する物があります。 | ||
(左)四箇田「団地」だけ小さいのはご愛敬。 西高下行きは、左に間延びした感じがあります・・。
(右)金武営業所延伸後に追加された201番です。 金武営業所開設後、しばらくは2番だけが延伸されていたのですが、まもなくして201番や501番も延伸されることになりました。 | ||
後幕です。 他の系統よりも、都心行きの行き先番号の四角囲みが小さめなのが特徴的です。
(左)四箇田団地は2行表記のものがありました。 西高下止めの201番も懐かしいです。
(右)田隈止めの幕。 天神止めの経由地表記には「今泉」がチョイスされています。 | ||
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博多駅を出発する1611号車。 | 福岡タワー南口を出発する2625、四箇田行き。 | デビュー~廃車まで四箇田で過ごした2230号車。 |
イトーピアを走る2034号車。 | 元は101急行用だった青バス、2034号車。 | 天神の国体道路を走る、2034号車。 |
ソフトリサーチパークを走る1300号車。 | 下でご紹介している、かつての夏の臨時便「201番サンシャインプール行」です。 | 朝ラッシュ時のみ運行される201急行です。手前に写っているのは国体道路バス専用レーン監視員です。 |
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58−1番 泰星高校線 | ||
朝ラッシュ時のみ運行される、通学応援路線。 博多営業所の他、城南線経由博多駅行きを運行する複数の営業所が担当します。 泰星高校到着後は、そのまま交差点を左折し動物園へ→そのまま無番の薬院駅経由博多駅行きと連続運行されます。 その際、行き先番号の部分には、0系と思われる新幹線のマークが!鼻が黄色すぎなようにも見えますが、なかなか遊び心に溢れたユニークな幕です。
この路線を含め、朝の薬院駅の西行きバス停は、通学の学生であふれます。 (右)左の物と全く同じ表記ですが、独特の丸文字、通称「四箇田フォント」です。新幹線も少し小さめです。 | ||
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朝の博多駅前を行く4819号車。 | 四箇田フォントの横幕です。 | おたふく駐車場に到着した2641号車。 |
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501番 金武(都市高速)天神線 | ||
都市高速の百道〜福重延伸により登場した500番代の、四箇田団地方面行き501番。 地下鉄七隈線と露骨なまでに対抗するこの路線。沿線の橋本二丁目バス停は、地下鉄橋本駅のど真ん前! 運行開始後しばらくして、より対抗区間の長い田隈経由が登場する等、なかなかのデットヒートを繰り返していました。 ・・しかし都市高以外の区間、特に外環状線の慢性的な渋滞による遅れが徐々に酷くなり、現在は当初の本数よりも少なくなってしまいました。 (運行開始直後は、外環状線の他区間に未完成の部分があったことや、沿線の開発も今ほど進んでおらず、交通量が今ほど多くありませんでした。)
(左)次郎丸経由の天神ループ。運行開始当時はこの系統のみでした。 (中)次郎丸・四箇田団地経由で金武営業所まで延伸された後のものです。 (右)その後登場した田隈経由の501番。都市高速に乗るまでが遠回りだったこともあり、地下鉄七隈線開業の影響をモロに受けて、この田隈経由は2011年4月に廃止されました。
他の500番台と同じく、前と後は「青色幕」ですが、側面のみノーマルな幕です(泣) | ||
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路線開設当初は、元青バスも501番系統で運用されていました。都市高速通行止めにより昭和通迂回中の一コマ。2317号車。 | 田隈経由の運用に就く1303号車。 | イトーピア室見が丘行の9100号車。天神交差点。 |
四箇田営業所の西側駐車場で待機する501番。元青バスの2033号車に奥は2644号車。 | 天神三越をバックに走る1300号車。 | 元青バス等、2連動車には、幕を途中で変える必要のない「一枚もの」が搭載されていました。 |
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そ の 他 | ||
夏休み期間のみ臨時運行されていたサンシャインプール臨時の、四箇田団地発着版。行き先番号が付与され、201番の臨時扱いになっていました。
しかしカラーは、なんと東方面のイエロー!ブルーばかりの201番の中で、異彩を放っていました。(他にも61番など、ごくわずかにイエローカラーをまとったサンシャインプール臨時番号が存在したようです)
ノンストップの表記が誇らしげ!いすゞの24代、プール帰りの家族連れを載せて3号線を爆走していた頃が懐かしいです。 | ||
横幕です。
(左)サンシャインプール行きは、あまりの英文字表記の長さのためか2行になってしまっています。 市内路線のくせに(?)、「ノンストップ」との表記したところ。ニクイですね。
(右)夕方1便のみ走る、帰りの便。 夕暮れの玄界灘沿いの海の中道海浜公園で、この幕を付けて走る西鉄バスの姿は、本当に格好良かったです。 マリンワールドを出て天神までのノンストップの40分間。松林を快走したり、美しい日暮れを都市高速から眺めたり。そして天神からは日常に戻って四箇田団地までの夕方ラッシュ便として活躍・・。本当にすばらしい路線でした。 |
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(上)四箇田営業所 (下)金武営業所
貴重な方向幕のトレードに加え、かなり詳細な解説を頂きました ECDC様 に、この場を借りて御礼申し上げます。 |
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