このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
新潟交通佐渡
本社・佐渡市。1986年に新交佐渡貸切バスとして新潟交通から分離、当初は貸切のみだったが、1994年に新潟交通佐渡に改称、島内全域の路線バスおよび定期観光バスを担う。
佐渡島は鉄道敷設法で鉄道建設が計画されながらも、未着工のまま終わっている。その後も国鉄自動車誘致運動も展開されるが、新潟交通の反発にあい、断念している。だが、新潟交通は過去に国鉄との連絡運輸契約があり、佐渡汽船を経由して本州との連絡運輸を行っていた。佐渡金沢(金井)、佐渡河原田(佐和田)、相川、新穂、畑野(畑野十字路)、佐渡新町(真野新町)の6駅に係員を配置して自動車駅として営業していた。
新潟交通のバス路線では佐渡島だけであり、全国的に見ても離島の連絡運輸は船舶を除いて自動車線では、佐渡島の新潟交通と淡路島の淡路交通、小豆島の小豆島自動車しかなかった。現在では乗車券発売箇所も減少し、発券する内容も限られているが、その名残を見ることができる。
佐和田バスステーションSawata Bus staiton さわたバスステーション
■所在地:新潟県佐渡市河原田諏訪町
■発売状況:定期券、回数券、定期観光バス乗車券。
■設備:待合室、トイレ。
■旧称:佐渡河原田駅(さどかわはらだ)
旧佐和田町にあるバスターミナル、「佐和田」は佐渡市制施行前の旧町名である。建物の裏には新潟交通佐渡の本社営業所がある。以前は「佐渡河原田駅」を名乗っていたが、「河原田」は旧佐和田町以前の旧村名で現在は大字名に残る。建物は大きく、隣は伊勢丹のギフトショップ、上階は賃貸テナントを主たるビルとなっている。
「ステーション」室内は乗車券窓口があり、奥には新潟交通佐渡の観光窓口「くれよん佐渡」となっている。現在、鉄道連絡乗車券の発売はないが、この観光窓口が旅行代理店となってJR乗車券類の取次ぎを行っているため、対本州連絡への不便はない。
新潟交通佐渡における最大のターミナルであり、当所から北は七浦、相川、尖閣湾達者、岩谷口方面が、両津港へは本線と南線の2系統があり、南へ小木港、赤泊、柿野浦へそれぞれ分岐しているほか、「学生車」と呼ばれる一般利用可の通学路線や病院への通院対策路線が数路線出ている。
相川Aikawa あいかわ
■所在地:新潟県佐渡市相川三町目
■発売状況:定期観光バス乗車券、定期券、回数券。
■設備:待合室、トイレ。
かつて金山で賑わった旧相川町にある。停留所名称は「佐渡会館」だったこともあるが、現在は「相川」となっている。内部は相川営業所(窓口)の他、観光協会が入居している。会館の名の通り大ホールもあるが、現在は閉鎖されているようだ。
国鉄連絡時代は「相川駅」を名乗って、連絡運輸区間の北端に位置する駅だった。連絡運輸だけでなく自社線内完結の乗車券も発売されていた。路線はここを終点とするものがほとんどだが、金山ゆき、外海府方面への拠点となっている。
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