宇和島自動車

　本社・愛媛県宇和島市、通称：宇和島バス。1947年に宇和島運輸（船舶会社）から分離されたバス会社で、社章は船舶会社の名残で発足当時から「宇」印の船旗が特徴。

※野村（野村出張所）はＪＲ四国バスと重複して掲載しています。



道後（道後出張所） Dogo どうご
■所在地：愛媛県松山市岩崎町2丁目
■発券状況：食券型自動券売機
■設備：飲料自販機、トイレ。
　伊予鉄道松山市内線「公園前」電停前にある。城辺・宇和島からの特急・急行バスはここが起終点となる。発着本数は少ないが、宇和島バスの松山側の拠点となっている。車庫は松山営業所がるため、ここは窓口業務のみ行う。乗車券は券売機があるが初乗りは1,000円から、食券型の券売機で発売口座は少ない。


卯之町営業所Unomachi-Eigyosyo うのまちえいぎょうしょ
■所在地：愛媛県西予市宇和町卯之町4丁目
■発券状況：自動券売機、回数券、定期券、高速バス乗車券。
■設備：トイレ。
　2004年に発足した西予市、旧宇和町の予讃線卯之町駅から東へ8分程度歩いた国道沿いにある。旧宇和町（卯之町）は、開明学校のある町として知られ、学校とともに白壁作りの家屋等があり、明治の町並みで有名である。営業所建物はその町並みに合わせるように、2007年に改築されたものである。待合室内は冷暖房完備で近代的なものと対照的な外観は、木を用いて白壁作りを模しており「明治の町、卯之町」の町並みづくりに一役買っている。


野村（野村出張所） Nomura のむら
■所在地：愛媛県西予市野村町野村
■発券状況：自動券売機、回数券、定期券。
■設備：飲料自販機、トイレ。
　2004年4月発足の西予市、野村地区の中心にある。1997年にＪＲバス南予線廃止により、それまでの「野村町駅」が宇和島自動車に譲渡されて、現在は野村出張所となっている。


恵美須町（恵美須町案内所） Ebisumachi えびすまち
■所在地：愛媛県宇和島市恵美須町1丁目
■発券状況：自動券売機、回数券、定期券、高速バス乗車券。
■設備：トイレ。
　宇和島駅から市街地へ6分ほど歩いた商店街の入口にある。2008年11月に発売された「創立90周年記念乗車券」の券面写真によると、かつては「恵美須町営業所」と称し、看板には「國鉄連絡 宇和島市駅」と掲げられていることから、社線の自動車駅だったことが確認されている。それだけ、宇和島バスの一大営業拠点であったのだ。現在は待合室に自動券売機と窓口があるだけだが、冷暖房完備でガラス張りの待合室は快適にバスを待つことができる。なお、停留所名は「恵美須町」だが、乗車券は「宇和島」となっている。


岩松（岩松出張所） Iwamatsu いわまつ
■所在地：愛媛県宇和島市津島町岩松甲
■発券状況：自動券売機、回数券、定期券、高速バス乗車券。
■設備：飲料自販機、トイレ。
　2005年に宇和島市に編入された旧津島町の中心にある。国道56号に面しているが、国道の左側には岩松川が流れる。廻り込んで発着するターミナルだが、建物国道側には「IWAMATSU STATION」の文字がある。手前が宇和島方で奥が城辺・宿毛方。宇和島行きは建物の表に停車し、城辺・宿毛行きは裏に停車する。


城辺営業所（城辺駅） Johen-Eigyosyo じょうへんえいぎょうしょ
■所在地：愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲
■発券状況：自動券売機、回数券、定期券、高速バス乗車券。
■設備：飲料自販機、コインロッカー、トイレ。
　旧城辺町の中心街にある。現在、城辺町は合併で愛南町となっている。最近まで看板には「城辺駅」と書かれていたが、書き換えられた際に「駅」の文字は消されたようだ。但し、入口には「城辺駅 バスターミナル」の標識が建っているいるほか、かつては国鉄連絡運輸を取り扱い、城辺駅という社線の自動車駅として営業していたこともある。現在では自社（および他社共同）による夜行高速バスを運行しており、鉄道との連絡なしに関西方面へ行けるようになった。


宿毛営業所Sukumo-Eigyosyo すくもえいぎょうしょ
■所在地：高知県宿毛市中央5丁目
■発券状況：回数券、定期券。
　宿毛市の中心部にある。郊外にある土佐くろしお鉄道宿毛駅から東へ向かい、廻るようにして進むと市街地にある終点である当所に着く。この停留所一つ手前が「文教センター前」で、ここがかつての「宿毛バスセンター」である。高知西南交通のバスセンターは営業を終えて、ターミナル機能を宿毛駅に移しているが、宇和島バスは車庫がここにあるために引き続き、当所を拠点としている。国鉄連絡時代は宿毛バスセンター（宿毛駅：初代）に対して、「土佐宿毛」を名乗っていた。現在、この営業所には窓口があるものの、券売機はないため、発券できる種類は限られている。

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