自宅を出発する時は雨脚が強まり、飛行機が飛ぶか不安になりました。 成田駅までは何とかたどり着きましたが、他の路線は運休が相次いでいました。 成田空港へ向かうJR線は大幅に遅れており、不安が大きかったので京成電車に乗り換える事にしました。 チェックインを終え、時間つぶしをしました。出発まで2時間もあり、待ち遠しかったのは言うまでもありません。 出国審査を終え、いよいよ出発!飛行機に乗るのも2年ぶりになります。乗る航空会社はノースウェスト航空。
およそ9時間のフライトでしたが、非常口付近の座席だったので足が伸ばせて楽でした。隣の席は仕事でアメリカへ向かう日本人だったので、アメリカに対する不安な事を相談しました。
機内には不思議な人ばかりで面白かったです。
①カウボーイスタイルのお爺さんが機内をうろついており、乗務員に何度も注意される。挙句の果てにはパスポートまで提示されられる始末。更にこのお爺さん、トイレに鍵を掛けずに入ってしまい、後から来た人が知らずにドアを全開!用を足しているシーンが搭乗客に一般公開されました。
②マナーの悪い中国人ツアー客が居て、着陸直後の移動中に便所に入り、乗務員を唖然とさせる。
無事にシアトルに到着し、入国審査を行いました。ここでも中国人ツアー客がとんでも無い事をやらかしてくれました。米国入国審査のカードは英語で書かなければならないにも関わらず、彼らは堂々と中国語で書いてしまっていたのです(私の目の前に並んでいたのでカードが見えてしまいました)!!係員に注意されるも笑って過ごす始末!呆気にとられた係員は中国系の係員を呼び、彼らのカードを英語で書き直してあげていました(苦笑)
更には別の中国人グループが審査中に不手際があったらしく、その場で中国の家族に電話をしていました。シアトルと中国には時差があるので、なかなか電話が繋がりません。後ろで待たされている私たちを見かねて係員が窓口を増やしてくれました。
殆どの日本人は審査が直ぐに終わりました。私は当日中にカナダへ入国するので、審査員に「何故滞在先がカナダのビクトリアなのか?」のような質問を(英語で)されましたが、私の旅行のスケジュール表を見せて(でたらめな英語で)説明したら問題なくOK!日本人に対する警戒心はあまり無いようでした。
(ここでは決して中国人を蔑視している訳ではありません。ただ実際にあった事を書いているだけです・・・) この空港はシアトルに隣接した衛星都市「タコマ」にあるので路線バスでシアトル市内へ向かいます。アクセス方法はいくつかあるのですが、この路線バスが最もリーズナブルです(市内まで$1.75)。
このBAY2のバス停で194系統のバスを待ちましょう。10分おきには運転されています。 これが194系統のバスです。混雑していたら見送っても大丈夫です。ドル紙幣はバスの車内で両替できないので空港内の店でガム等を買ってセント硬貨を確保して「1$75セント」を用意しておくのが良いでしょう。
海外旅行では空港から街へ向かうバスに乗る時が新鮮であり、衝撃的な光景を目にする機会が多いですね。車窓はもちろんの事、バスの乗客が現地の人だったり、バスそのものが日本のそれとは違うので色んな所が興味津々です。 このバス、最初はフリーウェイを走り続けるのですが、途中で一般道へ降りて街中を走ります。シアトルのダウンタウン(中心街)が近づくと、なんと地下へ入ってしまいます。まるで地下鉄のような雰囲気です。
私が降りたのは「パイクプレイスマーケット」に近い停車場(名前は忘れましたが、運転手が「・・・Pike Place Market ・・・」と言って停車したので降りました)。まさに地下鉄の駅のようでビックリしました。 ハワイを除けば初めてのアメリカ と言う事もあり、過剰なほど周囲に警戒しながら地下を出ると大都会「シアトル」のダウンタウンでした。海外に慣れていない田舎者の私は超ドキドキです。 スターバックスの店は沢山ありました。流石はお膝元ですね。 親切そうなアメリカ人(現地の普通の人)の老夫婦に道を聞きながらパイクプレイスマーケットにやってきました。シアトルの代表的観光地でもあるここは、常に観光客で賑わっています。 客が魚を注文すると威勢の良いかけ声で魚を投げるパフォーマンスがユニークです。
(※ここは函館朝市ではありません) 内部はアメリカらしさが出ていますね。
ここにはスターバックスの1号店があり、世界中の観光客に注目されています。他のスタバの店とは色合いが違います。 港町であるシアトルには急な坂が沢山あり、まるでサンフランシスコを思わせます。 シアトルの街角の光景です。日本と違って信号機が電線にぶら下がってるのが不思議に感じました。 観光名所の一つ「スペースニードル」です。いきなりアメリカに入ってここまで見てしまう私もどうかと思いますが、日本人観光客は沢山居ました。 港近くの軽食屋でブリトー(あまり美味しくなかった)などを食べて「ビクトリアクリッパー」の乗り場へ向かいました。この乗り場は観光ガイドブックなどには詳細が書いておらず心配でしたが、パイクプレイスマーケットから海のほうに向かって歩けば見つかるでしょう。そしてここからカナダ(ビクトリア)行きのフェリーに乗ります。 ビクトリアクリッパーの船内。沖縄の離島を結ぶ高速船を大きめにしたような船です。外洋に出ると激しく揺れる事もありますが、この中で入国審査の用紙を記入しなければなりません。揺れるので字がでたらめになりますが、頑張って書くしかないです。もちろん日本語を話せるクルーは居ません。ここは外国!日本国内のような甘えは通用しません。 およそ3時間ほどでカナダのビクトリアへ着きます。私にとっては人生で初めて訪れる国。期待と不安が入り混じります。
街並みはアメリカと似ているようにも見えますが、このビクトリア市はイギリスの文化が強いとガイドブックに書いてあったので、どんな所なのでしょう。気になります。 ここで本日二度目の入国審査ですが、あっという間に終了。船から降りると寒かったです。さすがはカナダ・・・ アメリカよりも平和で治安が良いと言われるカナダの街も慣れるまでは緊張してしまいます。
イギリス文化の面影が強く残るビクトリア市は街並みこそイギリスのようですが、街中を走っている車は殆どがアメ車(ちょっと嬉しい)なので、どうしてもアメリカの延長線上に思えて仕方がありません。 フェアモント・エンプレスホテルは歴史を感じさせる佇まいです。 中華街もありました。バンクバー島の鉱物資源の採掘や鉄道建設などで19世紀に多くの中国人が移住し、コミュニティを作ったのがきっかけと言われています。 ちょっとだけビクトリアの街を散策した気分になりませんか?
(画像をクリックして下さい) 何でこんな所にR32型スカイラインが居るのでしょう?しかも日本と同じ右ハンドルだし・・・ ホテルにチェックインした後はビールを飲んで寝ました。
しかし、この国では酒を買うのに苦労します。
日本や台湾のように気軽にビール等を買う事が出来ないのです!!!
カナダやアメリカでは専門のリカーショップへ行かないと入手できない場合が多いです。しかも360ml缶は大概が6缶パックになっており、単独で買うとこのように日本では考えられないくらい大きな缶に入っています。