このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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遂にNew York Cityへ!
今日も殆どが列車の中だったので、車窓から見えた物をありのままに伝えます
カナダ側の「Niagara Falls,ON(ナイアガラ・フォールズ オンタリオ州)」駅から再びメープルリーフ号に乗ります。反対側に停まっているのはVIA鉄道のコリドー号です。 | |
人生初!列車で国境越え。ナイアガラ川の橋を列車はゆっくりと渡ってゆきます。 | |
そのままアメリカ入国!線路脇には鉄条網があり、線路を伝って渡る不法入国者を防いでいます。 | |
ここがアメリカ側の「Niagara Falls NY(ナイアガラ・フォールズ ニューヨーク州)」駅です。VIA鉄道よりも味気なくお粗末な駅舎ですね・・・ | |
列車は本線からスイッチバックで駅舎側の側線に入ります。ここで1時間半ほど停車し、乗客の入国審査が行われます。 まず警官が列車に乗り込んできて列車内の点検(不審物が無いか)を行い、今度は税関の係員が乗客に質問をして回ります。この時に税関の申告書を記入して渡さなければなりません。私は土産用にサケの燻製を持っていたのですが、肉の持ち込みは制限されていても魚は大丈夫なので問題なく終わりました。 ちなみにこの列車では一人の黒人が警察に連行されてゆきました。 | |
緊張感たっぷりの入国審査が終わると列車はアメリカ国内をスピードを上げて走ります。景色はカナダと変わりないような気がします。 | |
NYに向かって進行方向右側には大きな湖が見え、何かのイベントが行われています。楽しそうな雰囲気ですね。 | |
アメリカに入って最初の停車駅である「Buffalo Exchange」駅に停車。ハイウェイの下にあるので暗い雰囲気がしてしまいますが、バッファローのダウンタウンへの最寄り駅になっています。 | |
これはバッファローの旧駅舎(バッファロー・ユニオン・ステーション)です。巨大な駅だったそうですが今は廃墟となっています。 | |
「Buffalo Depew」駅は乗り換え用にもなっているそうです。 | |
しばらくは草原の中を進みます。のどかな景色を走るアムトラックの旅をちょっとだけ味わってみませんか?頻繁に警笛を鳴らすのもアムトラックならではです。 (動画をクリックして下さい) | |
鉄道の沿線には廃墟が多く見られます。日本でも同じですけどね。 | |
すれ違う貨物列車が「CN(カナディアン・ナショナル)」から「CSX」と変わりました。でも機関車の種類は同じようなタイプ(電気式ディーゼル機関車)です。アメリカの鉄道は電化されていない区間が多く、電車や電気機関車が走っているのはNYやワシントンなどの「北東回廊線」辺りに限られます。 | |
電化していないので、架線が無い為にこのようなダブルスタックトレイン(コンテナを2段積んだ貨物列車)が走行可能なのです。こんなに巨大でスケールの大きな列車ばかり見ていると、日本の鉄道が小さく見えてしまいます。 | |
これは少し前までアメリカ全土の鉄道で大活躍していた流線型の機関車でドッグノーズ型と呼ばれています。古いアメリカ映画でもよく目にする事が出来ましたが、今は保存団体が残しているのみでAmtrakの列車に使われる事はありません。 | |
ナイアガラ・フォールズから450kmほど離れた「Amsterdam」駅です。穏やかな時間の流れるアメリカの片田舎というロケーションがいいですね。 | |
そんな片田舎を走る謎のリムジン(リンカーン・ナビゲーターでしょうか?トロントにも居ましたね) | |
アメリカの鉄道の鉄橋は茶色に塗られたものが多いです。 | |
Amtrakにしては大きくて立派な「Albany-Rensselaer」駅で小休止します。 Amtrakの駅のホームの表示は日本のように「○番線」とは異なりホームごとに「Location」と分れていて、線路(乗り場)を「Track」と表示しているそうです。 蛇足ですが台湾の鉄道ではホームを「月台」と書かれていました。 | |
ここからNYの近郊区間になるのか、貨物列車の姿が減ってAmtrakの旅客列車とすれ違う事が多くなりました。スピードも速くなりますが、ポイントを越えるともの凄い揺れが続くのが困ります(苦笑 | |
「Hudson」駅。この駅の雰囲気もマッタリしていて大好きです。小さな町ですが鉄道利用者は結構な数です。 | |
車窓の右側には雄大なハドソン川が見えました。最初から進行方向右側(西側:NYから出発すると進行方向左側)に座った方が良かったです。この後も右側の席だけがNYの夜景が見えるので、左側に座ったのを後悔してしまいました。 | |
この辺りから近郊列車のMTA(メトロノース)とすれ違うようになります。車社会のアメリカでもこの周辺は鉄道利用者が多いのです。 | |
「Yonkers」駅の次は終点NYです。いよいよ夢にまで見たNYへと言う事で、ちょっと緊張してきました。 | |
しばらくトンネル区間を走り「New York Penn」駅に到着。しかし随分と地味なホームな事・・・ | |
大きな遅れも無く無事に到着しました。これで念願の鉄道のみのよるアメリカ大陸横断を正式に達成した事になります。この時のPenn駅のホームは蒸し暑く感じました。 | |
興奮を抑えながらPenn駅の入っているマディソンスクエア・ガーデンを出るとそこは世界有数のメガロポリス「New York City」。見るもの全てが新鮮で完全におのぼりさんといつもの定番を言いたい所ですが、夜の10時近いという事と「NYは危ない街」という余計な先入観のためすぐにホテルへ向かいました。 | |
ホテルは駅の近くの「ホテル・ペンシルバニア」でした。NYの夜空に浮かぶエンパイヤ・ステートビルが印象に残っています。 |
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