第一部
季節はすっかり秋。
暑くも無く寒くも無く、ツーリングにはもってこいの季節。
しかも今日は雲一つない秋晴れと来たもんだ。
と言う訳で、今回はD福山廃ランド調査隊を結成。
D福山周辺にある廃なものを探し当てるのが目的。
調査隊メンバーは、@ootakiさん(XR100モタ)、栗坊さん(XR100モタ)、attanさん(セロー)、
そしてワタシを含む4名。
隊長はセローを駆るattanさん。
午前7時30分、集合場所である久留里(くるり)駅へと向かい、自宅を出発した。
さて、今日は一体どんな風景に出会えるのかな〜〜〜。
久留里駅到着。
既に隊員全員が集まっておりました。
今回参加できなかった雷神さんも、ハーレー乗りのご友人と共にお見送りに登場!
わざわざありがとうございます!
ハーレー乗りの方、OFFは楽しいですよ〜〜。
是非今度、調査隊に加わってみてください。
さて・・・。
さっそく、隊長の事前調査から作られたルートを基に、ツル坂直下にあると云う水没トンネルの調査に向かう。
「水没トンネル」って聞いただけでワクワクしてきませんか??
それにしても、あんなところにそんなモノが存在するとは・・・。
調査対象地域に向かう途中、農作業帰りらしきおっちゃん二人から情報をもらう。
二人のおっちゃんとは別々の場所で擦れ違ったんだけど、二人とも向こうから声を掛けてきた。
田舎の人達っていうのはホントに親切です!
「この先崩れてっから走れねーぞー。あれ?でもバイクだったら走れっかな?」
っていった具合。
崩れてる・・・?
では逝けるトコまで逝ってみましょう。
しばらく走ると1台の軽トラが停まっていた。
狩猟に来ている方がいるようだ。
軽トラ脇をスルーすると、さっき言っていた崩落箇所に到着。
なるほど、これじゃ〜軽トラでは無理だ。
バイクでもちょっとキツイかな。
ならば、通れるようにしちゃいましょう!と言う事で、いつもの作業を開始。
ジャマな枝を切り落とす。
5分ほどで、バイク通行可能な道が完成。
その後、道は緩やかな登りとなる。
数日前の台風の影響か、かなりヌタっている箇所もあったが、まぁ走れなくなるほどでは無い。
200〜300m走ると、突然倒木が道を塞いでいた。
あ・・・。犬が苦手なattanさんの後ろに猟犬がいますよ〜。
しかも確実にattanさんを見てます。
ん〜、さすがにこれはまともに通すのは無理かも・・・。
バイクを持ち上げなければ通れない。
ならば、低くなってるトコで持ち上げちゃいましょう☆
でも一歩間違うと向こう側の川にバイク落っことす危険があるので、注意です。
この先は(も)未開の地。
バイクが通れる保証も無いので、アタッカー栗坊さん以外はとりあえず歩いて進む事にする。
何事もなかったかのように進んでいく栗坊さんの背中を追う。
この先、道幅はかなり狭まり、角度もかなり急になってくる。
地面の状況を考えても、バイクでもちょっとやばそう。
でもそこは栗坊さん。
真のアタッカーは前にしか進めません(爆
「アムロ、逝きま〜す」(またかい・・・)
「アタックはオレに任せろ〜!」
・・・と言ったかどうかは覚えてませんが、さすが真のアタッカーです。
XR100モタをまるで手足のように操っています。
モタって、こういうところ走るバイクだったんですね〜(謎爆
ほどなく走ると(歩くと)トンネルが見えてきました。
向こう側が見えるので、抜けることも可能のように見えますが・・・。
キタ〜〜〜〜〜!
噂の水没トンネルです!
ずっとくっついて来た猟犬も一緒に記念撮影。
完全に水没しております。
まさに川ですね、これは。
ちなみにコレ、元々は道路です。くれぐれも川廻しのトンネルではありませんので。
石を投げ込んでみる。
「チャッボ〜ん・・・」
あ・・・。かなり深いですよ、コレは。
さすがにバイクで逝くのは無理です、ココは。
次回はゴムボート持参で。
今回の調査目的であった水没トンネル。
確かにツルツル坂直下に水没トンネルは存在しました。
実はここを抜けた先にも同じような水没トンネルがあるらしいです。
ただ、こちら側からのアプローチは不可能に近い。
と言う訳で、反対側から調査することにする。
目で見てすぐソコにある、トンネルの向こう側の景色。
でも、向こう側に回るとなると、実は山をグル〜〜〜っと回り込んで来なければなりません。
しばし、水没トンネルを眺めた後、来た道を戻る。
途中で発見した、地球への入口。
人一人が入れそうな大きさがある。
と言う訳で、さっそく調査開始。
携帯電話に付いてるカメラのフラッシュを点灯させながら奥に進む。
ん〜、土の匂いというか地下の匂いというか・・・。
なんとも言えない雰囲気が漂っております。
写真ではフラッシュをたいて撮影してますが、実際は真っ暗です。
天井が少しずつ下がって来てますが、けっこう先まで逝けるようです。
一番奥まった辺り。入口から6〜7mはあろうか。
左右に道が分かれてる。
逝くのは可能だが、天井高が無い為、かなりかがんだ姿勢を強いられるのと、
ちょっと度胸が無いと前には進めない・・・。
「大丈夫ですか〜?」
「いや、大丈夫じゃないです〜」(←度胸がない・・・)
と言う訳で、バイクを置いた場所まで戻る事にする。
あれ?上半身裸の変な人がいるんですけど・・・(爆
次は、別ルートにてトンネル反対側へと向かう。
とは言え、明確なルートは不明。
国土地理院の地図片手に、臭いルートを調査。
それにしても、この辺はアチコチに隧道がある。
↓この隧道がまたなかなか面白い。
入口に立っても出口が見えない。
相当長いのかなぁと思いながら隧道に入ると、途中から急激な登り坂。
しかも登りになる場所あたりから素掘り状態へと変貌。
反対側(写真は無いですけど・・・)は完全な素掘り状態となっている。
この先、二手に分かれて周辺調査を実施する。
山山山・・・。
何があるか分からないので、徒歩での調査。
森林浴もまたキモチい〜のだ。
調査結果・・・。
全て行き止まり。
あえなく玉砕。
来た道を戻り、別ルートからアタックすることに。
それにしても草がすごいです。
路面すら見えないので、一歩間違うと転落する危険性もあります。
走行には十分な注意が必要です。
全体風景。
こ〜〜〜んな場所です。
その後、いつものツルツル坂へ。
今回も上側からのアプローチ。
とは言え、今日の目的はここでは無いので、ちょっと軽く路面状況を確認する程度にしました。
これがツルツル坂名物のアリ地獄V字です。
↑このV字にタイヤを落とすと悲惨な事になります。
よ〜く見るとバイクのタイヤ痕が。
岩盤に付いたタイヤ痕の状態と落ち葉の状態から、おそらくここを通過したのは昨日くらいだと思われる。
みんな来るんですね〜☆
その後、未開の開拓ルートにて先ほどの水没トンネルの反対側を目指す。
ほどなく走ると、突然の川。
よく見ればそんなに深くは無い。
バイクでも渡河可能のようだ。
と言う訳で、ゾロゾロと川を渡る。
右側に転ぶと、滝(というか、ココ自体が砂防ダム)になってますので、注意です。
attanさんが渡り終えたところで全員が無事終了。
更に奥地へとバイクを走らせると、再び川が・・・。
逝っても戻って来れないとヤバイので、ここは真のアタッカー、栗坊さんに事前調査を依頼。
坂を下りてすぐ左に向きを変え、川を渡りその先の登り坂を上がるルート。
さすがです。
ほんとに逝っちゃいました。
が、すぐにご帰還。
向こう岸から叫んでくる。
「いや〜、ダメですね〜!完全に猪の遊び場(水場のヌタヌタ)になってます〜!」
お〜、逝かなくて良かった・・・(無責任発言)。
栗坊さん、今度は来た道を戻ります。
「アムロ、逝きま〜す」
栗坊さんの必殺技、マリンジェットアタック!(今考えた)
いや〜、モタってこういうトコ走るバイクだったんですね〜(謎爆
と言う訳で、このルートも違う事が判明。
ん〜、あの水没トンネルの向こう側へはどう行けばいいんだろうか・・・。
謎は深まるばかり・・・。
ここでちょうど時間も正午を過ぎたので、昼飯を作ることに。
先ほどの川渡りの場所でブルーシートを広げ、昼食の準備に取り掛かる。
つづく
怒涛の第二部へ
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