このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<越美北線のキハ58系>
 「福井(越前花堂)〜九頭竜湖」を結ぶ越美北線は、2004年7月に発生した豪雨で一乗谷〜美山間に架かる鉄橋5本が流失してしまいたした。「越前大野〜九頭竜湖」は7月20日に運行が再開されましたが、「越前大野〜福井」は9月中旬までバス代行による輸送がされていました。9月中旬からは、部分的に復旧され、「福井〜一乗谷」「美山〜九頭竜湖」の鉄道による運行が再開されました。しかし、「一乗谷〜美山」は被害が大きく、平成19年7月の運転再開までバスによる代行輸送とが続けられました。

 鉄道が東西に分断されてたため、「福井〜一乗谷」で運行できる車両はキハ120形2両のみとなり、車両が不足しました。そこで、2003年10月で役目を終えたと思われていた山陰のキハ58系が鳥取鉄道部から3両転属してきました。その3両はキハ58 1042・キハ58 1047・キハ28 2466で私が山陰地方でよく乗車した車両ばかりでした。特に、キハ58 1042は思い出のある車両でした。

 平成17年4月14日からは、国鉄色のキハ58 1042が海外譲渡されることとなったため、 高岡鉄道部色キハ58系 2両(キハ58 1114・キハ28 2360)で運転されてました。こちらの車両はワンマン改造車で、運賃表示機も越美北線用のものを搭載しており、一部列車でワンマン運転をしていました。キハ58 1114は福知山から、キハ28 2360は小浜から転属してきた車両です。国鉄色のキハ58 1047・キハ28 2466は保留車扱いながらも在籍し、キハ58 1114・キハ28 2360の検査時や車両不具合時などに代走されることもありましたが、現在は廃車となってしまいました。

 運用は、平日の朝のみ「福井〜一乗谷」を2往復していました。2005年4月13日までは国鉄急行色の2両編成でしたが、14日からは高岡色2両を使用した編成となりました。

・回753D 南福井(6:02発)→一乗谷(6:15着)
・720D  一乗谷(6:19発)→福井(6:37着)
・723D  福井(6:45発)→一乗谷(7:03着)
・722D  一乗谷(7:21発)→福井(7:43着)
・回送   福井(?:??頃発)→南福井(?:??頃着)

 以下の写真は、12月と2月に私が撮影したものです。両日ともあいにくの天候となってしまいましたが、国鉄急行色で活躍するキハ58系を見ることができました。2月25日には、JR西日本の団体列車が日中に運行され、3両編成で走る58系の姿をおさめることもできました。

「一乗谷駅停車中」
キハ58 1042+キハ28 2466 7722D 2004/12/10

「一乗谷駅発車」
キハ58 1042+キハ28 2466 7722D 2004/12/10

「キハ58 1042 車内」
キハ58 1042 7720D 2004/12/10

「残雪の一乗谷駅」
キハ28 2466+キハ58 1047 7722D 2005/2/25

「六条〜越前花堂 田園地帯を行く」
キハ58 1042+キハ28 2466 7722D 2005/2/25

「越前東郷〜一乗谷 大カーブ」
キハ28 2466+キハ58 1047+キハ58 1042 2005/2/25

「回送列車3両編成 一乗谷駅停車中」
キハ58 1042+キハ58 1047+キハ28 2466 2005/2/25

「一乗谷〜越前東郷 回送列車快走!」
キハ58 1042+キハ58 1047+キハ28 2466 2005/2/25

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