<1000系 「パノラマスーパー」> |
(撮影:1014F 「特急/豊橋」
豊明〜富士松
2008/3/21) |
【解説】
1000系は、7000系「パノラマカー」にかわる名古屋鉄道の看板車両として昭和63年に登場しました。特別車の豊橋方はハイデッカー構造の展望室です。展望室は大型曲線ガラスを用いているため、7000系に比べて視界が良いです。展望席には5列の座席が並んでおり、定員は20人ですが、展望室の座席は回転しません。展望席以外の座席はバケットタイプの回転式リクライニングシートを採用しています。車内設備は、トイレ・車内電話・LED車内案内表示器・パソコン通信によるリアルタイムニュースの表示などがあり、サービス機器も充実しています。
床下機器は出力150Kw×4のモーターをM車に搭載し、電力回生ブレーキ付きのGTO界磁チョッパ方式による制御をしています。また、機器の一部に7500系の廃車部品を流用した車両は、1030系として区分されています。最高速度は120km/hとなっていますが、一部の編成は将来の130km/h運転に対応とするためにボルスタレス台車のFS548とFS048を採用しています。
現在は、全車特別車編成(4両編成)が
5000系
通勤型電車に機器を流用して廃車となったため、1200系と編成を組んだ一部特別車編成(6両編成)のみが在籍します。 |
【運用】
4両編成は「新鵜沼〜内海・河和」の全車特別車特急を中心に運用されていましたが、平成20年12月のダイヤ改正をもって廃車となり、これらの特急は全て一部特別車特急に変更されました。
1200系と編成を組んだ一部特別車の6両編成は、本線・犬山線・常滑・河和線等の特急・快速特急に使用されます。他にも朝夕には急行・準急列車等にも使用されています。特急・快速特急列車以外で運転される場合は、特別車2両が締め切り扱いとなり乗車はできません。ラッシュ時間帯は、岐阜方に
1800系
を増結して8両編成で運行されます。 |
(撮影:1021F 「特急/西尾」
米津〜桜町前
2008/5/6) |