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鉄道模型おきらく研究室:レイアウトと列車のページ

大井川鉄道スロニ200製作記

アダチ製キットの製作過程です.このキットを二つ持っていますので,もう一両後日組むためのメモが主です.ベテランの方には常識のことのメモばかりになると思いますが,私のような初心者の方にはご参考にして頂けることもあるかと思います.なお,このキットは Snスケール (1/64),16.5mmです.

記事
画像
'03/9/20
いよいよ製作開始です.

まず,図面と車体とを見比べます.
車両断面が違っていました.側版が下すぼまりでした.
原因は,屋根中央部で曲がりすぎです.


ポイント:  屋根の肩がおかしいのか,中央がおかしいのかを,図面とよく比べる.
キット概要
荷物室の側版を車体本体につけます.
0:  仮組します.本体のドア上部の角(凹)が甘かったのでヤスリをかけました.
1:  中仕切りの固定のしやすさを考えて,ドアの取っ手を先につけましたが,これは失敗です.
2:  ドア下端部を仮止めします.板厚方向は多少の誤差があっても可.次に,車端部を仮止めます.位置が合えば車端部から少量のハンダで,一窓ずつ固定していきます.いっぺんに全部つけようとすると,私の場合,ハンダが大量に流れる可能性があるので,一窓ずつ固定していきました.
3:  最後の窓を固定したら,車端部の仮止の板厚方向のズレを修正します.
4:  ドア周りを固定します.ドア周りのとき,電圧を下げたままにしていたので,裏からうまく流れてくれず,表から流してしまいました.

気をつけた点.1)少量のハンダで組む(キサゲが面倒だし,キサゲ中にキズを付けるのを避けたい),2)位置決めには絶対妥協しない.
失敗点.  電圧を下げっぱなしにしてしまいました.
側板の完成
反対側も同じ手順です.
こちらは巧くいきました.
側板の完成
1:  ケガキます.
2:  屋根側の一点を仮付けします.
3:  位置が出ていてハンダ付けしやすいところに仮付け.
4:  最初の仮付け点を微修正.これで位置があうはずです.
5:  位置が合えば,少量のハンダですこしづつ固定します.大量に流すと窓セル固定に支障をきたす恐れがあります.

コツ:  最初の仮付けが本来の位置のすぐそばに来ていることが大事です.

失敗点
1:  目分量でつけようとしたら,前後方向の位置が出せなかった.ケガキが必要.
2:  最初に側版と仮付けしたら,屋根とスキマが空いた.
仕切り板
'03/9/22
妻板をつけました.
'03/9/26
雨樋です.
1:  きっちりとケガキます.
2:  片側を仮止めします.
3:  反対側をクリップやテープなどで仮止めします.
4:  指で雨樋を軽く引っ張りながら押さえつけます.
5:  屋根側からハンダを流します.フラックスも屋根側からだけ塗ります.

また,角線が「く」の字になっているときは,まず長いほうだけを付けます.

万一ゆがんだときは,スケールを当てて,その反対からコテを押し当てて,雨樋をスケールに密着させる荒業もあります.

中途半端なジグは使わないほうがいいみたいです.
妻板付近
妻板付近
'03/9/27


小物類をとりつけて,生地完成です.

テコやドアノブなどは,長いままハンダ付けした後に切断したほうが,保持が楽です.



さあ,もう一両行こう!
生地完成
生地完成・展望デッキ側
'03/10上旬

もう一両できました.
1両目のキットに同封されていた雨樋用真鍮角線はねじれていましたが,2両目用のものは真っ直ぐでしたので,雨樋の直線性がよくなりました.すると,1両目の雨樋が満足できなくなり,MODELS IMONから角線を取り寄せ付け直しました.
'03/11/29

白を塗りました.


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