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旅日記15 北海道プロ野球とばんえい競馬観戦の旅

1日目 札幌ドームと羊ヶ丘展望台



羽田空港出発ロビー 北海道と言って思い出すのはスキーやグルメ、温泉などが代表的ですが、北海道にしかないものに「ばんえい競馬」があります。ばんえい競馬は一時売り上げの減少による収支の悪化から累積赤字が増大し、廃止が検討された時期がありました。しかしファンや支援企業のサポートを受けて現在は帯広でのみ開催が存続しています。3月の最終開催に行われるばんえい競馬最大の祭典、ばんえい記念を以前から一度は観戦しておきたいと考えていたので、この機会に訪れることにしました。またこの時期に札幌ドームでプロ野球が開幕シリーズが行われていましたので、こちらも観戦することにしました。
 今回は帰りに利用する帯広空港がJALのみの就航となっていることから、JALの特典航空券を予約しました。ツアーでも結構安いのですが、今年や来年で期限が切れるマイルを早めに消化したかったことや、利用希望便に空きがあったことから特典航空券にしました。

 リムジンバスに乗って7:30頃に羽田空港に到着しました。北海道に向かうため第一ターミナルの北ウイングに入りましたが、土曜日の朝の割には比較的空いている感じでした。手荷物検査場もほとんど並んでなく、すんなりと通過することができました。



サクララウンジ入口 飛行機に搭乗する前に朝ご飯を軽く食べるため、売店でカツサンドを購入し、サクララウンジへと向かいました。



ダイヤモンド・プレミアラウンジ 来年3月末まではJGCプレミア会員であるので、初めてダイヤモンド・プレミアラウンジに入ることにしました。こちらのラウンジはサクララウンジと入口は同じなのですが、中に別の入口があります。ラウンジの中に入ると、サクララウンジとは違った、落ち着いた空間が広がっていました。利用客が少なかったこともありますが、とても静かでした。



秋田行きのエアバスA320 ラウンジの窓からは隣の16番スポットに駐機されている、秋田行きのエアバスA300が見ることができました。こうやって飛行機が間近に見えるラウンジってワクワクして楽しいですよね。それから飛行機の左後方にうっすらとですが、富士山が見えますね。秋田行きの飛行機は7:50過ぎに出発していきました。



焼酎とウイスキー 窓際の席を確保して、ドリンクコーナーへ向かうと、一番手前にウイスキーの山崎と、焼酎の尽空が置いてありました。私はお酒を飲まないこともあってこのお酒が高級感がわからないのですが、きっとお高いお酒なんでしょうね。手前に置いてあるナプキンにもラウンジのシンボルマークである「DP」がプリントされていますね。



ビールサーバー 奥に行くとビールサーバーがありました。このラウンジでは、ヱビス(サッポロビール)、ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)、キリンブラウマイスター(キリンビール)、熟撰(アサヒビール)、ハートランド(キリンビール)という5種類のプレミアムビールが日替わりで2種類飲むことができるようです。この日はハートランドとヱビスが提供されていました。もし私がお酒を飲める(楽しめる)人間だったら、朝からビールで上機嫌になっていたかも知れません。



パンとカツサンド ブレンドコーヒーを入れ、入口近くにあったパンを2種類取って席に戻りました。このラウンジでは朝パンが提供されていて、まだこの時間にはいくらか残っていました。この日提供されていたのは、クロワッサンと名前は忘れましたが黒豆のパンです。それぞれ外はサックリ、中はモチモチでおいしかったです。まい泉のカツサンドはいつもの通りおいしかったですが、3個入りのものしか売っていなかったので、ちょっと足りないかなと思ったのですが、こちらのパンを食べることができてラッキーでした。



ボーイング747-400D 8:05を過ぎたので、のんびりと17番搭乗口へと向かいました。搭乗口手前を歩いていると、これから乗るJAL509便(ボーイング747-400D)が見えました。ボーイング747-400DのクラスJでAコン(前方入口よりも前の区画)にある座席は、通行する乗客がいないので落ち着けるところがいいですよね。



17番搭乗口 17番搭乗口に到着すると、まだ搭乗する乗客の列ができていました。案内を見ると、到着地札幌の天気は晴れということで楽しみです。
 飛行機に乗り込んで83Kの席に座ると、81、82、84の座席に子供が・・・。でも出発直後にはしゃいでいることもありましたが、比較的静かにしていてくれましたので、落ち着くことができました。飛行機は定刻の8:25に出発しました。先程まで出発便は第一ターミナル前の滑走路から飛び立っていたのですが、いつの間にか第二ターミナル側に変更されていましたので、しばらく誘導路を走行していました。ただ今回は飛行する順番待ちがほとんどなかったので、すんなりと飛び立つことができました。



霞ヶ浦 飛び立ってシートベルトサインが消灯すると、窓の外から霞ヶ浦が見えました。北へ向かっていますので、左が北で右が南になります。地図で見る形と同じですね。そういえば以前に関西国際空港から秋田空港へ向かった時にも、愛知県の渥美半島と知多半島が地図と同じ形に見えたことがありました。上空から見てどこを飛んでいるかわかるとちょっとうれしくなりますね。



プレミアムエコノミーの広告 機内誌を見ていると、JAL国際線でプレミアムエコノミーの広告がありました。国際線は長時間搭乗することになるので、こういう広めの座席があるといいですよね。(チケットを買うお金があれば、のお話ですが・・・笑)
 ところで、この広告の後の座席の小物入れに置いてあるのが尿瓶(しびん)に見えたのは私だけでしょうか?(笑)



幻想的な景色 上空には雲があるのですが、とても薄い雲なので地上の様子も見えますね。なんとも幻想的な景色ですね。



クラスJの茶菓 しばらくすると、ドリンクサービスが始まりました。この日の茶菓は神戸元町、本高砂屋のプティエコローラです。縦2cm×横1cmぐらいのスナックの中にミルクチョコレートが入っているもので、さくっとした歯ごたえとほんのりとしたチョコの甘みが楽しめる菓子でした。イメージ的にはナビスコのピコラのような感じでしょうか。飲み物はコーヒーを頼みました。
 (直射日光の影響でお菓子が暗く写ってしまいました)



新千歳空港駅の駅名標 新千歳空港には定刻よりも10分ほど遅れて到着しました。そして札幌へ向かうため新千歳空港駅へ向かうと、予定していた10:34発よりも1本早い、10:19発の列車に間に合いましたので、さっそく切符を買って急いで改札を通りました。



快速エアポート これから乗るのは快速エアポート103号です。この列車は札幌止まりではなく旭川行きで、札幌からは特急カムイとして運行しています。ホームへ下りるとほどなく列車は出発しました。今回も指定席であるUシートを購入しました。自由席は混雑しているようでしたが、指定席は余裕がありました。



快速エアポートの車窓からの景色 北海道地方はここ数日暖かく、最高気温も10度を超える日もあったようで、雪が溶けてしまっているかと思ったのですが、まだ残っている場所もありました。札幌駅には10:55に到着しました。



澄川駅付近 札幌駅からは地下鉄南北線に乗り換えて澄川駅へと向かいました。南北線は平岸駅を過ぎると地上部分を走行しますが、屋根で覆われている部分を走行します。右の画像は澄川駅付近のものですが、これでも高架なんです。これは札幌は雪が多いので、地上部分に屋根を付けることにより運行に影響がないようにしている、と昔社会科の教科書かなんかで見た記憶があります。



木多郎 澄川駅からは7〜8分ほど歩いてスープカリーの木多郎へと向かいました。歩いていると、この日もやはり気温が上がっているようで、東京とあまり変わらないぐらい暖かく感じました。



チキンのスープカレー 開店時刻の11:30をちょっと過ぎたところで入店したのですが、すでに何組か客が入っていました。私は入口から一番近いカウンター席へ座り、チキンでライスは普通盛り、辛さのレベル3を注文しました。開店直後で最後の方に入ったこともあって注文したものが出てくるまでにちょっと時間が掛かりましたが、カレーはこれまで食べてきたさらさらとしたスープではなく、多少ドロッとしているタイプで、とてもコクがあっておいしかったです。辛さのレベル3は私的には十分な辛さでした。他の席ではむせている客もいたので、多少辛いのが好きという人はもう少しレベルを下げた方がよいと思います。
 このお店はカレーがおいしかったこともありますし、店員の女性がハキハキと対応していたのが気持ちがよかったです。札幌市内のお店としてはちょっと不便な場所にありますが、またお気に入りのお店がひとつ加わりました。

【店情報】
店名木多郎(きたろう)澄川本店
住所北海道札幌市南区澄川6-4-2-1澄川ビル1F
営業時間11:30-14:30 17:30-20:30(月〜金)
11:30-14:30(土曜日) (L.O.はそれぞれ閉店30分前)
定休日日曜、祝日、第二土曜日




羊ヶ丘展望台入口 昼食を食べた後は野球観戦の予定ですが、まだ1時間ほど時間がありますので、羊ヶ丘展望台へ行くことにしました。少し歩くと運良くすぐにタクシーが捕まりました。運転手の女性と少し車内で話したのですが、やはりここ数日気温が高めになっていて、3月末だというのに4月中旬から下旬の暖かさだそうです。そのせいもあって例年ならば雪が残っているのにほとんど溶けてしまったそうです。
 10分弱で羊ヶ丘展望台の入口に着きました。タクシーに乗ったまま通過する際に、入場料の500円を支払いました。(画像は帰りに撮影)



羊ヶ丘展望台 入口からは500mほどで展望台前に到着し、ここでタクシーから降りました。目の前にはクラーク博士の銅像とその先には雪景色、遠くには札幌ドームが見えています。



じゃがバター 展望台の近くには北海道日本ハムファイターズが誕生し初めて公式戦にベンチ入りしたヒルマン監督やメンバーらの手形やサインが入った碑がありました。



羊ヶ丘展望台から見える景色 展望台付近からは藻岩山を始め、雪を被った山々を見ることができました。(たぶん右に映っているのが藻岩山だとは思うのですが、確信が持てません・・・)



羊ヶ丘温泉ほっと足湯 展望台のすぐ近くに「羊ヶ丘温泉ほっと足湯」がありました。これは月替わりで道内の温泉を足湯として無料で楽しめる施設になっています。今月は岩見沢の毛陽(もうよう)温泉です。



足湯の施設内部 足湯の施設に入ってみると、そこには10人くらいが入れそうなお湯がありました。右の画像で言うと、左奥に吹き出し口があってそこから熱いお湯が噴き出しています。つまり熱いのが好きな人は左奥に、苦手な人は手前に座るのが良さそうです。ただ、この施設にはタオルなどが用意してありませんので、持ち込むか外で購入する必要があります。私はハンカチを余分に持っていましたので、ちょっとだけ入ることにしました。



足湯利用シート お湯の上にあるテーブルには、足湯の利用状況を調査するシートがありました。本日は12時過ぎの段階で既に20人以上の利用者があったようです。



かまくら 5分ほど足湯で座って休んだ後、周辺を歩くとかまくらがありました。実物を見たのは初めてです。



てんとう虫 一通り中を歩きましたので、札幌ドームへ歩いて行くことにしました。そしてふと手元を見ると何かが付いてる!!慌てて手を振っても取れないので、とりあえず何か見てみると小さなてんとう虫でした。あ〜、びっくりした。



札幌ドーム外観 羊ヶ丘展望台からは20分ほどで札幌ドームへと着きました。試合開始予定時間の10分ほど前になりましたので急いで中に入りました。



座席からの眺め 今回購入したチケットはS指定席の1塁側です。札幌ドームは3塁側がホームで1塁側がビジターとなっているので、今回はビジターのチームである千葉ロッテマリーンズ側の席になります。座席は1塁ベースよりもややホームベース寄りの前から27列目ですが、選手がよく見えますし全体もよく見渡せていい席ですね。
 (画像は1回裏の北海道日本ハムファイターズの攻撃開始時で、バッターは1番のファイターズの森本選手、ピッチャーはマリーンズの先発、成瀬投手です)



ゲームセット 試合は2回の裏にファイターズが小谷野選手のタイムリーで先制、4回の表に満塁からマリーンズ・ズレータ選手の内野ゴロダブルプレイの間に同点に追いつき、さらに5回の表にマリーンズ西岡選手のタイムリーで逆転。一方ファイターズが6回裏の田中選手のホームランで同点に。そして7回の表にマリーンズ堀選手が先発藤井投手から変わった坂元投手から決勝のタイムリーで勝ち越しました。マリーンズの成瀬選手は完投勝利を挙げました。



スコアボード 試合は投手戦で両チーム共にチャンスが少ない中、タイムリーが出るかでないかの攻防は見応えがありました。一方的な試合は飽きがきますし、大量得点が入る打撃戦も時間が掛かり疲れますし、こうゆう締まった試合はスピーディーでいいですね。ファイターズの試合はまだホームが東京だった時に数試合見たことがあるのですが、観客の少なさには少々寂しさを感じておりましたが、今回の試合やテレビでの応援ぶりなど、北海道のたくさんのファンに応援されているのを見て、ホームを北海道に変えて本当によかったと思います。札幌ドームの座席は前後の余裕がないので出入りは厳しいのですが、座っていて快適に試合を見ることができました。次回はサッカーの試合を見に来たいです。
 試合終了後は福住駅までたくさんの人に紛れながら歩いていきました。札幌ドームからは地下鉄南北線の真駒内駅など3ヶ所ぐらいに向けてシャトルバスが出ているので、そちらを使うのも手です。なんとか福住駅に到着してホームへ降りるとあっさりと電車に乗ることができました。何かさっきまでたくさんの人がいたわりには、車内はちょっと空いているような・・・。
 (画像は試合終了後のスコアボード。手前で旗を振っている観客はマリーンズのファン)



麺屋 彩未 地下鉄東豊線でさっぽろ方面へ向かい、途中の美園駅で下車しました。美園駅の1番出口を出て左に2分ほど歩くと、本日の夕食処である、「麺屋 彩未」に到着しました。



みそラーメン 中に入ると待っている客が8人ほどいて15分ほど待った気がします。待っている間に注文を聞かれていましたので、みそラーメンとしょうゆラーメン、どちらも評判がよいようなので、どちらにするかちょっと悩みましたが、せっかく札幌に来たのでみそラーメンにすることにしました。ようやくカウンターに案内されて座っていると、それほど待たずにラーメンが出てきました。
 みそラーメンはこってりしていて食べ応えがありました。しかもチャーシューの上に乗っているショウガがまた味が変わっておいしかったです。それに後半は一味唐辛子を掛けてペースアップ、結局スープまで完食しました。店員もしっかりと対応していましたし、なかなかいいお店でした。

【店情報】
店名麺屋 彩未 (さいみ)
住所北海道札幌市豊平区美園十条5-3-3
営業時間11:00〜15:30 17:00〜19:30
定休日月曜日




テレビ塔 夕食を食べた後は美園駅から再び地下鉄に乗り、大通駅へと向かいました。大通駅ではポールタウンにあるクイーンズウェイで50分のフットマッサージを受けました。本日も結構歩いたので、マッサージでリラックスすることができました。
 マッサージの後は地上に出て大通公園へ。すっかり日が暮れていて周囲は暗かったです。大通公園には雪祭りで使われたと思われる雪が残っていました。そして正面に見えるテレビ塔は照明でとても綺麗でした。いつかこの大通公園でとうきびを食べたいです。



フルーツケーキファクトリー 本日宿泊するホテルに向かう途中にちょっと気になるお店が。フルーツケーキファクトリーというお店で、中に入るとおいしそうなケーキやタルトがたくさんディスプレイされていました。こちらのお店では中でもいただける様ですが、ホテルで食べることにして、苺とヨーグルトのタルトを買いました。

【店情報】
店名フルーツケーキファクトリー
住所北海道札幌市中央区南1条西4丁目
営業時間10:30〜23:00(平日)
10:30〜21:00(土日祝)
定休日なし




ホテルオークラ札幌の室内 本日宿泊するのはホテルオークラ札幌です。前回はエグゼクティブルームでしたが、今回は一般のスーペリアツインルームです。部屋はエグゼクティブルームと同じ広さですのでゆったりできそうです。ただ、夜は正面のビルに入っている会社やレストランから窓際やベッドが見えてしまうのがちょっとした欠点でしょうか。まぁ夜はカーテンを閉めるので問題はないですね。



苺とヨーグルトのタルト 部屋に入って落ち着いてきたので、先ほど買ってきたタルトを食べることにしました。部屋に用意されている電気ポットのそばには、インスタントコーヒーがありましたので、このコーヒーを飲みながらタルトをいただきます。タルトはサクサクとした歯ごたえと甘さ控えめのクリーム、そしてイチゴの酸味がさっぱりとしておいしかったです。
 次の日は朝早く出発するため、11時頃までには寝てしまいました。これで一日目は終了です。



2〜3日目 ばんえい競馬と帯広グルメへ



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