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旅日記18 桜島と鹿児島ラーメンの旅

1日目 竜ヶ水駅と鹿児島ラーメン



羽田空港第一ターミナル出発ロビー南ウイング 今年もいよいよ待望の夏休みがやってきました。今年は仕事の関係で連続した夏休みが取れるか心配していたのですが、無事一週間の休みを取ることができました。今回は九州の阿蘇山への訪問や肥薩おれんじ鉄道の乗車などを最初に考えていたのですが、鹿児島県の桜島や指宿枕崎線の方が面白そうだったので計画を変更しました。世間では大河ドラマ「篤姫」の影響で鹿児島県への旅行が増えているそうですが、大河ドラマを見ていないので篤姫とは無関係に行動します(笑)。当初は2泊3日の予定でJALの特典航空券を予約しようとしたのですが、どうも最終日の飛行機が満席だらけで予約できなかったのですが、その次の日ならば都合がいい時間に空席があったので、3泊4日に変更して予約しました。
 初日の朝は6:50頃に羽田空港第一ターミナルに行きました。出発ロビーは混雑しておらず、いつもと比べてやや閑散としていました。やはり平日の朝は旅行客も少ないようですね。手荷物検査場も並んでいなかったため、すんなり通過することができました。



サクララウンジ入口 今回は西日本への出発であることから南ウイングの手荷物検査場を通過したわけですが、ダイヤモンド・プレミアラウンジは北ウイングにあるため、制限エリア内を歩く羽目になってしまいました。途中でカツサンドなどを買ってサクララウンジに行ったのですが、サクララウンジは入口が二つあるんですね。



朝食の様子 ダイヤモンド・プレミアラウンジはサクララウンジの内部にあるのですが、いつもの反対側から入ったためサクララウンジを横切って向かいます。そしてダイヤモンド・プレミアラウンジのドアから入るわけですが、何もチェックがないので資格がない人でも入れてしまうのでは?と感じてしまいました。
 ダイヤモンド・プレミアラウンジに入るとちょっと混雑していて窓側の席を確保することができませんでした。壁側の席を確保してオレンジジュースと朝提供されているパン2種(クロワッサンと大納言豆パン?)を持って席へと戻りました。事前に買ったまい泉のカツサンドと合わせるとちょっと食べ過ぎかな?大納言豆パンはちょっとかためで食べ応えがあっておいしいのですが、上にかかっている粉が衝撃や息で飛んだりするので服が汚れてしまうのが欠点ですね。



釧路行きのエアバスA300-600R 朝食を食べている途中で窓側の席が空いたため移動すると、外には15番スポットに駐機中の釧路行き飛行機(A300-600R)が見えました。今年釧路に行ってからもう半年以上経つんですね。



てりやきマックバーガー賞その1 そういえばいつもQUICサービスを利用しているのですが、今回はじめててりやきマックバーガー賞が当たりました。いつもプレミアムローストコーヒーばかりなんですよ。でもなかなかマクドナルドに行く機会がないんですよね。



B747-400D 今度は沖縄行き?のB747-400Dが見えました。



MD-90とB767-300? さらには遠くにJALのMD-90とANAのB767-300(かな?)が見えました。何だか今回はいろいろな飛行機が見ることができて楽しいですね。



鹿児島行きの出発案内 ラウンジを7:45頃に出て2番搭乗口へと向かいました。搭乗口へと到着すると、すでに搭乗が開始されていてすんなりとゲートを通過することができました。ところで9月下旬とはいえ鹿児島の気温が22度というのはちょっと低めですね。



B737-800 ボーディングブリッジに向かっている途中で3番スポットに駐機中のB737-800を見ることができました。B737-800は始めてみました。主翼の先に付いたウイングレットがかっこいいですね。



クラスJの茶菓 今回は予約するタイミングが遅かったこともあり、窓側の座席が予約できませんでした。中側の島の通路側(86G)が取れたため、のんびりと搭乗したわけです。飛行機は8:00をちょっと過ぎてドアがクローズされ出発しました。ドリンクサービス時にクラスJで配られた茶菓は「フィナンシェ・ア・ラ・フィーグ」という焼き菓子で、いちじくの自然な甘みをフィナンシェの生地に閉じこめたものだそうです。ちょっと甘めでしたがしつこくもなくおいしかったです。



座席のモニター 今回搭乗したのは旧JASのB777-200だったため、座席にモニターが付いていました。鹿児島までは1時間50分ぐらいかかりますので、機内誌やこのモニターを見ながら時間を潰しました。



鹿児島空港外観 鹿児島空港には10:00頃に到着しました。外へ出てみると曇っていました。鹿児島空港には何度も来ていますが、乗り継ぎばかりで外へ出たのは久しぶりです。



鹿児島空港の足湯 空港の外(ほぼ中心部分)には足湯ができていました。



足湯でひと休み 鹿児島市内に向かうバスは混雑して乗れそうもなかったので、足湯でひと休みすることにしました。夏の終わりという時期ですがお湯は温かくて気持ちいいですね。
(いつも同じジーンズですいません。これしかないんです・・・笑)



のぼる屋外観 10:20発のリムジンバスに乗って鹿児島市内へと向かいました。バスの中では足湯で足下が暖まっているせいか汗をかくほど体がポッポとしていました。天文館で下りて昼食処ののぼる屋に向かいました。



のぼる屋のお漬物 のぼる屋には11:30頃到着しました。のぼる屋は鹿児島ラーメンの老舗で最も古くからあるお店として有名です。鹿児島ラーメンはとんこつのお店ですが、博多や熊本とは異なりあっさりめだということで訪れることにしました。ここにはラーメンしかメニューがないので中に入って座るだけでラーメンが出てきます。座ると大根のお漬物が出されました。お漬物はコリコリと歯ごたえがあっておいしいですね。他の客はお漬け物を食べきってしまったのですが、お店の方が声を掛けておかわりをしていました。



のぼる屋のラーメン お漬物が出されて3分ほどでラーメンが出てきました。お店のおばあちゃんがゆっくりとトッピングの具を乗せていたのは、ちょっとほのぼのとする感じでした。出されたラーメンは確かに白く濁っておらず、ぱっと見ではとんこつラーメンには見えないですね。スープは事前に調べた通りちょっと変わっていて、沖縄そばのスープのような感じでした。沖縄そばもスープはとんこつから取っているので似ているのかも知れません。結構麺も具も多いので食べ終わる頃にはお腹が一杯になってしまいましたが、途中で唐辛子を掛けたりしながらスープまでおいしく完食することができました。ここのラーメンは一杯1000円もするのですが、お店の方の心配りとラーメンの量を考慮すると決して高くはないと感じました。
(お店はおばあちゃんやおばちゃんで切り盛りしていて、敬老の日がお休みというユニークさがいいですね)

【店情報】
店名のぼる屋
住所鹿児島県鹿児島市堀江町2-15
営業時間11:00〜19:00
定休日日曜・敬老の日




仙厳園入口 ラーメンを食べた後はちょっと歩いて市役所前からいわさきバスに乗って仙厳園へと向かいました。しかし市内のバス停はわかりづらいですね。どこがどのバス停で何のバスがくるのかちょっとわからなかったです。
 バスは鹿児島駅を通過して仙厳園前には10分ほどで到着しました。入場券を買って中に入ると結構多くの女子学生がいました。修学旅行のコースにこの仙厳園が入っているんですね。そういえばここ仙厳園には市営バス(カゴシマシティビュー)でも行くことができますので、市内観光の一部に入れてもいいですね。



鉄製150ポンド砲 中に入って最初に目に飛び込んできたのは鉄製150ポンド砲です。かなり立派な造りになってますね。



磯御殿 しばらく進むと磯御殿がありました。磯御殿は島津家の別邸として建てられたそうです。



磯御殿近くから見た桜島 磯御殿から桜島を見ることができます。こんな風に部屋から桜島を見て過ごすことができたらいいですね。



鶴燈籠 道路近くには日本で最初のガス灯と言われる鶴燈籠がありました。このあと一通り中を見学して外へ出ました。先に島津家について勉強をしていなかったこともあり、全般的には自分にとってあまり興味が持てる内容ではありませんでした。あと入場券で入ることができる尚古集成館には入りませんでした。



平田屋外観 仙厳園を出て錦江湾沿いの道路を鹿児島駅方面へ歩いて向かったのはじゃんぼ餅(両棒餅)のお店です。ここにはいくつかじゃんぼ餅のお店が並んでいるのですが、中川屋か平田屋のどちらにしようか決めかねていたところ、中川屋が開いていなかったので自動的に平田屋に決まりました。



平田屋の両棒餅(じゃんぼ餅) 平田屋のお店にはいると座敷のテーブルに案内されました。さっそくじゃんぼ餅を注文すると、しばらくしてじゃんぼ餅とたくあんが出てきました。じゃんぼ餅は二本の串に刺さって焼かれたお餅にタレをかけたもので、焼いた部分が歯ごたえがあってなかなかおいしいですね。

【店情報】
店名平田屋(ひらたや)
住所鹿児島県鹿児島市吉野町磯9673
営業時間9:30〜19:00(9月中旬〜3月中旬は9:30〜18:30)
定休日木曜日




のぼる屋でもらったお土産 そういえばお昼にのぼる屋でどこから来たのか聞かれたので「東京からです」と答えたからか、お店を出るときに小さな紙袋に入ったお土産をもらったので、中を出してみたのが右の画像です。みかん、ボンタンアメ、それと桜島の写真(場所的に城山展望台から見た景色でしょうか)でした。



磯海水浴場から見た桜島 じゃんぼ餅屋から道路を挟んで反対側には磯海水浴場があるのですが、そこから見る桜島はすばらしいですね。これで雲がかかっていなかったら最高ですね。



手前から見た竜ヶ水駅 再び仙厳園に戻り、仙厳園前のバス停からいわさきバスに乗って竜ヶ水へと向かいました。バスは定刻よりも10分ぐらい遅れてきました。バスの中は2、3人しか乗っていませんでした。竜ヶ水には7、8分ぐらいで到着したと思います。バス停から近くの急坂を上ると踏切があり、そこから竜ヶ水駅が見えました。



竜ヶ水駅入口 竜ヶ水駅の入口です。無人駅なので自由に出入りできます。



竜ヶ水駅の時刻表 竜ヶ水駅は鹿児島駅の隣の駅という場所ながら、周辺には人家が少なく停車する列車も少なく無人駅であることから秘境駅の一つとされています。



竜ヶ水駅付近の砂防施設 竜ヶ水駅付近には大きな砂防施設があります。平成5年(1993年)に起きた集中豪雨による土砂崩れにより竜ヶ水駅と停車中の列車が埋まってしまう事故がありました。その復旧工事で作られたのがこの砂防施設です。
(土砂崩れによる事故の詳細はネットで検索してください)



竜ヶ水駅の駅名標その1 竜ヶ水駅の駅名標です。なんか右に大きな蜘蛛がいますね。



竜ヶ水駅1番線 竜ヶ水駅1番線です。



都城行きの普通列車 14:09に都城行きの普通列車が入ってきました。2両編成のワンマン列車ですね。



2番線の連絡橋から見た普通列車 1番線と2番線を結ぶ連絡橋から見た普通列車です。右上にとんびが写っていますね。駅の近くにはとんびがたくさん飛んでいました。



竜ヶ水災害復旧記念碑 2番線のホームには竜ヶ水災害復旧記念碑が建てられています。後に桜島が見えますね。



砂防施設から見た桜島 鹿児島方面の列車が来るまで時間があるので砂防施設にある階段を上ってみました。そこからは桜島が見えました。駅からだと電線などが写りこんでしまいますが、ここならば障害物はありませんね。



砂防施設から竜ヶ水駅 同じく砂防施設から見た竜ヶ水駅を撮影。砂防施設の階段は手すりがないので上り下りには注意が必要です。



竜ヶ水駅の駅名標その2 再び駅に戻りました。1番線の鹿児島寄りには駅名標が建てられていました。そこにはヒガンバナが咲いていますね。



川内行きの普通列車 14:25頃に川内行きの普通列車が入ってきました。車内の女子高生?がVサインをしている。ノリがいいですね。



鹿児島駅の駅名標 列車に乗って鹿児島駅で下車しました。竜ヶ水駅ではきっぷの自動販売機もなく、また列車の中でも整理券を取れなかったので、駅の改札で事情を話して竜ヶ水駅からの運賃を払いました。
(どうやら竜ヶ水駅から乗車するときっぷも整理券もないので、このようにするのが正解のようです)



鹿児島駅外観 鹿児島駅は移転前の県庁や市役所が近くにありながら、こぢんまりとした駅ですね。



市電鹿児島駅前電停 鹿児島駅には市電の鹿児島駅前電停があります。ここから乗ると鹿児島中央駅や谷山駅へ行くことができます。



市街地の鯉 鹿児島駅から西郷隆盛像まで歩いていくことにしました。以前来たときにも見た市街地に鯉がいました。前回どこで撮影したか忘れましたが、相変わらず元気そうでなによりです。人影を見ると鯉はエサをくれるものだと思って集まってきますね。



西郷隆盛像 途中どこを歩いているかわからなくなりながらも西郷隆盛像までたどり着くことができました。先に何組かの旅行グループがいろいろ撮影していましたので、ちょっと待ってから撮影しました。やはり西郷さんは人気ありますね。



照國神社 西郷さんのあとは近くにある照國神社へ行きました。前回ここで旅の無事を祈ったのですが、こういう建物だったかの記憶がありませんね。とてもきれいなので建て直したのでしょうか。今回は何も祈願しませんでした。



天文館むじゃき外観 鹿児島駅から歩いていることもあり、どこかで休むことにしました。西郷さんの銅像からは天文館が近いので、天文館むじゃきへ行くことにしました。外は暑いですしのども渇いたので、しろくまを食べたくなりました。
 天文館通を通って天文館のアーケードを歩くと、あっさりと天文館むじゃきを見つけることができました。天文館むじゃきは建物にいろいろなタイプの食事処が入っているんですね。私はしろくまを食べるだけなので、一階のむじゃきっこに入店しました。



むじゃきのヨーグルトしろくま むじゃきのしろくまは、以前東京の伊勢丹新宿店で行われていた大九州展でストロベリーしろくまを食べたことがありますが、本店のしろくまは初体験となります。ミニサイズのベビーしろくまでもよかったのですが、やはりレギュラーサイズでないと。今回はヨーグルトしろくまを注文しました。しばらくすると、ヨーグルトしろくまが出てきました。いやぁ、さすがにしろくまは大きいですね。隣に携帯を置いてみたのですがサイズの大きさがわかると思います。ヨーグルトの味が出ていてなかなかおいしかったのですが、さすがに後半は体が冷えてきて辛い物がありました。二人で来店するのなら一つのしろくまで十分かも知れませんね。

【店情報】
店名天文館むじゃき
住所鹿児島県鹿児島市千日町5-8
営業時間[月〜土] 11:00〜21:30、[日・祝・7月・8月] 10:00〜21:30
定休日12/31




鹿児島県庁 しろくまを食べ終えてまだ15:45ぐらいなので、次の場所へと移動します。いづろの停留所から鹿児島交通バスに乗って向かったのは鹿児島県庁です。さて、東京都民の私が県庁に何の用があるのでしょうか。



鹿児島県庁の展望ロビー 鹿児島県庁の18階には展望ロビーが開放されていて桜島などを間近に見ることができます。



展望ロビーから見た桜島 窓際からはこのように桜島が見えます。展望ロビーには双眼鏡が設置されていて桜島をアップで見ることもできます。



展望ロビーから見た鹿児島港方面 北側からは鹿児島港方面の景色を見ることができます。手前には鴨池公園にある鴨池陸上競技場と鴨池球場も見えますね。西側にも大きな窓があるのですが、展望レストランになっているため入れそうもないですね。西側からは天気が良ければ開聞岳が見えるそうです。
 鹿児島県庁の展望ロビーは月〜金曜日が7:00〜21:00、土・日・祝が10:00〜21:00に開放されており、もちろん無料です。ちょっと隠れた観光スポットですね。



ふじ井外観 県庁でしばらく休んでから、県庁前から鹿児島交通バスに乗って松原小前で降りて向かったのは夕食処であるふじ井です。ふじ井はうなぎ料理の専門店で鹿児島市内でも有名なお店だそうです。
(画像は帰りに撮影)



ふじ井のわっぜえか丼 鹿児島のうなぎも結構有名なのですが、注文したのはわっぜえか丼です。わっぜえか丼は鹿児島新幹線の開業を契機に新たな鹿児島名物として開発されたもので、鹿児島産の豚肉を使うことが決められていること以外は、それぞれのお店で自由に作ることができるそうです。そのため出すお店の特徴に沿ったわっぜえか丼がいただけるわけです。そこで私はうなぎと黒豚の両方楽しめるふじ井を選んだわけです。わっぜえか丼の「わっぜえか」とは鹿児島弁で「すごい」という意味だそうです。
 さっそくわっぜえか丼を注文したのですが、このわっぜえか丼、意外と発声が難しいのです。お店の人に三回くらい言ってやっと通じました。しばらくして出てきたわっぜえか丼のボリュームにちょっと驚きました。ちょっとしろくまは余計だったかも。丼の上にはタレがたっぷりかかった黒豚があり、キャベツがその下に敷いてあり、その下にはご飯とうなぎがありました。後半脂身でウップときてちょっと苦しかったのですが、無事完食することができました。なかなかおいしかったです。

【店情報】
店名うなぎのふじ井
住所鹿児島県鹿児島市樋之口町9-2
営業時間11:30〜15:00、17:00〜22:00
定休日なし




リッチモンドホテル金生町のシングルルーム 夕食を食べて満腹になったので、のんびりと宿泊するホテルまで歩いて行きました。本日宿泊するのはリッチモンドホテル金生町です。このホテルはチェックインの手続きはカウンターで行いますが、カードキーを機械に通してチェックインが完了します。しかもチェックアウトもその機械でできますので、時間をかけずに手続きができるので便利ですね。もちろんカード払いも可能です。
 今回予約したのはシングルルームBで20平米のちょっと広めのお部屋です。部屋には蛍光灯があるので室内は明るく過ごしやすいですね。部屋ではテレビを見ながらのんびりと過ごしました。そして22:00頃寝て初日は終わりです。夜は天気が崩れて雨が降るそうで、明日の予定に影響しなければよいのですが。



2日目 楽チャリで桜島一周へ



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