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旅日記19 ナッチャンWorldと超マグロ祭りの旅

1日目 川部温泉と味噌カレー牛乳ラーメン



羽田空港第一ターミナル出発ロビー北ウイング 新潟旅行に出発した9月5日、自分にとって驚きのニュースが飛び込んできました。それは「東日本フェリーの高速フェリー・ナッチャンが10月末で運休」というものでした。そのナッチャンとは、ナッチャンReraとナッチャンworldのことで、青森−函館間に就航している超大型のフェリーのことです。ナッチャンReraが就航したのは2007年9月とまだ一年、ナッチャンworldにおいては2008年5月に就航したばかりでしたが、折からの原油高騰や乗客数の伸び悩みから運休が決まったそうです。いつかは乗ってみたいと思っていたことから運休前に乗りに行くこととしました。
 前日仕事で帰りが遅くなって寝たのが1:00ぐらいにも関わらず朝は4:00に起床しました。あいにく外は雨模様で時々強く降っていました。5:30頃家を出て近くのバス停でタクシーを待っていましたが、手を挙げても2台に無視され、しかも通りがかった乗用車にはねた水を掛けられるなど最悪のスタートとなりました。羽田空港には6:50頃に到着しました。そろそろ出発のピークとなることから手荷物検査場には行列ができていて通過するには5分ほど掛かりました。



サクララウンジ入口 今回もダイヤモンド・プレミアラウンジにお世話になります。近くの売店で朝食を購入して中へ入りました。



朝食の様子 ダイヤモンド・プレミアラウンジに入ると少々人が多く今回も窓側の席はなく、壁側の席は確保できました。朝提供されているパン2種(ショコラ・ド・パリ:画像皿右とポンキン?:名称不明確、画像皿右)とオレンジジュース、それから売店で購入したまぐろやさんのかつサンドをいただきます。朝からちょっと食べ過ぎですかね。



秋田行きの案内 7:30頃ラウンジを出て19番搭乗口へと向かいました。既に搭乗案内中でゲートに列もなくすんなりと通れました。今回乗るのはエアバスA300-600Rで、座席は普通席ですが11列目のA席で、隣には誰も来ませんでしたので、上着を置いておくことができました。飛行機は出発時刻の7:40にドアがクローズされ出発しました。



窓からの景色 早朝から雨が降っていましたが、雲の上では当然ながら晴れていい天気です。



秋田空港外観 定刻よりも少々遅れて8:50頃に秋田空港に到着しました。手荷物受取所を出るとツアーなどの旗やプレートを持った人が多く立っていて到着ロビーはあっという間に人で溢れかえりました。券売機で秋田駅までのバスのきっぷを購入しバスへと乗り込みました。バスにはそれほど多くの乗客は乗らずに出発したところを見ると、やはりツアーのバスや迎えに来た車に乗っていったのでしょう。



秋田テレビ視聴者投票第1位のラーメン店の看板? バスは9:50頃秋田駅西口に到着しました。秋田駅はターミナル沿いにあるわけではなく階段を上って2階の通路をしばらく入ったところに改札があります。
 これから乗る予定の快速・リゾートしらかみ3号の指定席を予約していたのですが、前日に座席表を確認したところ、指定席券に記載された2号車2番A席はボックスタイプの窓側なのですが、座席の向きが進行方向とは逆向きとなること、また他の3席に他のグループ客が乗車する可能性があることからちょっと予定を変更することにしました。まずみどりの窓口にある指定席券売機で、3号とその後の5号の空席を確認したのですが窓側の空席がなく失敗。まぁ天気も悪く日本海の絶景も期待できなさそうなので、五能線を走るリゾートしらかみは諦めて奥羽本線で青森へ向かうことにしました。実はリゾートしらかみで乗り換え予定の川部駅へ行くよりも、ほぼ同じ時間に出発する奥羽本線の方が1時間半近くも早く到着するのです。それだけ日本海の沿岸を走る五能線が遠回りしているということですね。それは置いておいて、窓口で事前に購入した乗車券を奥羽本線経由に変更・精算してもらって、指定席券も払い戻ししてもらいました。
 列車の出発時刻まで50分近くあるので、早めの昼食にすることにしました。雨の中傘を差して事前にチェックしたお店の近くに行くと、「秋田テレビ視聴者投票第1位のラーメン店」と大きな看板?が出ていました。



末廣ラーメン本舗 秋田駅前店外観 本日のお昼は末廣ラーメン本舗の秋田駅前店で食べます。このお店の特徴はなんと言っても24時間営業ということですよね。この時間(10:20頃)だとガッツリ食べたくてもなかなかお店が開いてないのですが、こういうお店があると助かりますね。



末廣ラーメン本舗の中華そば お店に入るとお客はいませんでした。こんな中途半端な時間では仕方ないですかね。入口近くの券売機で中華そばの食券を購入すると、おつりの中から10円が手から落ちてどこかへ転がっていってしまいました。やっぱり今日はツイてないですね。
 カウンターに座って店員に食券を渡してしばらく待つと、中華そばが出てきました。しょうゆベースのスープでかなり濃そうな感じですが、飲んでみるとそれほどしつこくなくスーッと入ってしまいます。ただのしょうゆ味だけではなく、豚骨をはじめいろいろなものが含まれているのかかなり複雑ですね。また上に乗った豚肉は薄いのですが、スープがよく絡んでおいしいですね。ホームページによると、このお店の中華は京都にある新福菜館直伝の味ということです。そういえば京都のラーメンはイメージとは裏腹に濃いめのものが多いそうです。濃厚豚骨で有名な天下一品は本店が京都でしたね。ん〜、なかなかおいしい。



乗せ放題のネギ カウンターの上にはネギが入ったどんぶりが置いてあって、好みの量を取ることができます。私はネギが大好きなのでこういうシステムもうれしいです。あ、そうそうこのお店は白いネギですが、新福菜館は九条ネギだそうです。そういえば東日本では九条ネギはあまり見かけませんね。それからこのお店は中華そばだけではなく、ヤキメシも人気らしいのですが、朝御飯を食べてからあまり時間が経っていなかったこともあって頼むだけの余裕はありませんでした。
 ラーメンがおいしいこともありますが、24時間営業であるこのお店は近所に欲しいですね。

【店情報】
店名末廣ラーメン本舗(すえひろらーめんほんぽ) 秋田駅前店
住所秋田県秋田市中通4-15-1
営業時間24時間営業
定休日無休




あきぎんと北都銀行のATM 羽田へ向かうリムジンバスの中で音楽を聴いていたときに、ヘッドホンの線が切れたせいか右側が聞こえなくなってしまったので、新しいのを買おうと思ってイトーヨーカドーに入ってみましたが、家電コーナーがなく出ようと思ったらATMコーナーに出ました。ATMコーナーは地域の色が出ますね。秋田は画像のとおりあきぎんと北都銀行ですね。



D51のミニチュア 秋田駅には10:50頃戻ってきました。外で待っていても暇なので、駅の中に入ることにしました。改札の通って突き当たりを左に曲がるとホームへ下りる階段が並んでいるのですが、その通路の間にD51のミニチュアが展示されていました。かなり精巧に作られていますね。ミニチュアの前には小さな座席が付いた車両がありますので、これはどこかで走っていたのかも知れませんね。



D51の先頭部分 ミニチュアの正面には本物のD51で使われていた先頭部分が展示されていました。



秋田駅の駅名標 秋田駅は秋田新幹線の終着駅であり、奥羽本線と羽越本線が乗り入れています。よつごや(四ツ小屋)が奥羽本線の新庄方面、うごうしじま(羽後牛島)が羽越本線の新津方面、つちざき(土崎)が奥羽本線の青森方面です。四ツ小屋は電車でGo!プロフェッショナルで普通列車も秋田新幹線もプレイしたことがあるので、ちょっと身近に感じます。



奥羽本線の普通列車 10:50頃にこれから乗る奥羽本線の普通列車が入線してきました。先頭車両のドア脇の座席を確保しました。



ドアを開くボタン 停車中はドアが閉められているので、入るにはこのボタンを押してドアを開きます。入ったら中の「閉」ボタンを押してドアを閉めるのがマナーですね。



リゾートしらかみ青池編成 隣のホームに当初乗る予定だったリゾートしらかみが入線してきていたので、見に行きました。予約したときに座席のことを気付いていれば乗るはずだったんですよね。



青池編成の1号車 ついでだったので、車両の中に入ってみました。まずは1号車です。座席は横に2-2の配列で窓が席に合っているのでハズレの席はないようです。



青池編成の2号車ボックス席 2号車の指定していた座席へ行ってみました。2号車はボックス席になっていて、すべて日本海側にあり、さらにそれぞれのボックスが仕切ってあるので家族などのグループにはいいですね。普通の座席よりも横幅が広い上にフラットになるそうで、広々と座れますね。リゾートしらかみはまた別の機会に乗りたいと思います。

リゾートしらかみの車両、座席図について検索し訪問される方が多いため、JR東日本秋田支社の案内URLを貼っておきます。
(座席図はメニューの「リゾートしらかみ車両のご案内」を参照願います)
JR東日本旅客鉄道株式会社秋田支社 五能線のページを開く



羽越本線 リゾートしらかみの反対側には羽越本線の普通列車が停車していました。奥羽本線とは全然違う車両ですね。
 自動販売機でお茶を購入し奥羽本線の普通列車に戻りました。乗客は少なめでしたが、発車時刻が近づくにつれて多くなり、立っている人もいる状態で11:12に列車は秋田駅を発車しました。途中東能代駅では秋田方面へ向かうリゾートしらかみ2号の隣のホームに入線しましたが、リゾートしらかみは結構人が座っていて大盛況の様子でした。
 13:05に大館駅に着くと、ここから弘前駅まではワンマン運転というアナウンスがあり運賃表に運賃が表示されました。いきなり運賃表一杯に金額が表示されたのはちょっと驚きました。弘前駅までは車内ものんびりとしていて私も途中ちょっと寝てしまいました。しかし弘前駅に着くと大量の人が乗ってきて一変、大混雑となりました。そんな中、14:00に川部駅で下車しました。



川部温泉入口の看板 これまで天気が悪かったのですが、このあたりは雨が降っておらず道路も濡れていませんでした。駅を出て左へ歩いていき、線路の上に掛かる橋に渡ってちょっと行くと、「川部温泉」の看板が見えてきました。



川部温泉ふれあいセンター外観 14:15頃に「川部温泉ふれあいセンター」に到着しました。ここは一般の温泉施設で誰でも利用できます。ちょっと最近疲れ気味ですので、温泉に入ってリラックスしようと思います。どんな泉質なのかちょっと楽しみです。



ロビーの様子 建物に入ると履き物を入れる下駄箱があり、その奥には広いロビーがありました。画像では正面やや右に入浴券(280円)を購入して右側にある受付に出します。あいにくタオルを忘れてきたので受付で購入する(210円)と、石けんを貸してくれました。ちょっとした心遣いがうれしかったです。



脱衣場にある入浴者心得 脱衣場に行くと、数人涼んでいて浴場にも5、6人いて平日の昼間の割には結構多いですね。脱衣場では服を脱いでかごに入れ、さらにそのかごを棚に入れていよいよ入浴です。
 浴槽は建物の大きさの割にはそれほど大きくはなく、10人も入れば一杯になりそうなぬるめの浴槽と、3人程が入れそうな熱めの浴槽があり、ぬるめで湯温はちょうどよかったです。お湯は透明でしたがちょっと鉱物系の臭いがあり、体に細かい泡がたくさん付きます。浴槽だけではなく、カランの蛇口からも温泉のお湯が出るのでいいですね。汗もたくさんかきましたがとても気持ちよかったです。
(客が多く浴場内の撮影は自重)

【施設情報】
店名川部温泉ふれあいセンター
住所青森県南津軽郡田舎館村川部字村元33-1
営業時間5:30〜22:00
定休日大晦日元旦など




陸橋から見た岩木山 入浴後ロビーでちょっと涼んでから駅に戻ることにしました。行きでは気付かなかったのですが、陸橋から大きな山が見えました。ちょっと雲がかかって全体が見えませんが、帰ってから調べたらこの山は岩木山だったんですね。



川部駅外観 15:00頃に川部駅に戻ってきました。川部駅は奥羽本線と五能線のターミナル駅ですが、こぢんまりとした駅ですね。次の到着する列車の時間(15:21)まで時間があるの改札は空いていませんでした。構内のトイレが工事中で外に仮設トイレがありました。駅の周辺には旅館が一軒ある以外はお店はありませんでした。



五能線終着駅の案内 入口近くに五能線終着駅の案内がありました。



川部駅の駅名標 構内のベンチでしばらく待つと、改札が開きましたので乗車券を見せて中に入りました。川部駅の隣の駅ですが、弘前方面がないじょうし(撫牛子)で青森方面がきたときわ(北常盤)です。五能線はホームが違うので表示がありませんが、隣の駅は藤崎です。撫牛子という駅名は漢字だと読めないですね。



貨物を牽引するEF8110 まだ列車到着時刻ではないのに、案内のアナウンスが流れたので待っていると、貨物列車が通過していきました。牽引しているのはEF8110と表示された機関車です。



ワンマンカーの乗り方&降り方案内 待合室にはワンマンカーの乗り方と降り方に関する案内が貼ってありました。こういう案内があれば不安はないですね。



青森駅外観 15:21に入線してきた奥羽本線の普通列車に乗って青森駅へと向かいました。さきほど乗ってきた2両編成とは異なり4両?と長い編成だったため座席は空いていて楽に座ることができました。途中大釈迦(だいしゃか)駅という珍しい名前の駅も通りました。
 終点の青森駅には16:01に到着しました。外に出ると道路は濡れていましたがこちらも雨は降っていませんでした。駅の向こうには青森ベイブリッジが見えますね。



味の札幌 大西外観 ちょっと早いですが夕飯に向かいます。歩いて5分ほどのところにある味の札幌大西には16:20頃到着しました。今夜の夕飯は青森なのに札幌なんです。



味の札幌 大西のメニュー 味の札幌大西はラーメンのお店なのですが、ちょっと変わったメニューがあるので有名です。札幌ラーメンということで味噌・醤油・塩ラーメンは珍しくありませんが、カレーラーメン、牛乳ラーメンというちょっと変わったラーメンと味噌ラーメンを組み合わせたラーメンがあり、全部入っている味噌カレー牛乳ラーメン、これがこのお店の名物なんです。いやこのお店だけではなく味噌カレー牛乳ラーメンは青森市内ではごく普通にあるメニューなんだそうです。メニューにあった納豆ラーメン、梅ラーメンも十分変わったラーメンみたいですが・・・。



梅は食べ放題 カウンターのには梅が食べ放題という案内が貼ってありました。梅はそんなにたくさん食べられませんね。



梅 カウンターの上に梅がありました。見るだけでつばが出てきますね。



味噌カレー牛乳ラーメン 味噌カレー牛乳ラーメンを注文し待っていると、「辛々」という単位で辛さを追加できることがわかりましたので、3倍である辛々3倍でお願いしました。
 しばらくするとラーメンが出てきました。なんだか見た目はすごいですね。スープは牛乳の白い上にカレーの色があり、臭いはカレーと牛乳が混じった感じです。もやし、メンマとわかめがたくさん載っていて麺が見えませんね。スープを飲んでみると味噌の味と牛乳のクリーミーさがまず来るのですが、カレーの辛さが後から追ってきて口の中に広がります。これクセになりそうです。見た目以上にもやしが多くお腹が一杯になりましたので、スープはすべて飲むことができませんでした。汗をかきましたがおいしかったです。

【店情報】
店名味の札幌 大西
住所青森県青森市古川1丁目15-6 古川パークビル1F
営業時間11:00〜21:30(オーダーストップ)
定休日年末年始




温度表示 夕飯を食べ終わったのでホテルに向かいます。途中青森銀行の前で温度表示を見たら19度と出ていました。10月末の夕方だというのに青森で19度、暖かすぎですよね。



ホテル青森のダブルルーム 本日宿泊するのはホテル青森です。ちょっと駅から離れていますが評判のいいホテルですのでちょっと楽しみです。チェックインの手続きを行っていると、ダブルルームに変更してもらいました。朝とは違ってラッキーです。部屋への案内はありませんでしたが、部屋に入ると広くてちょっと驚きました。濡れた折りたたみの傘やタオルを干しても余裕ですね。



ダブルルームのベッド ダブルルームということでベッドもダブルサイズです。今日は広々した部屋とベッドでゆったりと眠れそうです。ただ明日の朝は早いのですが・・・。そういうことで21:00頃には寝てしまいました。これで一日目は終了です。



2日目 大間の超マグロ祭りとやきとり弁当へ



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