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2009年を振り返って
総括レポート
2009年も残すところ数日になりました。富士急行線は今年80周年を迎え、さまざまな出来事がありました。
今日は所長とこの1年を振り返ってみたいと思います。
【ブラン】
所長、このところだいぶ寒くなりました。
ところで今年は世の中、いろいろなことがありましたが、所長ご自身にとってはどんな年でしたか?
【富士三六】
60歳で退職になったからネ。人生の節目であったことは間違いないナ。
【ブラン】
でも勤めは続けているんでしょ。
【富士三六】
まだ完全に引退するわけにいかないんでネ。
【ブラン】
ところで富士急行線ですが、今年は80周年記念ということで、いろいろなことがありました。
やっぱり一番の話題は「富士登山電車」(写真)でしょうネ。
【富士三六】
水戸岡氏の斬新なデザインの中には懐かしさがある。随分人気が高いみたいだネ。
下吉田駅もリニューアルしたし。
【ブラン】
今年は「富士登山電車」のほかにリバイバルカラーの車両(写真=昭和30年代カラー車)も登場しました。
【富士三六】
1000系は写真の2編成のほかに昭和20年代カラー車、マッターホルン号とバラエティ豊かになった。
【ブラン】
普通列車に乗るのも、どんな車両が来るのか楽しみですネ。
【富士三六】
本当だナ。
【プラン】
それでは話題を移しましょう。
今年もさまざまな団臨がJRから直通して来ましたが、やっぱり一番注目されたのは“宴”で運転された「お座敷富士芝桜号」(写真)でしょうネ。
【富士三六】
“富士芝桜まつり”は、かなり人気のイベントになったからネ。
【ブラン】
このほかサウンドコニファーのときは「ランティスEXPRESS」が入線しました。
【富士三六】
臨時列車といえば、河口湖湖上祭、吉田の火祭りのときの観客輸送をみると、鉄道の力を肌で感じるナ。
【ブラン】
それでは設備面に話を移します。
富士急行線では最近、毎年度1駅づづ信号設備の改良を進めていますが、今年は20年度分として谷村町駅、21年度分として禾生駅が第1種連動装置になりました。
【富士三六】
踏切についても警報機の設置や、無人踏切への手動遮断棒の設置、紅白遮断棒による視認性の向上など、安全対策で実績をあげたことも印象的だった。
【ブラン】
最後に3月に実施されたダイヤ改正についてですが。
【富士三六】
以前話したことがあるが、単線の路線で種別の異なる列車を走らせると、どうしても待避時間の長い列車がでてしまう。また、優等列車を運転するために普通列車の運転間隔があいてしまう。
ここをどう折り合いをつけるか、課題ではあると思う。
【ブラン】
それにしても今年の富士急行線には、まだまだたくさんの話題がありましたが、話はつきません。ということで、そろそろ終わりにしたいと思いますが・・・。
来年はどんなことが起きるのか、楽しみです。
【富士三六】
期待しましょう。
2009.12.27
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