このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

出張レポート(18)

2001.7.17

関東のミニ鉄道・竜ヶ崎線

7月16日(土)、3連休の初日、竜ヶ崎線を訪ねた。竜ヶ崎線は常磐線の佐貫駅前から竜ヶ崎市中心部の入り口まで、4.5kmを結ぶミニ路線である。起終点を含め全線3駅が龍ヶ崎市内である。
非電化の鉄道路線で全線単線、途中に列車交換設備はない。
2009年、PASMOが導入され、簡易改札機が設置されている。

1.路線

竜ヶ崎線の佐貫駅は、常磐線の佐貫駅に隣り合わせに位置している。線路はJR線とつながっておらず、ミニ鉄道とはいえ、完全に独立した路線である。
【佐貫】竜ヶ崎線の佐貫駅は、常磐線駅の隣にあるホテルの1階を改札口にしている。ホームは片面1線の単純なつくりである。駅前は広く、バスの発着場やタクシー乗り場がある。
乗った列車は休日の昼間だが、20人ほどの乗客があった。列車は佐貫を出ると大きく左にカーブして市街地を進むが、すぐに田園地帯になる。線形は直線に近く、アップダウンもほとんどない。
【入地】佐貫から3分で“いれじ”へ着く。片面1線の無人駅である。2人ほど下車するが乗る客はいない。
【竜ヶ崎】佐貫から7分で到着する。竜ヶ崎市中心部の入り口、といったロケーションで、駅前は想像以上に立派である。ただし、人通りは少なく、日本全国の地方都市同様、空洞化が進んでいるようだ。
駅に隣接して車両基地がある。留置している車両はすぐ近くまでいって見ることができる。


改札外側から

駅の外から
いずれも佐貫駅 【クリックで拡大】

正面ホテルの左1階が竜ヶ崎線佐貫駅

入地駅にて 【クリックで拡大】

竜ヶ崎駅構内

竜ヶ崎駅前
【クリックで拡大】

竜ヶ崎駅前広場から駅舎を望む

唯一の中間駅、入地駅

2.運転

全列車がワンマン運転で、1本の列車が佐貫−竜ヶ崎間を行き来する。1時間に2本程度の運転だが、等間隔ではない。
竜ヶ崎駅で車両を入れ替えない限り、到着、出発を繰り返す単調なダイヤである。

佐貫駅の時刻表

改札へ向かう乗客(佐貫駅)

3. 車両

キハ532形1両、キハ2000形2両の計3両が現役である。
【キハ532形】元国鉄キハ20系気動車の走行装置を流用し、車体新製した車両である。ワンマン対応の両運転台車であるが、運転席がいずれもホーム側に設置されているのが特徴である。すなわち、竜ヶ崎行きの場合、運転台は右にある。
キハ532形は第1・3土曜日と第2・4日曜日の9〜14時台に運転されている。
【キハ2000形】自社発注車。2001、2002の2両が在籍している。乗務員室は半室構造で、乗務員室扉はホーム側にのみ設置されている。


ステップのある車両

扇風機に旧国鉄ロゴ
532形 【クリックで拡大】

入地駅近くの田園地帯を行く532形


2001号車

2002号車
2000形 【クリックで拡大】

532形の走行シーンをスライドショーで・・・
   【ボタンを押せば自動スタート】

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください