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対談レポート

富士急行線・2011年の振り返り

2011.12.10

【ブラン】今年も残りわずかになってきました。
そこで今日は、所長とこの1年を振り返ってみたいと思います。

【ブラン】所長、おはようございます。
【富士三六】おはよう、ブランはいつも元気でいいね。
【ブラン】それでも、11歳6か月ともなると、さすがに体力が衰えてきました。
ところで今日は、この1年を振り返ってみたいと思いますが・・・。
【富士三六】そうか、もうそんな時期になるのか。早いものだな。

≪東日本大震災の影響≫
【ブラン】今年、一番の出来事といえば、何といっても、「東日本大震災」の影響でしょうね。
【富士三六】2011年の3.11は、日本人にとって忘れることのできない日になったな。
【ブラン】富士急行線に限らず鉄道は大混乱をしましたからね。特に計画停電には振り回されました。
【富士三六】JRとの直通運転が再開されたのは、確か4月に入ってからだよな。
【ブラン】4月3日でしたね。
【富士三六】ホリデー快速の運転再開は5月になってからだった。
【ブラン】震災は現在進行形ということですが、早く復興するといいですね。
【富士三六】そうだな。

≪JR車両による臨時列車の乗り入れ≫
【ブラン】次に特筆されるのは、JR車両による臨時列車の乗り入れですね。
【富士三六】JR車両の乗り入れは富士急行線では日常的な風景だが、よその私鉄ではなかなか見られないからね。
【ブラン】1月6日には「成田山初詣列車」の運転がありました。
【富士三六】この時期、毎年恒例になったね。
【ブラン】それから富士芝桜まつりにあわせて「お座敷富士芝桜号」(宴)と「富士芝桜まつり号」(183・189系)の運転が5月にありました。
【富士三六】芝桜臨もこのところ定番になったな。
【ブラン】それから今年は特別に、7月1日、富士吉田駅が富士山駅に改称されたのを記念して、「こんにちわ富士山駅号」(115系)と「お座敷富士山号」(華)の運転がありました。
【富士三六】サウンドコニファー輸送にはE233系を使ったり、イベントの性格にあわせてうまく使い分けているよな。
【ブラン】富士急行とJR八王子との連携はなかなか堅いですね。
【富士三六】本当だな。

≪設備の改良≫
【ブラン】設備面で何といっても注目は富士山駅の誕生ですね。
【富士三六】同時に、3番ホームも6両対応に延伸された。
【ブラン】富士登山バスも当駅発着になって乗降客も増えてますからね。ホリデー快速のドアカットがなくなりました。
【富士三六】下吉田駅のリニューアルも話題を呼んだね。
【ブラン】「下吉田倶楽部」と「ブルートレインテラス」ですね。
【富士三六】スハネフ1420も存在感があるからな。久し振りに来た人は変貌振りに驚くだろうな。
【ブラン】設備面ではこのほか、田野倉駅が第一種連動装置運用になって交換全駅からスプリングポイントがなくなりました。
【富士三六】優等列車の追い越しや構内通過速度の向上が図れるというわけだ。

≪新車両の導入≫
【ブラン】それにしても話題をさらったのは新車両の登場ですね。
【富士三六】6000系は予想以上のフィーバーだったな。電車まつりで公開されたときは、ほとんど原形のままだったようだが・・・。
【ブラン】セミクロスシート化を望む声が多いようですが、果たしてどうなりますか。
【富士三六】あとは、いつ営業運転に入るか、もう1編成はいつ来るか、そして結果、廃車になるのはどの車両か、といったところが話題だな。

≪その他の話題≫
【ブラン】ということで、富士急行線からは常に目が離せませんね。
沿線イベント時の線内臨時列車運転、湖上祭とか火祭りとか。これはもう当り前の風景ですけど、鉄道の輸送力が発揮される場面ですね。
【富士三六】そうだな。
【ブラン】それから鉄道ではありませんけど、山中湖に登場した水陸両用バスが好評なんだそうです。
【富士三六】観光地の活性化には遊び心も大事、ということかな。
【ブラン】そうですね。



震災でJR直通列車の運転ができないため
1000系がホリデー快速代行(3月21日)

本栖湖で開催された富士芝桜まつりにあわせて運転された「お座敷富士芝桜号」(5月7日)

富士急ハイランドで開催された音楽イベントにあわせて運転された「快速サウンドコニファー」(7月23日)

富士急電車まつりで公開された6000系
(10月30日)

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