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出張レポート(20)
大雄山線 ・各駅停車
2012.7.28
大雄山線は、小田原から大雄山まで、伊豆箱根鉄道が経営する9.6kmのミニ路線である。
伊豆箱根鉄道では、三島から修善寺までの駿豆線がメインとみられるが、実はこの大雄山線の営業成績がよく稼ぎ頭である。漸減傾向にあるとはいえ、1万3千人/日ほどの輸送密度があり、地方鉄道としては突出している。
営業用車両は5000系3連に統一されており、ダイヤは終日12分間隔、各停のみと変化に乏しいが、12ある駅がそれぞれユニークで面白い。
小田原から出発して各駅を訪ねてみた。
小田原 (当駅から) | 小田原駅は、大雄山線のほか、東海道新幹線、東海道線、小田急線、箱根登山線が集中する神奈川県西部のハブ駅である。 大雄山線の小田原駅は、1面2線プラス降車ホームという頭端式の構造。 自動改札機が並んでいて、地方鉄道ながら日用利用の高さをアピールしている。 | |
緑町 (0.4km) | 1面1線の無人駅。井細田方に短い上屋と出入り口がが設置されている。 | |
井細田 (1.4km) | 1面1線の無人駅だが、かなりしっかりしたつくりの駅舎がある。 駅舎の3分の2は不動産屋の事務所が占めている。駅舎とホームは階段でつながっている。 | |
五百羅漢 (2.3km) | 島式ホーム1面2線を有する有人駅で、終日、列車が交換する。 4階建てマンションの一角が駅舎になっている。 小田急線の足柄駅とは300mほどしか離れていない。 | |
穴部 (3.1km) | 単式ホーム1面1線の無人駅。飯田岡方に設けられた階段が出入り口。 ホーム上屋と一体になった駅舎があり、自動券売機と乗車票発行機が1台ずつ設置されている。 | |
飯田岡 (4.3km) | 単式ホーム1面1線の無人駅だが、しっかりしたつくりの駅舎があり、トイレもある。 | |
相模沼田 (5.3km) | 相対式ホーム2面2線1を有する交換駅。 見るからにユニークな建物で、1階が駅事務室と待合室、2階が会議室になっている。 駅に通じる取付道路が狭い。 | |
岩原 (6.0km) | 単式ホーム1面1線の無人駅。 穴部駅に似たつくり。 ホーム上屋の一部が駅舎で、自動券売機と乗車票発行機が1台ずつ設置されている。 | |
塚原 (6.3km) | 単式ホーム1面1線の無人駅。 小さいながらも駅舎があり、トイレもある。 | |
和田河原 (8.2km) | 島式ホーム1面2線を有する交換駅。 駅舎は4階建てマンションの1階にある。 五百羅漢に似たつくりの有人駅である。 | |
富士フィルム前 (9.1km) | 単式ホーム1面1線の無人駅。駅舎らしい駅舎がある。時計台のある公衆トイレもある。 | |
大雄山 (9.6km) | 島式ホーム1面2線と側線、車庫を有する終着駅。 駅前はバスターミナルになっており、駅を取り囲むような形で、スーパーやホテル、銀行などのビルが林立する。沿線では小田原に次いで活気がある。 |
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