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三河のハブ・豊橋駅
2012.11.4
出張レポート(21)
豊橋駅は、人口37万人を数える東三河地方の中核都市・豊橋市の中心駅である。
同駅は、JR東海と名古屋鉄道の共同使用駅で、東海道新幹線、東海道本線、飯田線、名鉄名古屋本線が構内を共用している。
このほか隣接して豊橋鉄道の渥美線新豊橋駅と東田本線(市内線)駅前駅がある。
文字通り三河の交通の要衝である。
(訪問日:8月15日)
1.東海道新幹線
東海道新幹線の駅は、中央に通過線を有する2面3線の構造である。下り13番線が単式ホーム1面1線で、上り11、12番線が島式ホーム1面2線である。上り11番線は普段は使用せず、予備ホームとして使用する。
写真=豊橋駅を通過する700系新幹線
2.東海道本線・飯田線・名鉄名古屋本線
豊橋駅で特徴的なのは、飯田線と名鉄名古屋本線との関係である。豊橋駅から平井信号場までの約4kmの区間は、建設時の経緯から飯田線と名鉄名古屋本線で線路を共用している。当時の契約が現在でも残っており、名鉄の列車本数は1時間に6本を最大とし、しかも3番線しか使えないという窮屈なものである。
一方、JRは、1、2番線を飯田線専用、4番線を飯田線と東海道本線の共用、5〜8番線を東海道本線用と贅沢な配置である。
3.豊橋鉄道
渥美線は豊橋駅に隣接する新豊橋から三河田原まで、18kmを結ぶ鉄道線である。列車はほぼ終日、15分ヘッドで運転されており、利便性は高い。
車両はすべて元東急7200系で、豊鉄では1800系と改称されている。
パークアンドライドを推進しており、高師駅などに隣接して大きな駐車場がある。
豊橋駅前は東田本線(市内線)のターミナルでもある。東田本線は駅前−赤岩口間4.8kmと井原−運動公園前間0.6kmの短路線であるが、市内交通の要として活躍している。
T1000形車両は、「ほっとラム」の愛称をもつ全面低床・全鋼製連接車(2台車3車体)で、2008年(平20)に導入された。
名鉄は、日中30分サイクルのパターンダイヤで、3つの種別の列車が着発する。
写真左から2200系快速特急、1000系特急、6800系急行
写真左=飯田線運用の313系
写真右=東海道本線運用の211系
【クリックで拡大】
写真左=車両基地のある高師駅、隣接してP&R用駐車場あり
写真右=クリニック開業の宣伝ヘッドマークをつけた編成
バリアフリーのT1000形車両
豊橋駅前を行き交う市内線路面電車
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