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体験レポート

2006.9.17

「富士吉田まちめぐり」に参加

2006年9月17日(日)、富士吉田商工会議所と下吉田まちづくり研究会が主催し、富士急行株式会社が事務局を務める「富士吉田まちめぐり」が実施された。
本町界隈は、昭和の雰囲気が色濃く残っている。
普段歩きなれている道ではあるが、新たな発見を求めて参加した。
出発場所の下吉田駅に着いたのは11時少し前。受付を済ませて第4班の一員となった。私たちの班は30名ほど。全体では約150名が参加した、とは関係者の弁。地元の人、以前住んでいた人、東京から来た人など、参加者の中身はさまざまだ。
ゴールに到着した参加者の多くが満足感にあふれていたのは、商店街の人や町の人、富士急社員の方々など、このイベント実施に携わった多くの関係者の熱意が伝わったからだろう。
      (よいイベントを企画していただきありがとうございました)

下吉田駅前には三輪自動車が置かれていて、
昭和レトロの散策ムードを盛り上げた。

①下吉田駅

出発前に説明を聞く参加者

②小室浅間神社

富士急行発行の
参加証明書

約1200年前に創建された小室浅間神社
9月18日から19日にかけては例大祭で、
伝統行事「やぶさめ」が行われる。

小室浅間神社
特製の「富士山
御神水」がプレ
ゼントされた。

③旧下吉田町役場

建築年不明ながら各種資料により明治末期の建築と
みられる。「下吉田町役場」のあとも「市立図書館
」、
「ことばの教室」などとして使われてきたため撤去を免
れた。傷みが激しいため市で保存を検討している。

④月江寺の池

かつて市民の憩いの場であったが、渇水したため
いまではポンプで水を供給している。ボランティア
グループが掃除をしているが、すぐに藻が発生し
てしまう。今年は市で新たな井戸を掘り、浄化を進
める計画である。

⑤旧角田医院

大正末期、東京から宮大工をよんで料亭として建てさせた。
そりのある垂木や戸袋の彫物など、往時の繁栄を偲ばせ
る建物だ。

⑥子の神通り

かつての繁華街である西裏地区には狭い路地が入り組
んでいる。子之神神社のある「子の神通り」もそのひとつ。
地元の守り神であり、子供たちの遊び場だった。 

⑦まつや茶房

2年ほど前までは、「マツヤ履物店」として下駄や
草履などの商いをしていたが、今は喫茶店と小物
の販売に衣替えしている。

⑧新世界通り

戦後、今の北富士演習場へアメリカ軍が進駐して来
たため軍人相手の歓楽街として栄えた。昭和40年に
火災があって飲み屋街に衣替えしたがその後衰退し、
今では空家が多い。

⑨月の江書店

月江寺通り商店街の有名店。「ピーナッツ」をはじめ
映画やテレビドラマに再三登場した。先代は相当の
文人で、看板に記載されている都留公論社を興して
同人誌を発刊し、また数多くの楽曲の作詞をした。

先代が作詞し古関
裕而が曲をつけた
都留公論社の社歌
「希望の灯」の楽譜

⑩ユースホステル

狭い路地の途中にある富士吉田ユースホステルは、
昭和11年に建てられた和風建築。客室は和室6室の
みの小ぢんまりしたつくりながら、外国人利用者(特に
ヨーロッパ系)が6〜7割を占める国際派だ。宿泊料金
は2700円、朝食は500円とリーズナブル

⑪旧山一酒店

立派な看板がそのままの残っている酒屋だった建物

⑫絹屋町

かつて織物産業が隆盛だったころ、糸屋や撚糸屋
が軒を連ねていた絹屋町。東京・名古屋・大阪など
から仲買人が訪れ、市が開かれるなど賑わった。

⑬カフェ月光

昭和レトロの雰囲気に満ちた店。喫茶店のほか衣料品
なども販売している。天井の低い2階も独特のつくり。 
 

⑭中村会館

「まちめぐり」のゴールは当地区のコミュニティーセンター
である中村会館。
庭にはテントがはられ、甘酒がサービスされた。

途中「すずや」さん
では、「月江寺通り
商店街」の提供に
よるコロッケの無料
サービスがあった。

「吉田のうどん」が
100円の店も特別
に出店した。

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