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岳南鉄道見学撮影会
〜貨物列車を中心に〜
鉄道友の会静岡支部は6月28日(土)、平成20年度の総会を開催し、あわせて岳南鉄道の見学会を実施した。見学の目玉は貨物列車の運転で、約30名の参加者は電車で先回りして移動しながら入換作業などを観察をした。
≪こころよく迎えていただいた岳南鉄道職員の皆様、ありがとうございました≫
【情報】岳南富士岡駅に留置されている5000形車両2連2編成は、7月7日から解体工事に入るとのことです。 |
1.本吉原から岳南富士岡へ
参加者は、本吉原13時26分発の下り電車でいったん岳南江尾に向い、つかの間の列車旅を楽しんで折り返し、13時49分に岳南富士岡に到着した。
当駅ではまず、この7月7日から解体がはじまる5000形を観察。ここ数年間のうちに、さらに傷みが激しくなったようだ。
引き続き、工場を見学させていただいた。
参加者は、ED403号機と入庫中の7002Fを間近からカメラにおさめて満足の様子。
岳南富士岡の駅舎はかぐや姫のイラストが施された派手なデザイン。構内には多くのネコが住みついて、職員に可愛がられている。
2.岳南富士岡から比奈へ
岳南富士岡からは、14時23分発の吉原行電車で比奈へ向かう。比奈は岳南鉄道貨物輸送の要で、7人の職員が作業に当たっているという。
当駅では、コンテナ車2両を402号機から501号機へ引き渡す場面を見学。息のあった作業に参加者は目を奪われた。
比奈駅の待合室では天井の照明器具の脇にツバメが巣をつくり、子育てに励んでいた。富士岡駅のネコといい当駅のツバメといい、動物や鳥が自然に集まり、安心して暮らしている姿には心が和む。
掲示板にはビール電車のポスターが貼ってある。兄貴分の富士急行線で運転しているのと同様のイベント列車である。
ポスターにもあるとおり、岳南鉄道は今年、開業60周年を迎える。年末には各種イベントを計画しているようなので、期待しよう。
3.比奈から岳南原田へ
比奈でコンテナ車2両を受け取った501号機は、岳南原田駅まで来て、コンテナ車2両を増結し、比奈へ引き返す。
参加者は比奈14時56分発吉原行で先回りし、岳南原田駅で501号機を待つことにした。
ほどなく、製紙工場の間から501号機が顔を見せた。
岳南原田でコンテナ車4両になった編成は、機関車が小ぶりなだけに堂々として見える。
参加者は、カメラやビデオの撮影に余念がない。
4.岳南原田からふたたび比奈へ
501号機が比奈へ戻るのに先回りして、15時30分発の岳南江尾行に乗車。ホームで出迎えることにする。
501号機は比奈駅で、本務に当たっている402号機にコンテナ車を引き渡す、との説明を受けたが正直のところ、このあたりまでくると入換作業を撮りながらも何をどうしているのか次第に分からなくなってきた。最近、記憶力に加えて思考力もかなり衰えてきているらしい。
ともあれ、作業の様子はいかにも職人技といえるもので、見ているだけでも楽しい。
比奈駅で最後の見学をしたあと参加者は、16時30分発の吉原行に乗って帰路についた。
本吉原駅で待つことしばし「かぐや富士」(8000形)がやってきた
岳南富士岡構内に留置されている5000形 傷みが激しく近々解体の運命に 【クリックで拡大】
製紙会社のロゴが入ったED403号機 【クリックで拡大】
岳南富士岡駅に隣接した工場
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かぐや姫のイラストとネコがシンボルの岳南富士岡駅
貨物輸送の拠点 比奈駅正面
402号機(写真上)から501号機(写真下)へコンテナ車2両を引き渡す
比奈駅に掲示されているビール電車のポスター 【クリックで拡大】
コンテナ車2両を増結した501号機
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工場の間を縫って貨物列車がやってくる 【クリックで拡大】
岳南鉄道の各駅は花で彩られている
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ひと回り長くなって比奈駅に戻ってきた 【クリックで拡大】
比奈駅における入換作業三景
連結作業は見ている者も緊張する
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80000系貨車を引く501号機
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2008.6.29
行動レポート
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