天ヶ瀬町には地形上、所々に滝が点在すしています。 この
桜滝は、五馬高原に源流を発し、玖珠川に合流する合楽川にかかる、 落差約25m、幅約15mの滝です。 水量が豊富で、流れ落ちる滝水が無数の非常に細かい筋になり、飛沫が桜の花の様であることから、 桜滝という名が付けられました。
「
慈恩の滝
」・「
観音の滝
」 とともに天瀬の三瀑のひとつとされています。
豊後国誌によれば、「桜花瀧は五馬の荘桜瀧村にあり高さ五丈あまり、 砕け散ること花の如く、流化することスダレの如し」と紹介され、 江戸時代より文人、墨客に愛された滝なのです。
JR天ヶ瀬駅のすぐ近くに、桜滝の駐車場が整備され、トイレも完備されています。 以前はJRの線路を渡って滝までの歩道が続いていましたが、 現在は滝への道が整備され、線路の高架下を歩いて行けるようになりました。 滝のすぐ手前にはふれあい広場も整備されています。