長崎市の外海地区にあるカトリックの教会堂で、国の重要文化財に指定されています。
信徒発見以来、外海地区にも多くの潜伏キリシタンがいたことを知ったプチジャン司教は、 マルク・マリー・ド・ロ神父を1879年(明治12年)に出津・黒崎地区の主任司祭として赴任させました。
ド・ロ神父は生涯を外海地区に捧げることとなります。
出津教会は1882年(明治15年)、ド・ロ神父が私財を投じて建設した教会堂で、 1881年に着工され、翌年に完成しました。 当時はレンガ造りの壁面で、内部は漆喰塗り、木造桟瓦葺き寄棟造り、 内部は三廊式平天井でした。
その後信徒の増加に伴って、 1891年(明治24年)に増築し、祭壇部に塔を建て、屋根は祭壇部が切妻造り、玄関部は寄棟造りとなりました。
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