旧国鉄時代、熊本〜延岡を結ぶ九州横断鉄道の計画がありました。 熊本〜高森間、延岡〜高千穂間がそれぞれ開通、後は高森〜高千穂間を開通させれば、九州横断鉄道は完成する筈でした。
しかし、 高森線と高千穂線を結ぶトンネル工事が昭和48年に着工されましたが、 昭和50年2月にトンネルから大量の地下水が湧き出るという事故が発生し、 2055m掘った時点で工事を中断、その後トンネル工事が中止となりました。 その為、九州横断道路も未完成となってしまいました。
現在「高森湧水トンネル公園」として公開されているのは、この出水事故によって工事が中止となったトンネルを再利用したものです。
高千穂側でもいくつかのトンネルが掘られていましたが、そのひとつが 「
トンネルの駅
」として再利用されています。