このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 塚原温泉 火口乃泉 

 ▲ 左側の建物が男女別内湯、右側の建物が受付と休憩所
塚原温泉 火口乃泉
大分県由布市と別府市の境界近くにある、標高1045mの伽藍岳(がらんだけ)はトロイデ型の活火山です。 その西側中腹に塚原地獄から湧き出る源泉をかけ流しにした日帰り入浴「塚原温泉 火口乃泉」があります。
平安の頃より湧き続ける温度約60℃、pH値約1.4という強酸性のお湯で、 皮膚病やアトピーに効くと評判で、遠方から訪れる人もおられるようです。 殺菌効果が高く皮膚病に効果のある温泉ですが、その分肌への刺激は強く、傷があるとピリピリと刺激があります。
(かなり強力なお湯なので、皮膚疾患のある方は下調べをして行かれた方が良いと思います。)
(筆者は、少し皮膚に湿疹が出来たな・・・とか、ちょっと体が痒いな・・・とか思ったときに、こちらのお湯に浸かりに行きます。)
男女別の内風呂と露天風呂、5室の貸切内風呂、休憩室があり、全て別料金となっています。 露天風呂は冬季は閉まっています。


 ▲ 塚原温泉 火口乃泉。男女別内風呂
平安時代、源為朝が山で狩りをしていたとき、傷ついた鹿が湯だまりに浸かって傷を治すのを見て発見されたと伝えられています。
薄い黄緑色をした湯は、pH値約1.4という強い酸性で、酸性度の高さは日本第二位です。 鉄イオン含有量の多さは日本第一位、アルミニウムイオンの多さも日本第二位という薬湯です。

山の中腹まで上って行きますので、湯布院温泉からかなり離れていますが、 いつ訪れても駐車場には車が沢山停まっています。 それだけ効能が素晴らしいお湯という事なのでしょう。




 ▲ 男女別内風呂 女湯

 ▲ 男女別内風呂 女湯脱衣所
男女別内風呂は、大人7〜8人程度の小さな共同浴場です。
お湯の成分のため、石鹸・シャンプーの使用は出来ません。
お湯に浸かったり、上がったりを繰り返す方がおられますが、 塚原温泉のお湯は、肌についたお湯が自然に乾くときに成分が浸透するので、浸かり・乾かしを繰り返すと効果的だそうです。
薄い黄緑色のお湯には、白い湯の花が浮かんでいます。 口に含むと何とも言えない、酸味の強い味で、例えるならクエン酸を飲んだ様な味です。


 ▲ 男女別内風呂 女湯

 ▲ 男女別内風呂 女湯
別府八湯温泉道 第100番
別府八湯温泉道に挑戦!?

「塚原温泉 火口乃泉」は、別府の温泉(一部近郊の温泉も含まれます)88湯を巡るスタンプラリー 「別府八湯温泉道」に参加されています。

古くは豊後国速見郡に点在する別府十湯の一つでしたが、 大正時代の行政区画の変化により、由布院温泉と共に別府十湯から外れました。 それに因んで、「別府八湯温泉道」に加入されているようです。

 ▲ 男女別内風呂 女湯

 ▲ 男女別内風呂 女湯
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家族風呂
家族風呂は1室2000円で、湯船は大人2人で丁度良い程度のサイズです。
浴室内には水道のカランが付いていますが、 「節水にご協力下さい。タンクの水がなくなります」「飲めません」という注意書きがありました。
家族風呂も、男女別の浴場と同じく、お湯の成分のため石鹸・シャンプーの使用は出来ません。
脱衣所には扇風機、鏡、脱衣籠が備え付けられていました。
家族風呂4室はどの部屋も同じ造りで浴槽の大きさも同じだそうです。 何度か利用しましたが、どの写真を見ても同じでした。(同じ部屋なのか??)

また1室だけ離れ家族風呂という部屋があり、料金は2500円(大人2人、小人2人まで。追加料金あり)です。 浴槽が2つ(といっても隣り合わせに並んだ浴槽)あり家族でゆったりと入浴出来ます。

 ▲ 写真左側(奥)の建物が露天風呂、写真右(手前)の建物が家族風呂

 ▲ 家族風呂浴室

 ▲ 家族風呂脱衣所

 ▲ 温泉成分表
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露天風呂
男女別の露天風呂では、豊かな自然を眺めながらの入浴が楽しめます。 室内で入浴する内風呂や家族風呂に比べて、お湯の温度が低く、長時間浸かっていられました。

 ▲ 男女別露天風呂


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 塚原地獄 
塚原地獄
標高1045mの活火山・伽藍岳(がらんだけ)中腹に、もくもくと白煙を上げる塚原地獄を見学するには、 「塚原温泉 火口乃泉」の受付で入場料を払い、家族風呂の手前から続く遊歩道を2、3分上っていきます。 すると硫黄の臭いが鼻を突き、ゴーッという蒸気の音が聞こえてきます。

塚原地獄は、以前は噴気帯で形成される地獄と思われていたそうですが、 1995年にパワーショベルで作業中に一部が陥没して熱泥が噴出し、現在では火口を形成しています。
以前は山頂付近に珪石の鉱山があったそうです。
この塚原地獄・塚原温泉のある位置は、別府明礬温泉の反対側に当たります。

 ▲ 塚原地獄遊歩道入口

 ▲ 遊歩道を抜けると、蒸気の上がる地獄へ (2017.9.26.撮影)

 ▲ 火口乃泉 (2017.9.26.撮影)

 ▲ 塚原地獄からの眺め
公式サイトに掲載されている火口の写真は、まるで坊主地獄の様に沸き立っている様子が見られますが、 筆者が訪れた時には、エメラルドグリーンの乳白色の穏やかな火口でした。
塚原地獄を見学していると、気象庁の方が火口の近くまで行かれて調査をされているところにぶつかりました。 やはり活火山なのですね。

 ▲ 塚原地獄 (2010.12.12.撮影)

 ▲ 火口の様子 (2010.12.12.撮影)

 ▲ 火口の様子 (2017.9.26.撮影)

 ▲ (2010.12.12.撮影)

 ▲ (2017.9.26.撮影)

 ▲ (2017.9.26.撮影)
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塚原温泉 火口乃泉 DATA
住所大分県由布市湯布院町塚原1235
電話番号0977-85-4101
利用時間6〜9月 9:00〜19:00(受付18:30)
10〜5月 9:00〜18:00(受付17:00)
料金大浴場:500円(小人200円)、家族風呂:2000円、離れ家族風呂2500円、露天風呂:600円(小人200円)、休憩室:1000円
駐車場10台。無料
公式HP
備考

塚原地獄 DATA
利用時間9:00〜17:00(冬季16:00)
料金大人:200円、小人:100円
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last visited : 2017/9/27

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