このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 山川温泉と旧国鉄宮原線のアーチ橋 (汐井川橋梁・堂山橋梁) 

 ▲ 国道387号から山川温泉へと入ると最初に見える風景。中央に見えるアーチ橋の手前にあるのが、ホタルの里温泉 
山川温泉
熊本県小国町のわいた温泉郷・山川温泉は、小国町を走る国道212号線を、 「 道の駅 おぐに 」のある国道387号へ入り、わいた温泉郷方面へと走ります。 わいた温泉郷の中で一番手前(小国町中心部に近い方)にあるのが山川温泉です。 国道387号線に山川温泉の案内標識が出ているので、その通り右折します。

山川温泉に入るとまず見えるのが、上の写真の風景です。 遠くに涌蓋山を望み、手前には棚田が広がっています。 そしてこの辺りから、小国町に点在する旧国鉄宮原線のアーチ橋が2つ見えるのです。
2つのアーチ橋のうち、左側にあるのが 「汐井川(しおいがわ)橋梁」 です。 その右側であり、涌蓋山の手前に見えるのが、「堂山(どうやま)橋梁」 です。 この橋の手前には 山川温泉の共同浴場のひとつ、「 ホタルの里温泉 」があります。

旧国鉄宮原(みやのはる)線は、かつて大分県九重町の久大線恵良駅から、小国町の肥後小国駅まで約26キロを結んでいた鉄道路線です。 1935年に着工し、戦争を挟み1954年(昭和29年)に全通しましたが、1984年、赤字ローカル線の筆頭として全線が廃止されました。 山間部の為、橋が多く、計8基のコンクリートアーチ橋が架けられました。 現在小国町には7基の橋が現存しており、2004年に国の登録有形文化財に登録されました。

旧国鉄宮原線汐井川橋梁
構造:コンクリート造3連アーチ橋、橋長36m。年代:昭和13年頃。
筑後川水系潮井川に架けられた充腹式コンクリート造3連アーチ橋。径間長10mでアーチ内側はほぼ半円アーチ形状とし、橋脚形状は他と同様に末広がり。

旧国鉄宮原線堂山橋梁
構造:コンクリート造3連アーチ橋、橋長36m。年代:昭和13年頃。
汐井川橋梁の南方に位置し、筑後川水系北里川に架けられた充腹式コンクリート造3連アーチ橋。橋脚の長さを除き、汐井川橋梁とほぼ同様の構造形式及び規模。

 ▲ 堂山(どうやま)橋梁と、その手前にあるのがホタルの里温泉

 ▲ 汐井川(しおいがわ)橋梁

 ▲ 潮井川と汐井川橋梁

 ▲ 堂山橋梁

 ▲ 堂山橋梁の手前に建つホタルの里温泉
堂山橋梁の下を通り抜け、更に進むと山川温泉のもうひとつの共同浴場があります。 この辺りに山川温泉の宿泊施設が集まっている様です。 山川温泉の主な宿は、「旅館 小杉庵」「旅館 華柚」「しらはなシンフォニー」です。

共同浴場へは車一台程の細い路地に入ります。 「山川部落温泉入浴場」と書かれた共同湯は、その路地から下に見える、質素な建物です。 駐車場は共同湯を通り過ぎ、川を渡った山川公民館の駐車場を利用します。

 ▲ 山川温泉共同浴場はここから入る

 ▲ 山川部落温泉入浴場

 ▲ 無人の野菜販売が田舎らしい

 ▲ 右奥の建物がしらはなシンフォニー
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山川温泉 DATA
住所熊本県阿蘇郡小国町北里
電話番号
料金
駐車場
公式HP
備考
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last visited : 2012/03/15

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