このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
<岬と灯台写真館>
安乗崎と安乗埼灯台(三重県)
2001年1月12日午後に安乗崎(三重県)で撮った写真です。
2泊3日で、伊勢志摩の旅に出かけ、伊良湖からフェリーで鳥羽へ上陸し、風光明媚な志摩の海を写真に撮りながら、安乗崎(あのりさき)へと至りました。ここは、志摩半島の中央部に深く切れ込んだリアス式海岸で有名な的矢湾(まとやわん)の入り口に位置し、伊勢志摩国立公園の一部を成しています。灯台周辺からの眺めは秀逸で、そこに建てられた伊良子清白の 「安乗の稚児」 詩碑は、なんとも言えない哀愁を添えていました。しばし、風景に見とれながら、カメラのシャッターを切り続けていました。
☆安乗埼灯台 | 地図 |
安乗埼灯台 (2001年1月12日撮影) |
| <特徴> <歴史> <現況> |
木造の初代安乗埼灯台(船の科学館) |
安乗崎周辺の海 |
対岸の菅崎とともに、的矢湾の入口を形成している長い半島の突端が安乗崎です。従って、右手には雄大な太平洋を望み、左手には、波静かな的矢湾と、異なった海の風景を堪能できる景勝地です。灯台直下は、高さ20mほどの海蝕崖をなし、荒々しい磯ともなっています。良く晴れ渡った日には、海越しに富士山が見えることもあるとか...。とにかくすばらしい景観です。
「安乗の稚児」の詩碑 |
安乗岬園地の一隅に、伊良子清白の 「安乗の稚児」 詩碑がひっそりと立っています。明治詩史に残る詩集『孔雀船』の中の一篇で、黒御影石に「荒壁の小家一村 こだまする心と心 稚児ひとり恐怖をしらず ほほゑみて海に対へり」と刻まれています。清白は、鳥羽市小浜の漁村で、23年ほど開業医を営んでいました。この詩は、嵐に襲われた安乗の光景を歌ったもので、清白の代表作と言われていますが、なんとも言い難い雰囲気を持っています。
岬と灯台写真館へ戻る | |
旅の写真館へ戻る | |
ホームページへ戻る |
*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |