このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> あげはちょう科

ギフチョウ


ギフチョウ(岐阜蝶)
学 名Luehdorfia japonica
科 名あげはちょう科 
時 期年1回、3月〜4月
寒冷地では5月〜6月
分 布本州(秋田県〜山口県)
大きさ(前翅長)28-35mm
(開張)50-60mm
生育地平地〜山地の落葉広葉樹林など
<特徴>
 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、平地〜山地の落葉広葉樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の表側も裏側も、黄白色地に黒い縞模様が目立ちます。後翅の亜外縁や肛角部近くに赤色や青色の斑紋があり、尾状突起もあります。よく似ているのにヒメギフチョウがいますが、ヒメギフチョウの方がやや小さく、後翅外縁ぶに橙色の斑紋があるのがギフチョウで、黄色の斑紋はヒメギフチョウとなって識別されます。森林の低い位置ではややゆるやかに飛びますが、高いところでは早く飛ぶ傾向があります。幼虫は、カンアオイ類、ウスバサイシンなど(ウマノスズクサ科)を食べます。

<名前の由来>
 最初、岐阜(ギフ)県で発見されたので、その地名をとって命名されました。

<備考>
 オスと比べ、メスは丸みがあり、胸部と腹部の長毛が少ないです。環境省レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類

ギフチョウ(あげはちょう科) 2012年4月15日午前、大平森林公園(新潟県見附市)で撮影

2012年4月15日午前、大平森林公園(新潟県見附市)で撮影しましたが、1頭だけゆるやかに飛んでいました。

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