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<岬と灯台写真館>

引田鼻と灯台(香川県)

2005年2月12日午後に引田鼻(香川県)で撮った写真です。


 2泊3日で、淡路島と瀬戸内海東部の岬と灯台巡りの旅に出かけ、東海道新幹線「のぞみ1号」と在来線を乗り継いで西明石駅へ至りました。レンタカーを3日間借り、明石海峡大橋を越えて、淡路島へと入っていき、まず、 江埼灯台 、震災記念公園見、洲本城跡と市立文化史料館、 高埼灯台 、生石公園と巡って、うずしお温泉「民宿やまの」に泊まりました。翌朝は、9時前に出立して、まず門崎(鳴門岬)へと向かい、 門埼灯台 、鳴門のうずしおをカメラに収めてから大鳴門橋記念館を見学し、大鳴門橋を渡って、対岸の四国へ至りました。そこで、 孫埼灯台 、「渦の道」、大鳴門橋架橋記念館「エデイ」と巡り、近くの店で、昼食にアナゴ丼を食べてから、次の目的地へと向かいました。島田島を経、国道11号線に出て西へ走り、香川県引田町へと入っていって、引田鼻(ひけたはな)灯台へ行こうと思ったのですが、山の上にあって、車で行ける道がないのです。仕方がないので、山麓に車を駐めて、山道を登って行きました。かなり険しかったけど、道しるべがあったし、引田港の見晴らしが良かったので、がんばったのです。ここは、中世の引田城跡で、石垣や土類も残っていました。そんな道を歩き続けて、20分ほどでやっと灯台のある先端へたどり着きました。瀬戸内海の眺望がすばらしく、沖に二つの小島(松島、通念島)があって、絵のような風景に感激して、シャッターを切り続けたのです。

☆引田鼻灯台地図
引田鼻灯台 (2005年2月12日撮影)
引田鼻灯台の概要
番号 3972
位置 北緯 34度14分04秒 
東経 134度24分40秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
レンズ 無等
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光度 3千5百カンデラ
光達距離 12海里(約22km) 
明弧 全度
灯塔高 7.8m(地上〜塔頂)
標高 75.0m(平均海面〜灯火)
初点灯 1954年(昭和29)3月26日
所在地香川県東かがわ市

<特徴>
 引田鼻灯台は、香川県の引田鼻の突端に立つ白亜円形の 小型灯台 です。周辺は、瀬戸内海国立公園に指定され、瀬戸内海から淡路島を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1954年(昭和29)3月26日に設置、 初点灯 しました。その後、1992年(平成4)3月に改築されています。

<現況>
 現在の 灯塔高 (地上から塔頂まで)は7.8m、 標高 (平均海面〜灯火)は75.0mで、 光度 は、3千5百カンデラ、 光達距離 は12海里(約22km)です。

引田鼻灯台のプレート引田鼻灯台の塔頂部

☆引田鼻周辺の海

松島と通念島東方向(島田島)を望む
北西方向(安戸池)を望む北方向(瀬戸内海)を望む

 引田鼻からの瀬戸内海の眺望はすばらしく、沖に二つの小島(松島、通念島)があって、遠景に淡路島がかすみ、絵のような風景です。東方向には島田島、北西方向には日本で最初にハマチの養殖をはじめたという安戸池も望めます。景観のみごとさに感激して、シャッターを切り続けたのです。


☆引田漁港を望む

引田漁港を望む

 引田鼻灯台へ向かう遊歩道の急坂を登っていく途中からは、引田漁港を一望の下にすることが出来ます。ここは、天然の良港で、かつては、瀬戸内海の海上交通の拠点として、東讃随一の商港として栄えたとのことです。江戸時代には、塩・砂糖・綿の讃岐三白をはじめとした荷を大阪へと運ぶ船が行来したそうで、今でも昔の問屋や商家の古い街並みが残されています。


☆城山園地

城山園地の案内図城山園地の椿の花
引田城跡の石垣

 引田鼻一帯は、中世の城跡で、代々四宮氏、仙石氏、十河氏、生駒氏などにより改修が加えられ、近世の城として体裁を完備していきましたが、1615年(元和元)の一国一城令により廃城となったそうです。現在は、城山園地として整備され、遊歩道に沿って歩いていくと、石垣や土類、空堀などを見ることが出来ます。園地の一角に椿の木が植えられていて、赤い花が咲いていました。


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