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秘湯めぐりの旅(1)

<新湯温泉−霧島温泉郷>

1995.12.15-17


*1995年12月15日(金) 宮崎厚生年金会館に泊まる。

・飛行機で宮崎へ

 仕事で宮崎へ出張した。羽田から宮崎空港へ着いたのだが、あちらは暖かで、同じ日本列島の内なのかと疑いたくなるような気候だった。
 宿泊した宮崎厚生年金会館は宮崎駅前にある新しくてとても立派な施設で、低料金で泊まれるので、コストパフォーマンスは高いと思う。


*1995年12月16日(土) 天ヶ瀬→霧島神宮新湯温泉

・天ヶ瀬、御池、霧島神宮と巡る

 仕事は土曜日の午前中で終わったので、少し足を延ばして霧島まで行き、1泊2日の小旅行を楽しんで来た。土曜日の午後から宮崎市内でレンタカーを借り、西に走って、途中天ヶ瀬城に立ち寄ってから、一路霧島を目指したのだ。まず、御池を見学してからは、国道223号線を走って霧島神宮へと向かった。ここは、高天原から高千穂峰に降り立ったというニニギノミコトを祭っていて、まさに神話の世界なのだ。参道をまっすぐ歩いていくと、石畳の先に朱塗りの社殿がある。なかなか風格のあるたたずまいだ。しっかりと参拝した後は、周辺を巡ってみることにした。

御池から高千穂峰を望む霧島神宮の社殿
霧島神宮の公式ホームページへ

・霧島民芸村の露天風呂へ

 霧島神宮の大鳥居の横に、霧島民芸村というのがある。入村料500円(注:現在は無料)を払って、立ち寄ってみることにしたのだが、村内を見学していたら、意外なことに、そこに露天風呂があるのだ。入浴自由と書いてあったが、タオルなどは車の中に置いてきてしまい、一端外へ出てから再入場するのもどうかと考えたので、そのまま通り過ぎようとも思ったのだが、とても風情のある露天風呂で、後ろ髪を引かれた。思案したのだが、他に誰も観光客がいないのを幸いに、思わず服をぬいで飛び込んでしまった。湯はとても良かったものの、問題は、どうやって濡れた体を拭くかだ。いざとなったら肌シャツをタオル代わりに使って、Yシャツを直に着て、車に戻り、着替えればよいと腹をくくった。湯から上がり、脱衣場の下を見ると、足拭き用のタオルが置いてあった。それが、結構きれいそうで、観光客も少なく、この季節では、露天風呂に入る人はそういないだろうと判断して、それで体を拭いて、服を着て出てきてしまった。まあ、大の温泉好きでないとやらないことだが、変わった思い出となった。それからは、一路宿泊予定の新湯温泉に向かって、車を走らせた。 

★霧島民芸村の露天風呂に入浴する。<入浴料は入村料500円だけ>







霧島民芸村露天風呂のデータ
入浴料金現在は寸志だけで入浴できるが露天風呂のみ
営業時間入村時間 9時〜17時30分(10月〜3月は17時まで)
住所、電話〒899-4201 鹿児島県姶良郡霧島町田口2458
<問合先>霧島民芸村 TEL(0995)57-3153
交通JR日豊本線霧島神宮駅より林田温泉行きバス15分霧島神宮前下車
温泉名霧島神宮温泉
泉温と成分源泉45度の単純硫化水素泉
温泉の効能神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え症など
霧島民芸村の露天風呂
霧島民芸村の公式ホームページへ
新湯温泉「霧島新燃荘」

・風情のある湯治場

 目指す宿は霧島温泉郷の最高所にある民営国民宿舎「霧島新燃荘」だ。標高920mに湧く山中の一軒宿で、そこに着いたときには木造2階建ての古風な湯治場風の作りにすっかり気に入ってしまった。荷物を置くとさっそく温泉の大浴場へ...、川端に大きな屋根をつけたような湯治場風の木の湯船に、硫黄の臭いが強い濁った湯が流れ込み、とても風情がある。どちらかいうと、近代的なホテルより昔風の旅館が好きで、こういう温泉を見ると感激してしまうのだ。地元のおじいさんと湯船に浸かりながら話をしたのだが、皮膚病にとても良く効き、水虫なんかすぐによくなるとのことだ。私が関東の方から来たと言うととても懐かしがって、「自分も若い頃は東京に働きに出ていた」と話してくれた。こういう、地元の人との語らいが、湯治場ならではで、とても好きだ。この宿は、今から40年くらい前の1954年(昭和29年)の台風による土砂崩れで押しつぶされ、多くの犠牲者を出し、再建不能といわれていた中で、旅館の主人が一人で埋もれてしまった泉源の発掘を続け、5年以上の月日を経て復興したという歴史がある。まさに執念で再発掘したとのことだ。そのおかげで、今でも昔の風情をたたえた湯治場が残されているのはうれしい限りだ。夕食は、地元でとれた虹鱒の塩焼きと鯉のあらい、山菜、きのこなどでとても素朴でおいしく気に入った。地酒を2本燗してもらい、飲みかつ食べるのはとてもいいものだ。そうこうして、湯治場の一夜は過ぎていった。

*新湯温泉「霧島新燃荘」へ泊まる。<1泊2食付 7,000円(込込)>

新湯温泉「霧島新燃荘」の外観大浴場




源泉名新湯温泉
湧出地鹿児島県姶良郡牧園町高千穂
湧出量
知覚白濁、硫化水素臭
泉質単純硫黄泉(硫化水素型)
泉温分類57.3℃(高温泉)
pH値5.4
液性分類弱酸性
溶存物質総量
浸透圧分類低張性
*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・慢性皮膚病・慢性婦人病・動脈硬化症・糖尿病・高血圧症

宿


民営国民宿舎「霧島新燃荘」のデータ
標準料金1泊2食付 7,000円〜(込込) 
浴室内湯6(男2・女2・貸切2) 露天2(女性1・混浴1)
入浴料金大人500円、小人200円
外来入浴時間午前8時〜午後10時 年中無休
宿泊定員木造2階建 和室12室 36名
住所、電話〒899-6603 鹿児島県姶良郡牧園町高千穂3968 TEL(0995)78-2255
交通JR日豊本線霧島神宮駅より林田温泉(霧島いわさきホテル)乗換、霧島温泉行きバスで40分、新湯入口下車後徒歩10分

*1995年12月17日(日) 人吉市街→帰途に着く

・朝風呂を堪能する

 翌朝はまず朝風呂へ、今度は内湯の家族風呂へ入った。樹齢300年のツゲの大木をくり貫いてつくった湯船は1〜2人でいっぱいだが、とてもユニークなもので気に入った。他に混浴の露天風呂もあって、けっこう色々な風呂が楽しめるのだ。

混浴露天風呂ツゲの大木をくり貫いた家族風呂

・人吉市街を散策

 宿を出てからはえびの高原を廻って、熊本県の人吉市まで行き、人吉城跡と城下町を散策した。城跡には石垣と堀がよく残り、角櫓や多聞櫓、長塀が復元されていて、盛時の状況を偲ぶことができる。城下町にも、武家屋敷や永国寺、願成寺などの史跡が散在していて、落ち着いた風情があり、古を回想することがでるのだ。また、主要な観光ポイントには、伝承蔵、焼酎蔵、みそ・しょうゆ蔵などの名前が付けられ「蔵めぐり」として回れるようにしてあった。

人吉城跡に復元された角櫓と多聞櫓

・帰途に着く

 その後は、高速道路で宮崎空港まで戻って、レンタカーを返し、飛行機で羽田空港へと飛んでいった。短い旅行だったが、とても印象に残り、リフレッシュの出来たいい旅だったように思う。


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