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私は大の温泉好きで、今までに日本全国1,000湯以上の温泉に入湯しました。その中には、いわゆる秘湯と呼ばれるところにもずいぶん行きましたが、最近では交通手段も便利になり、温泉場も近代化されたところが多くなっています。従って、昔のように徒歩で山道を歩き、天然の露天風呂に入ったり、昔ながらの湯治場の一軒宿に泊まるなんてことは少なくなりました。しかし、日本中にはまだまだ知られていない山中の一軒宿や離島の天然温泉が残っているのです。近年ではそういう温泉を探し、不便を承知で出かけていくことにしています。必ずしも良いもてなしが得られるとは限りませんが、自然に囲まれ、昔ながらの天然温泉に浸かっていると、心身共にリフレッシュされて、 温泉本来の効用 が期待できるのではと思っています。歴史のある湯治場には長い間受け継がれてきた温泉文化とでも言えるようなものがあって、新たな発見もできるのです。温泉好きの方は不便を覚悟で秘湯めぐり旅に出てみませんか?
二股ラジウム温泉(北海道)の石灰華 | 湯の峰温泉(和歌山県)のつぼ湯 |
私は、日本全国を旅して回りましたが、その途中でいろいろな温泉に入りました。その中でも、秘湯中の秘湯を5つ紹介しましょう。
その1は、カムイワッカの滝です。北海道の知床半島の奥地にあって、未舗装の林道を1時間以上車で走り、その後、川の中を30分近くよじ登ってやっとたどり着くといったところです。滝がそのまま温泉になっていて天然の滝壺に入浴します。もちろん、脱衣所も何もなく、自然のままです。
その2は、 切明温泉 です。長野県と新潟県境の秋山郷にあって、2,000 m級の山に囲まれ、冬は4mの雪に覆われるところです。この露天風呂はスコップを持って入りに行きます。川原に穴を掘ると自然に湯が湧きだしてきて一杯になります、それを川の水で調節して入浴します。特に紅葉のころはすばらしく、たとえようもありません。
その3は、 大滝温泉の穴風呂 です伊豆半島の中央部にあって 川端康成の「伊豆の踊子」 のコースの近くにあります。ここはいくつもの滝が織りなす自然の造形も美しいのですが、金を掘るために開けた50m程の横穴がそのまま温泉となっているのが特徴です。入口は男女別ですが、中でつながっています。温泉に入りながら、洞窟探検が出来るという変わったところです。
その4は、 二股ラジウム温泉 です。北海道長万部町の山奥にあって、キタキツネが出迎えてくれます。天然記念物に指定された巨大な石灰華を見ながらの露天風呂入浴は豪快です。天然の岩盤をえぐった浴槽、ドーム状の浴室など特異な雰囲気があり、宿舎は昔ながらの湯治場の風情を今に伝えています。
その5は、 湯の峰温泉 のつぼ湯です。紀伊半島の中央部山中、熊野本宮の近くにあり、かつては熊野詣の湯垢離場として知られ、日本最古の温泉の一つと言われています。河原の大岩をうがって作られたつぼ湯は昔小栗判官を蘇生させたという伝説の名湯で、2人ほどしか入れない小さなものですが、効能は抜群です。
これら5つの温泉はいずれも混浴の露天風呂で、自然のなかにあるすばらしいものです。旅の道すがら入浴されることをお勧めします。
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