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秘湯めぐりの旅(2)

<大沢温泉−花巻温泉郷>

1994.5.4


*1994年5月4日(水) 「花巻ならの里ユースホステル」に泊まる。

・動物のいるユースホステル

 ゴールデンウィークに5泊6日で、東北地方へ車で旅に出たときのこと。 2泊目に、岩手県花巻市の郊外にある「花巻ならの里ユースホステル」に泊まった。ここは、獣医さんがはじめたユースホステルで、2度目の宿泊だったが、山羊や牛や犬や猫など多くの動物達がいるし、とてものんびりしていて、暖かいもてなしとともに忘れられないところなのだ。

・車2台で大沢温泉へ

 しかし、その日は連休ということもあって結構混んでいて風呂も満員だった。それで、車で温泉に行くメンバーを募ったのだ。そうしたら、男性5人ほどが賛同して、どこの温泉に行こうかと相談したのだが、河原に露天風呂のある大沢温泉がいいだろうと言うことになった。そこで、あらためて「大沢温泉行く人いない。」と他のホステラーにも声かけてみたら、なんと女子大生3人組が連れてってほしいというのだ。さて困ったなーと思って、「そこは混浴の露天風呂なんだよ。」と話したんだが、「是非いってみたいと言うんです。」仕方がないので、「露天風呂を見てみて入れそうにないと思ったら、内湯の女性風呂に入るんだよ。」と了解させて連れていくことにした。こうして、車2台に分乗して、出発したのだ。

・河原の露天風呂での混浴

 大沢温泉に到着し、「山水閣」の帳場で温泉に入れてもらえるように頼んで、入浴料を払い、露天風呂へと向かった。私は以前にも入浴したことがあったのだが、ここの露天風呂は河原にのぞんだ大きなもので、とても気分は良いのだが、混浴で脱衣場も男女一緒、しかも入浴者から着替えているところが丸見えなのだ。普段はお年寄りしか入っていないが、さすがに連休とあっ結構いろいろな男性客が入浴していた。これでは、女性は入浴してこないなと思っていたのだが、女子大生3人組のうち、2人はさすがに入浴できないと思ったのか、内湯の方にいってしまったが、1人はせっかくここまできたのだから、一緒に入るというのだ。男性陣の方がびっくりしてしまった。水着や大きなバスタオルを持って来ているわけではなくどうするのかと思って....。仕方がないので、男性陣が先に入浴し、女性が脱衣しているときは、反対側の河原の方を向いていた、そうすると内湯の方にいった2人の内1人も戻ってきて、女子大生2人は入浴してきたのだった。他の男性泊まり客もびっくりしていた。入浴しながら、女子大生に露天風呂の感想を 聞いてみたら、「ちょっと恥ずかしかったけれど、とてもいい温泉なので良かった。」とのことだった。夜の河原から吹いてくる風が心地よく、川の流れを聞きながら入る混浴の露天風呂は忘れられない思い出となった。

★大沢温泉「山水閣」(露天風呂)に入浴する。<入浴料 400円>

大沢温泉山水閣の入り口
大沢温泉山水閣のデータ
標準料金1泊2食付 7,500〜16,000円(込込) 入浴料400円
住所、電話〒899-56 岩手県花巻市湯口 TEL(0198)25-2021
交通JR東北本線花巻駅から新鉛温泉行きバス40分
温泉名大沢温泉
泉温と成分源泉50,57,62度の単純硫化水素泉
温泉の効能婦人病・神経痛・リウマチ・胃腸病
大沢温泉の公式ホームページへ

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